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油断ならない為政者 [日本考]

いやー、暑い日が続いていますねぇ。
温熱地獄ですねこれは。

地球人類が一致結束してこの環境変化に対処しなければいけない時に、始めた戦争をパタッと止められず、まだ侵攻を繰り返している国があるんですね。

国々はまだ覇権を争って、世界を牛耳ろうとあれこれ画策している。地球が大変な状況に陥っているというのに。

さて、前の記事で「どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います」と書きました。

こう思わせたきっかけは簡単です。今の政府の経済対策です。ガソリンが異常に高騰して日本経済に悪影響を与えていることは明らかで、なんとか手を打たなければならない状況です。

対策としては、ガソリンにかかっている「揮発油税」と「地方揮発油税」の特別税率分25.1円を廃止すればよいのです。いわゆるトリガー条項の発動です。政府はこれをせず、石油元売り大手に多額の給付金を出して価格の安定を図ろうとしています。

税金は税金として徴収しておいて、それを政府の権限で使うことによって国民の納得を得ようとしています。

また、資源高と円安で物価が高騰し、なんとか対策を講じる必要があります。消費税を一時的に引き下げれば、消費者の負担が軽減されることは明らかです。でも政府はこれをやりません。

代わりに給付金の支給を検討しています。獲る金は取って、それをどう使うか、そのさじ加減に頭を働かせているのです。というか、その権限を握って、それを楽しんでいるのです。

人々を代表して、人々のためになることを実現しようとしているのではなく、人々の生活を左右する権限を握って、その行使を生き甲斐にしているのです。政治・行政は、そのような人によって動かされているのです。

専制独裁主義の国に比べれば、その権限ははるかに小さく制限されていますが、それを大きくして、もっと国民を先制支配したいのです。そういう欲求を持っているのです、彼らは。

気候変動も油断なりませんが、こういう欲求を持つ人たちも油断なりませんな!

取り敢えず本日は以上です。


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早くも真夏、8月初めの気候となりました! [日本考]

早くも真夏、8月初めの気候となりました!

昨日の最高気温が35℃、今日が38℃とか39℃とか。日頃なるべく歩くようにしているのですが、昨日からやめました。お股を痛めないように立ち漕ぎ自転車にしました。

昨日は良かったのですが、今日は風が体温以上なので、自転車でも暑く、車で用事を済ませました。普段は大体8,000歩なのですが、昨日も今日も約4,800歩。平均をだいぶ落としてしまいますが、そんなことは気にしていられません。

私は熊谷生まれの熊谷育ちなので、暑いのはあまり苦にならず、蛙の面に水みたいなところがあったのですが、最近、段々変わってきました。暑さが半端でなくなった!

まだ、6月ですよ、25日。この暑さが1週間以上続くんだそうですよ。今宵早くも寝床を引っ越ししました。10時を過ぎたというのにまだ32℃で、いくら扇風機を回してもエアコンなしの部屋ではとても明日の朝を迎えることはできなそうです。

命に関わる暑さが訪れています。ケロッとしていたいけど、これはちょっと真剣に対応しないといけませんね。地球の気候が、気象が明らかに大きく違ってきましたね。

さて、最近思っていることは・・・

人間て、大抵は自由と平等を好むんですよね。しかし、そういう国は現実には少ない。ほとんど無い。なぜかと言うと、束縛と差別を好む人間が意外と多いからなのでしょう。

大勢の人に向かって「束縛と差別が好きな人」と訊いても「はい」と手を挙げる人はおそらく少ないでしょう。ほとんどいないでしょう。

ところが「他人を差別して束縛するのが好きな人」と問うと、これまた手を挙げる人は少ないでしょうが、内心、思い当たる人はかなりいるはずです。

どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います。

この続きはまた近いうちに!

お互い暑さには十分気をつけて、今年の長くて厳しい夏を乗り切りましょう!

すっかり暑くなって、梅雨がどこかへ行っちゃったのですが、1週間前の日曜日はまだ梅雨っぽくて、近所の公園などで紫陽花の写真を撮ったのでした。紫陽花の似合わぬ陽気となってしまいましたので、大急ぎで追加掲載致します。

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以上です。ありがとうございました[わーい(嬉しい顔)]


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あの原発事故に国の責任はない? [日本考]

原発事故に国の責任なし?
6月17日、最高裁で判決が下されました。まずは事実確認のため、jiji.com様の記事を引用します。

jiji.comより

【 東京電力福島第1原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた集団訴訟の上告審判決が17日、最高裁第2小法廷であった。菅野博之裁判長は「東電に安全対策を命じても原発事故は防げなかった可能性が高い」として、国の責任を認めない判断を示した。裁判官4人中3人の多数意見。三浦守裁判官は反対意見を付けた。

