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最大政党の後任総裁の決まり方! [日本考]


あれから三日足らずで、ポスト安倍は決まっちゃいましたね。官房長官が後を引き継ぐアベ院政。出来レースでしたね。

となると注目はスガ内閣の官房長官を誰がやるか?アベ内閣はスガ官房長官でもっていましたからね。スガ官房長官無きスガ政権はもつのかどうか?今はそちらに興味があります。

それにしても、自民党の政治家ってそれが当たり前と思っているのでしょうが、変な人たちですね。思想や理念、政見や政策があって政治をやっているのではないんですね。

ただひたすら出世街道を上り詰めたい。誰に着けば上に登れるか、できるだけ人脈を作って、あたりの様子を伺って、道を誤らないように去就に注意を払う。

派閥の領袖が、どの陣営に着くか、どの陣営に着くと次が有利か、決めるんですね。まるで戦国時代です。決めるとほとんどの家臣がそれに従う。国民の代表が永田町に行くと誰かの家臣になっちゃうんですね。

政策も議論も何もないんですね。リーダーが、クンクン匂いを嗅いで、こっちにしようと道を決める。野犬の群れのようでもあります。

およそ、政治家に期待するものとは違う人たちです。それが与党の、つまりプロの政治家なんですね。自民党の新総裁をめぐる動きを観ていると、そんな彼らの習性がモロに出ちゃいましたね。可笑しいですね。

可笑しくても、日本社会はこれで動いているのですから、大変です。野党の人たちは、政策の違いなど言っている暇はありませんね。ひたすらこちらに権力の座が回ってくるように、仲間の数を増やすことに専念しなければなりません。

何が正しい解決法かとなると、意見が分かれるものです。でもそれで袂を分かってはいけないのですね。少数は正しくても力がない。他党がやるより良い政治ができるなら、多少の方法の違いは乗り越えて、一枚岩にならないといけない。

まともな政治家には難しいことだけれど、我慢して大同団結していないと、出世欲だけの集団に、政権を持っていかれてしまう。

そういうことがはっきりしましたね、今回の総理辞任劇に始まる後任選び。


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安倍総理辞任! [日本考]


久しぶりの総理の会見は衝撃的でしたねぇ。病気により代理を置いてしばし休養するぐらいの発表はあるかもしれないとは思っていましたが、「辞任」と言われると、おや、岩が動いたなって感じがしました。

明らかに不正がのぞいていても、一向に正されない社会の閉塞感が、これで緩みますね。淀んでいた日本全体の空気が、多少は換気されるでしょう。

次の総理も現与党から出るわけですが、決まるまでは空気が撹拌されましょう。

アベさんの政治目標は憲法改正でした。現憲法が余程気に入らなかったものと思われます。日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三本柱が特徴とよく言われます。

アベさんは、思えば、この三本柱のすべてが気に入らなかったようです。

国民主権は、止むなくとる体裁であって、元首制か総理大臣の独裁制が本望だったように思います。

基本的人権の尊重については、特定秘密保護法や共謀罪法を強引に制定したところをみると、国民の知る権利や表現の自由などの人権よりも国益を重視する国家主義者なのです。

平和主義については、安保法制や敵基地攻撃能力関連発言を上げるまでもなく、憲法9条改正を目標にしていることからも、これも体裁だけで、本心は違うところにあったのです。

アベさんはこれらのことから憲法改正を政権の課題としていましたが、現実は、改正を待たずして、憲法を無視して、先に実行してしまいました。つまり、あり得ない、違憲、イリーガル政権でした。

このように、現憲法の趣旨をまったく受け入れない人が、憲法を尊重すべき公務員の頂点にあったのです。その時世が、憲政史上最長という長きにわたって続いていたのです。

それがいよいよ終わるというのですから、今日、2020年8月28日は、ちょっとした記念日になりましょう。

今日は一日に二度も記事を更新することになりました。

皆さまのご感想やいかに?


