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最大政党の後任総裁の決まり方! [日本考]


あれから三日足らずで、ポスト安倍は決まっちゃいましたね。官房長官が後を引き継ぐアベ院政。出来レースでしたね。

となると注目はスガ内閣の官房長官を誰がやるか?アベ内閣はスガ官房長官でもっていましたからね。スガ官房長官無きスガ政権はもつのかどうか?今はそちらに興味があります。

それにしても、自民党の政治家ってそれが当たり前と思っているのでしょうが、変な人たちですね。思想や理念、政見や政策があって政治をやっているのではないんですね。

ただひたすら出世街道を上り詰めたい。誰に着けば上に登れるか、できるだけ人脈を作って、あたりの様子を伺って、道を誤らないように去就に注意を払う。

派閥の領袖が、どの陣営に着くか、どの陣営に着くと次が有利か、決めるんですね。まるで戦国時代です。決めるとほとんどの家臣がそれに従う。国民の代表が永田町に行くと誰かの家臣になっちゃうんですね。

政策も議論も何もないんですね。リーダーが、クンクン匂いを嗅いで、こっちにしようと道を決める。野犬の群れのようでもあります。

およそ、政治家に期待するものとは違う人たちです。それが与党の、つまりプロの政治家なんですね。自民党の新総裁をめぐる動きを観ていると、そんな彼らの習性がモロに出ちゃいましたね。可笑しいですね。

可笑しくても、日本社会はこれで動いているのですから、大変です。野党の人たちは、政策の違いなど言っている暇はありませんね。ひたすらこちらに権力の座が回ってくるように、仲間の数を増やすことに専念しなければなりません。

何が正しい解決法かとなると、意見が分かれるものです。でもそれで袂を分かってはいけないのですね。少数は正しくても力がない。他党がやるより良い政治ができるなら、多少の方法の違いは乗り越えて、一枚岩にならないといけない。

まともな政治家には難しいことだけれど、我慢して大同団結していないと、出世欲だけの集団に、政権を持っていかれてしまう。

そういうことがはっきりしましたね、今回の総理辞任劇に始まる後任選び。


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