 福島、群馬、千葉、愛媛各県で住民計3663人が起こした4訴訟をめぐる初の統一判断で、全国約30件の同種訴訟に影響するとみられる。

 判決はまず、事故前の原発の津波対策について「防潮堤などの設置によって原発敷地内への海水の浸入を防ぐことを基本としていた」と指摘した。

 2002年7月に政府機関が巨大津波を伴う地震を予測した「長期評価」に基づき、東電が08年に実施した津波試算は合理性があると判断。国が対策を命じていれば、これに応じた防潮堤が設置された可能性が高いとした。

 一方で、長期評価が予測した地震の規模は、津波の高さから地震の大きさを推定した津波マグニチュード(Mt)8.2前後だったが、東日本大震災はMt9.1で、はるかに大きかったと指摘。津波による主要建屋の浸水の深さが、試算では最大約2.6メートルとされたのに、実際は最大5.5メートルだったことにも言及した。津波の浸入方向も試算とは異なっていたことなどから「防潮堤で事故は防げなかった可能性が高い」とした。

 原告側は非常用電源があるタービン建屋などを密閉する水密化などの措置も検討されていたと主張したが、「津波による原発敷地の浸水を前提にして定めた水密化措置などの法令やガイドラインはなかった」などとして退けた。


 その上で、国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。


 争点だった長期評価の信頼性や、津波を予測できたかについては判断が示されなかった。


 原告らの国に対する敗訴が確定。東電については、4訴訟で総額約14億円の賠償が確定している。(2022/06/17-21:38) 】

長々引用しましたが、問題は判決理由です。
【 国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。】

「東電に対策を命じていればこうだっただろう。だがしかし、起きた地震が想定以上に大きかったので、どっちにしても災害は防げなかっただろう。だから国の責任は問えない」

こんな理屈ってありですか?「規制権限は不行使だったが、行使していても防げなかったので責任はない」

「もう少し小さい地震と津波で事故が起きたのなら国の責任だが、あれは大き過ぎたので責任は問えない」?

どう考えても変です。国は認可して安全操業を指導する立場にあるのですから、長期評価に基づき東電に対策を命じなければいけません。それを怠るとはどういうことですか?

原発事故を心配する人に対し、安全対策を十分とっているから、これ以上心配する必要はないという態度だったのです。いわゆる安全神話を醸成し、自分達もその神話の上に乗っかっていたのです。

その結果とんでもない大事故が起きました。日頃から真剣に安全を担保しようとしていたら、操業者の安全対策も、国の地震津波の想定も当然違っていたと思われます。

「どっちにしてもあの事故は防げなかっただろう」という根拠もない安易な推定をもとに、国の不作為を問わないなどという判決を導き出すとは、そんな理屈が通ると思っているとは「アッタマおかしいんじゃないの、判事の皆さん(お三方)!」と言わざるを得ませんよね。

本日は以上です。

テレビ画面より資料映像を追加します。

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堅実さ・誠実さが薄れたか、日本人! [日本考]


Y!ニュースの記事です

【 菊地幸夫弁護士(64)が14日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。相次ぐ持続化給付金詐取事件について言及した。

(中略)

 持続化給付金詐欺事件をめぐっては約9・6億円を不正に詐取したとされる家族ぐるみの事件も起きるなど、5月末までに全国で3315件が摘発され、容疑者は3770人、立件額は約32億円にのぼるという。さらに、容疑者の62%が20代、6%が10代と若者が7割近くを占めている。

 菊地弁護士は若者の逮捕の多さに「まだ日本の教育の中で金融教育とかお金にまつわる教育はこれからの分野。お金もこれからどんどん電子マネーになっちゃうし、そういう時代で生きていく若者をどう消費者教育していくのか課題」とした。

 そして「遅れている面がこういうような簡単に話に乗っちゃって自分のやってることがいいのか悪いのか分からない若者が世の中にいっぱいいるとすると、成人年齢が18歳に下がっちゃったのは非常に不安。あるいは悪いと分かっててやった人間がかなりいるとすると、これまたゆゆしき問題」と語った。】

と菊池弁護士が指摘していますが、由々しきことですよね。まず件数が多すぎます。しかも若者が多数、安易に乗っかっちゃっています。公務員も公務員、内情を知り尽くしている税務署員が関わっています。

日本経済はもう30年以上停滞しています。20世紀末以来大型財政政策、金融緩和政策を取り続けています。最近でもやめられず、金融引き締めに転換した世界経済の潮流から外れていますから、急速な円安が起きています。

どうやっても経済が浮上して来ない状況が続いています。こうした状況と、詐欺件数の多さの間に何か関係がありそうな気がしてきました。オレオレ詐欺も後を絶ちません。

世の中の風潮が、地道に物作りに従事して経済価値を生み出し、自分の生計を立てることから「一等5億円、年1000万使っても50年・・・2000万使っても25年」こういう一攫千金の考えに変わってきてしまったのではないでしょうか。

宝くじにやましさはないでしょうが、確率が低すぎます。リスクはあるものの、詐欺事件の方がよほど成功率が高い。発覚するかしないかについてはゲーム感覚なのではないでしょうか。