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アベ政権最長記録の余韻 [ブログ交流で学ぶこと]

今日は5時から総理の記者会見があるとのことなので、何を発表するやら、色々な憶測が飛んでいるようです。

仮に、病気のため、しばし?代理を立てるにしても、総理の臨時代理は副総理の麻生さんですから、なんら期待は持てません。記者とのトラブルが一段と多くなるだけでしょう。

本日は、前記事に続いて、安倍政権最長記録の余韻です。

まずはJiji.comさん(2019年11月18日掲載時のもの)より年表をお借りします。
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今朝の朝日新聞デジタルによりますと
【 安倍首相祝う横断幕めぐり議論 役所が祝う慶事なの? 】
でその中身は

【 連続の在職日数が歴代最長を更新した安倍晋三首相の地元の山口で、県庁や下関市役所に祝賀の横断幕が掲げられた。政治家が首相を長く務めることは、役所が祝う公の慶事なのだろうか。そんな話題がSNSなどで盛り上がっている。

 首相は24日で連続在職日数が2799日となり、自身の大叔父・佐藤栄作氏を超えて憲政史上最長となった。山口県はこれを受けて、県庁玄関ホールと県政資料館(いずれも山口市)、県下関総合庁舎(下関市)の3カ所に在職最長を祝う横断幕を掲示。制作費と取り付け費の計22万円を公費から支出した。

 県の担当者は「県庁の総意だけでなく、県民の皆さまと喜びを表現したいと考えた」と説明。10月9日まで掲げられることになった。下関市も市役所に同様の横断幕を掲示した。

 このニュースがSNSなどで賛否を巻き起こしている。ツイッターでは「政治的に中立であるべき行政がやることとは思えない」「気持ちは分かるが、県庁が特定の政治家のことを祝うべきではない」など行政機関としての中立性への疑問の声が相次いだ。下関市出身のタレント・田村淳さんも「県庁の総意… 異を唱える人はいなかったのか?」と発信した。

 支持する意見は「山口県民として率直に誇らしい」「地元出身の総理をお祝いするのは悪くないでしょう」「おめでたいことをお祝いしちゃダメなの?」など、長期在職を地元にとって喜ばしい出来事と受け止めるものが目立つ。

 県に直接寄せられた電話やメールは、26日までに数十件あった。担当者によると、「首相の在職最長を祝いたい」「税金を使ってやることか」と賛否が分かれたという。

 こうした議論に対し、村岡嗣政(つぐまさ)知事は26日の記者会見で「国の代表としての総理大臣。政治的な面というよりは、そういった立場で活躍されていることをお祝いしたい」と語った。】だそうです。何をかいわんやですね。

同じく朝日新聞デジタルにこんな記事もありました。

【「安倍政権のレガシーは政策よりも…」御厨貴さんの洞察
(聞き手・小野太郎
2020/8/24 5:00 有料会員記事)】より

【 安倍晋三首相の連続在職日数が2799日となり、自身の大叔父、佐藤栄作元首相を抜いて憲政史上最長となった。なぜ7年8カ月もの間、政権を維持することができたのか。そして、この長期政権が残した「レガシー(政治的遺産)」とは何なのか。日本政治史が専門の御厨(みくりや)貴・東大名誉教授に話を聞いた。

 ――なぜ安倍首相はここまで政権を維持することができたのか
 
 一つはやっぱり、自民党は民主党政権の時代に3年数カ月、野党でいたでしょう。あれが嫌で嫌でしょうがなかったわけ。そこから政権を奪還してくれたのがまさに安倍さんだったから、政権が始まってからしばらく、主義・主張に反対であっても何も文句は言えないというのが自民党の雰囲気でしたよ。しばらく「俺たちの春」を楽しんでいたかったから。