オレオレ詐欺については、目の前が真っ暗になる高齢の被害者がいるわけですが「余分にある金を引き出して使ってやるだけ」程度の罪の意識なのでしょう。給付金詐欺については被害者は国ですから、罪悪感はないのかもしれません。

この正義感のなさは問題ですよね。日本人が劣化したと言わざるを得ないのでは・・・これだけ詐欺事件が多いと心配になりますね。

30年くらい前でしょうかね、過度の受験偏重教育から、興味関心や「生きる力」を重視する教育への転換が声高に行われました。

確かに、皆が皆、偏差値に拘って受験勉強を学校ですることはないのですが、行き過ぎを直し、他にも大切な要素があることを日々の教育の中で示して行けばよかったのだと思います。

あの教育改革の社会に与えた影響は大きかったと思います。日本人の人生観を変えた!受験・進学・学歴ばかりが人生ではない。

それはその通りで、良い面も勿論あるんですけどね。最近は、世界的なアスリートが様々な競技に登場し「日本人てすごいな」と思わせることもありますが、これも好きなスポーツで大出世を遂げようとする人間の割合が増えているからなのでしょう。

人生の幅が広がるということは決して悪いことではないけれど、堅実さとか誠実さとか、自律心を失わないこととか、人として大事なことが次の世代に伝わっていないとしたら、これは大きな落ち度ではないでしょうか。

教育界だけの問題ではありません。例えば宝くじの宣伝も、売上が増えればいいってものではありません。社会の産業競争力が落ちたら何にもならないのですからね。

政治家の政党助成金や歳費の使い方も問題ですよね。ろくな労働せずに口先だけで国の金を好きなように使っているように見える議員先生も多々見受けられます。

政治と言えば、日本の民主主義のど真ん中の国会で、誠意のない答弁を繰り返した総理大臣もいましたからね。ああいうのは、知らず若者の見習うところになってしまいますからね。

社会全体が襟を正すべき時なのでしょうね。日本の経済力の低迷は、金融政策と財政政策をいくらやっても、立ち直れないのではないか?そんな気がしてきました!

東電の福島原発の事故について、国に責任はないと、最高裁が判決を下しました。その理由が、アッタマ大丈夫かと思わせるものでしたが、これはまたの機会に!

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嗚呼、青天の霹靂 [身の周りのこと]

こんな記事を載せて良いものかどうか?
迷いながらですが、書いています。

まさに青天の霹靂!耳を疑う出来事が起こりました。

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これ、5月19日に撮った写真です。この数時間前に、海岸に出て、

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こんな写真を撮ったのでした。

で、最初の写真、向かって左側の男、千葉の松山さんと等ブログでは呼んでいます。

彼の奥様から、先週の日曜日、6月5日に電話をいただきました。なんと、1日に急死して、親族のみで既に密葬したとのこと。

まったく元気にユーモラスに過ごしていた彼が、2週間と経たないうちに、身体の不調で突然死。この世の中からいなくなってしまった!

信じられない出来事ですが、作り話のはずもなく、最初の写真の向かって右側、福山さんと、驚きと悲しみを電話で共有しました。

二人の間ではまったくショッキングな話なのですが、しかし、ことは「七十過ぎの男がある日友達に先立たれた」。こんな話は憂き世ではよくあることでしょう。何をことさらに「青天の霹靂」などとショックを受けているのでしょうか。

一つは、そんな予兆もまったくなく、久し振りに一泊二日を共に過ごしたあまりにも直後だったからでしょう。

もう一つは彼と我々との結びつきの深さでしょう。これは語らねば分かりません。

我々は高校で知り合いになりました。彼は親父が酒乱で経済状態も思わしくなく、ただの単純明朗な高校生ではない、奥深い精神面を持っていました。

そんな解る男に初めて出会ったので意気投合。福山君も含めて、高校所在地市内の我が家で一夜を過ごしたりしていました。

やがて高校も終わり次のステップに。大半が大学に進学する中で、彼は就職を選択。製鉄会社の社員となりました。

最初は水島工場だったかな。やがて千葉工場に。一方、私は大学生になりましたが、その頃は大学紛争の最中。落ち着かぬ環境にありました。

彼は地に足を付けた生活でちゃんと稼いでおりました。そんな彼と我々の交際は続き、彼は稼いだ金で車(プリンス、スカイライン1500の中古)を購入。それで新潟に行ったり、蓼科高原に行ったりしていました。

車も、私が預かり実家に置いておいたので、私が買ってもらったようなものでした。

彼は海釣りがすっかり気に入ったと見えて、やがて茂原の人と結婚。九十九里のほど近くの長生村の住民となりました。

そんな頃から60年近く、時々会っては旧交を温めてきました。

そんな男でしたから、急にいなくなるのは、我々にとってはちょっとショックな出来事なんですね。

6月1日といえば、実はお袋の命日でもあるのです。4日に墓参りに行って花を飾ってきました。その花の写真をここに添えます。

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ご冥福をお祈りします!

ありがとう!



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