 もう一つは、要するに安倍さんが選挙が強いってことです。これまでの衆院選と参院選計6回、これを全部勝つ。しかも、最初に政権を奪還したときの勢力を維持しつつ、繰り返し繰り返し勝つ。スキャンダルがあっても選挙でリセット。野党が何を言おうとも、選挙で勝っちゃうんですね。だから野党を弱らせることもできた。この勝敗の構造はだんだん効いてきて、自民党内では安倍さんと選挙をやればスキャンダルも飛ぶし、全部チャラになって新しく続いていけるとなる。これが8年近く政権を持たせた大きな要因です。

 ――弱い野党も長期政権をお膳立てしてしまった

 当然そうですよ。小選挙区制ではね、強い与党も出る代わりに、次の選挙でオセロゲームみたいにひっくり返って、あっという間に代わるはずだった。事実、民主党政権が失敗して自民党政権に戻った。ところが今度は野党の方がとにかくあの調子で内部対立も激しくて。本来ならば小選挙区制で政権交代、しかも二大政党制ができるはずだったのに、安倍政権の間に潰れた。これ全部、死語になっちゃったわけです。

 ――安倍政権の「レガシー」と呼べる功績は
 安倍さんは次から次へと政策に・・・
(「有料会員になると続きをお読みいただけます。残り:1518文字」とのこと。) 】

アベ政権が何をやったかについてはこのブログが一番詳しいでしょうか、ご参考までに。

https://hiroki-hayashi.hatenablog.com/entry/2018/09/13/220418#第二次安倍政権年表

ここのところ、積乱雲の発達がすごいですね、関東地方。いつ、どこでピカゴロ、土砂降りの雨が始まるか、わかりません、油断なりませんね!
昨日の夕方です。
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今日も怪しいです。程よく降って涼しくなるというのが一番いいのですが・・・
ではまた!


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連続在位日数最長記録! [日本考]


一昨日24日、アベさんが連続在位日数の新記録を打ち立てましたねぇ!

【 安倍晋三首相の連続在職日数が24日、大叔父の佐藤栄作を抜いて歴代最長の2799日となった。長期政権の盤石さは増すはずだが、健康不安説から退陣論もくすぶる。とはいえ、今の野党に政権を取って代わるほどの力はない、というのも市民の実感。「単独1位」という言葉ほどの輝きは見えない。】と西日本新聞は伝えています。

2799日ではピンときませんが、2012年12月26日からですから、7年8ヶ月になります。長いですね。その前の第一次内閣もありますから、本当に長期にわたって日本国のリーダーを務めていらっしゃるわけです。

「念願達成おめでとうございます」と祝福するのが筋なのかもしれませんが、それより、なんでこんなに長く務めさせちゃったのだろう、反省が先に立ちますよね。

野党が結束できなかったからというのが主因でしょうが、選挙の度に勝たせてしまった選挙民にも責任がありますよね。でも、政権支持票は、大抵有権者の17〜8%でしたから、それで安定多数が取れてしまう制度にも問題がありますよね。

私もいろいろ試みたんですけどね、『友よ戦争をしない世界を創ろう!』を刊行したり、『平和を願う音楽祭 in Kumagaya 』を催したり、駅頭に立ったり、ビラ配りをしたり、国会周辺に行ったり、ヒロさんの公演会開催の手伝いをしたり・・・して、アベ政治の不適切さ・不良さを訴えてきたのですけどね。

矢が細すぎて、何の効果もありませんでしたね。反省しきりです。

ところで、こんなに長きにわたって政治の頂点に君臨してきたこの政権の、一体何に反対してきたのか、どこが不良なのか、ここで改めて、超簡単に確認しておきたいと思います。

この政権は、何もやらない無難な政権とは違います。保守政治を看板にしてきた自民党の数の力を利用して、これまでと違う改変を矢継ぎ早に実施してきました。

集団的自衛権の行使を可能にしました。特定秘密保護法や共謀罪法を作りました。国会の議決が面倒とみると閣議決定を優先させるようになりました。雇用も「働き方改革」と称して、終身雇用制から労働の切り売り制に門戸を開く方向で改変しました。

これらは戦後レジームからの脱却と銘打たれています。敗戦で始まった戦後政治には、良いところもあれば様々な歪みもあります。

良いところとしては、憲法によって民主主義が保障されました。平和主義も内外に宣言されました。

歪みとしては、未だに米軍の基地や空域が首都圏に存在し、日米同盟が日本国憲法よりも上位にあるとされていることなどです。戦後75年経っても、日本はほぼアメリカの属国なのです。

アベ総理の脱却は、戦後の民主主義や平和主義からの脱却なのです。結局、戦前回帰路線なのです。

森友問題も加計問題も、桜見る会問題も、言論を無視して事態を明らかにせず闇に葬っているのです。これでは民主主義は成り立ちません。

良くないところはきりもなくありますが、長くなるのでやめます。

政界は「一寸先は闇」ですから、今後どう展開するのかわかりませんが、アベ政治の悪さのよくわかる人に、次のリーダーになってもらいたいと思います。

本日は以上です。今日も暑い日です!


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積極的平和主義? [時事問題]


ちょっと話題としては新鮮味がなくなりましたが・・・

19日午後、官邸に入る折、記者から体調について質問を受けた総理は
「体調管理に万全を期すために、先般おととい検査を受けました。これから再び仕事に復帰してがんばっていきたいと思います」とボソボソと答えただけで、早々と取材陣の前を通り過ぎました。
体調不安説が取り沙汰されていますが、あの無愛想、余裕のなさは、口が何を言おうと、不安説を肯定していますよね。

その総理、15日の戦没者追悼式で次の挨拶をしました。全文を上げるまでもないのですが、ネットで拾えたので上げておきます。

【 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。

 あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、遠い異郷の地にあって、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで、無残にも犠牲となられた方々。今、全てのみ霊の御前にあって、み霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。

 今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い犠牲の上に築かれたものであることを、終戦から75年を迎えた今も、私たちは決して忘れません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念をささげます。

 いまだ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。

 戦後75年、わが国は、一貫して、平和を重んじる国として、歩みを進めてまいりました。世界をより良い場とするため、力の限りを尽くしてまいりました。

 戦争の惨禍を、二度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いてまいります。わが国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えながら、世界が直面しているさまざまな課題の解決に、これまで以上に役割を果たす決意です。現下の新型コロナウイルス感染症を乗り越え、今を生きる世代、明日を生きる世代のために、この国の未来を切り開いてまいります。

 終わりに、いま一度、戦没者のみ霊に平安を、ご遺族の皆さまにはご多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。】
(共同)

戦没者を悼む無難な挨拶とも思えますが、問題だらけですね。朝日新聞は次のように指摘しています。

【 安倍晋三首相は15日、政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。今年の式辞では、昨年まで繰り返し用いてきた「歴史」という文言が消えた。一方で、首相が外交・安全保障戦略を語る時に使う「積極的平和主義」が初めて盛り込まれた。アジアの近隣諸国への加害責任には今年も言及せず、戦後75年の節目のメッセージは「安倍色」が強くにじんだ。

 ・・・式辞の構成や内容は、少なくとも過去数年、ほぼ同じだ。2019年に「歴史の教訓を深く胸に刻み」としていたくだりは今年、「世界をより良い場とするため」と変わった。12年末に発足した第2次安倍政権では昨年まで「歴史」が式辞に入り、「謙虚に向き合う」「教訓を深く胸に刻み」などと組み合わせて表現していた。
 また、近隣諸国への加害責任については8年連続で触れなかった。1993年に細川護熙氏がアジア諸国への「哀悼の意」を表明し、94年には村山富市氏が「深い反省」を加えた。その後の自民党の首相も踏襲し、安倍首相も第1次政権時の07年には使っていたが、第2次政権では一貫して式辞で言及していない。

積極的平和主義は13年秋、首相が集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更に意欲を示し、国家安全保障戦略(NSS)を議論した有識者会議の中で浮上した用語だ。直後の臨時国会の所信表明で首相は「我が国が背負うべき21世紀の看板」と演説した。
 13年12月に閣議決定したNSSの基本理念に据え、「国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく」ものと説明。貧困削減や国際保健といった分野での取り組みの強化なども含むとしている。14年以降の通常国会の施政方針演説にも盛り込まれている。】

何が問題かと言いますと、
【 あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われ・・・今、全てのみ霊の御前にあって、み霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。】
戦没者を悼む部分ですが、これでは、これだけ大きな犠牲を出してしまった出来事が、まるで自然災害のようではありませんか。

国家が明確な意志を持って始め、国民を動員して継続した戦争によって産まれた犠牲者です。人災です。人災は「お気の毒でした。み霊安かれ!」ではすみません。どこにどういう問題があったのか、きちんと、丁寧に検証され、同じ過ちを繰り返さないように反省されなければなりません。

総理の挨拶ではその部分がそっくり抜け落ちているのですね。昨年は、「歴史の教訓を深く胸に刻み」極めて漠然とした表現ではありますが、善く解釈すれば「反省している」ともとれる表現が入っていました。

今年はそれがありません。「いやー、お気の毒でした!お見舞い申し上げます」大雨被災地の人に寄せる同情の言葉と一緒です。

次の段落では、
【 今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い犠牲の上に築かれたもので・・・衷心より、敬意と感謝の念をささげます。】
戦没者に「敬意と感謝の念をささげる」のですから異論はないのですが、この因果関係はおかしくありませんか?

国がやむを得ない事由から戦争を始めた→多くの国民が犠牲になった→その結果、今日の平和と繁栄がある?
この図式はおかしいでしょう?

国が戦争を始めた→内外に大きな犠牲が出た→戦争に負けた→それでも今は平和で繁栄している
こちらが正解でしょう、大雑把に言えば。

そういう流れの中で戦没者を悼むのではありませんか?国の代表として振り返るとすれば「申し訳なかった。誠意を以って弔います。二度とこのようなことがないよう国政に留意します」ということに尽きるのではありませんか?

それから朝日新聞が
「近隣諸国への加害責任については8年連続で触れなかった」と指摘していますが、この戦争は、当時の植民地住民をも動員し、近隣諸国を戦場にしているのです。日本人犠牲者に哀悼の意を捧げるだけでは不十分なのです。

その辺りの認識が、この総理は違っているのですよね。それがあの戦争をいつになっても過去のものにできない理由になっているのですよね。それが新たな紛争の種になっている。

「戦後75年、わが国は、一貫して、平和を重んじる国として、歩みを進めてまいりました」といくら言っても、口先だけと近隣諸国は捉えますよね。

さて、いろいろ足りないところのある挨拶ですが、「積極的平和主義」というお気に入りのフレーズはちゃっかり入っています。

平和主義というのは、とにかく戦争はしない主義です。主義というのはそういう主張を持って実践しているということですから、この言葉だけでも強さ・積極さを感じさせます。普通は「積極的」などという形容の言葉は要りません。

付けるとすれば、紛争の起こりそうな問題に積極的にアプローチして、どんどん話し合い解決を進めていく外交姿勢でしょうか。

ところが総理の「積極的平和主義」は、日米同盟を強化するとか、敵基地攻撃能力を持つとかすることを意味するので、それって普通の軍事力至上主義ではないですか?

敵基地攻撃能力を持つことがなぜ平和主義なのか?総理のお考えは
「敵がミサイルを撃ちそうになったら、先にそのミサイル基地を攻撃してしまえば、我が国の平和が保たれる」というのでしょう?

確かに飛んできたミサイルを撃ち落とそうとするより、先に敵基地を攻撃したほうが、効率はいいかもしれない。でも、撃ちそうになっても撃たないかもしれないのに、こちらが先に撃ったら、それはただの先制攻撃に過ぎないじゃないですか。真珠湾奇襲と同じです。

敵基地を攻撃するミサイル基地を作れば、そこが狙われます。できるだけたくさん、相手のミサイル基地よりも多く作らないと、「平和」は守れません。

そんな方策が平和主義であるわけがありません。極めて稚拙な、まやかし・誤魔化し・インチキ言葉です!

軍備は最小限、仮想敵国を減らすこと、相互に軍備を減らし、交流を深める歩みが平和主義です。総理の「積極的平和主義」は、まさにその逆ではありませんか!

写真を追加します。いずれも孫の通っていたこども園にて。まだ何かとお稽古事をやっていて、送迎しています。

サルスベリ3色
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ちょっと物真似の一句

ゆらゆらと小枝の先のサルスベリ

お粗末でした <(_ _)>


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感染が発覚しても入院できない現状 [たまには photo news]


一風変わった話題提供は見事空振りに終わったようです。
今日は、未掲載のスマホ写真から。

12日、お墓掃除に行ってきました。
そこに眠ってなんかいないで、千の風になって飛び回っているのでしょう、きっと。でも、墓地が草ぼうぼうでは嫌でしょうから、時々行っています。
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次はお馴染みのテレビ画面の切り貼り。13日、テレ朝モーニングショーより。
テーマはこれです。
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「専門家会議」と言って、ろくな会議もせず、議事録も残さず、政策決定の根拠に名前ばかりを利用してきましたからね。本当に専門家の科学的知見を活用してもらいたいものですよ。
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原子力安全委員会が原子力の安全性に寄与するものではなく、「安全だ」というレッテル貼りに終わりましたからね。同じ過ちを繰り返してもらいたくありません。

14日、同じくテレ朝・モーニングショーより
医療体制逼迫、宿泊・自宅療養
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同日、テレ朝・ワイドスクランブルより。テーマは同じ。
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この数字、ひどくありませんか?感染が確認されても病院で隔離・治療してもらえる人は62%強。14%弱が宿泊施設で、24%弱が自宅での療養だそうです。これでは既に医療崩壊が始まっていると言えるのでは?
早急に治療・療養施設を作らないといけませんよね。政治が無策すぎはしませんか?

以下は今朝の朝顔です。今夏は朝顔ばかり?
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朝顔の横顔
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「積極的平和主義」という総理のお言葉が気になっているのですが、次回にします。


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すっかり忘れていたことを思い出しました [教育関連]

こんな話題はどうでしょう?
興味を持っていただけるか、そんなの関係ね、となるか?
昔々の数学のお話です。

先日、こんな質問を受けました。
【 X>0のとき X+3/X の最小値を求めなさい 】

あれまあ、やり方がさっぱり思い浮かびません。最小値といえば、二次関数や範囲のある三次関数で問われることが多いものです。あるいは三角関数で。

二次関数だと平方完成します。
X2乗+6X +5 なら(X+3)2乗−4 に直して、最小値は −4と出ます。

ところが既出の問題はどうやれば最小値に迫れるのかさっぱり方法が思い浮かびません。

「ちょ、ちょっと解答見せてくれる?」早々と兜を脱いじゃいました。
「えっ、相加平均・相乗平均?」

久しく思い起こしたことのなかった学習分野の応用問題でした。

正の数同士のとき、相加平均は相乗平均以上 という定理がありました。
相加平均とは足して2で割ったもの。
相乗平均とは掛けてルートをつけたものです。

例えば、2と4だと、相加平均は3、相乗平均はルート8で3のほうがルート8(2.828…)より大きいという訳です。

この定理は、(a−b)2乗 ≧ 0 から導けます。
展開すると a2乗−2ab+b2乗 ≧ 0
a2乗+b2乗 ≧ 2ab 両辺を2で割ると
(a2乗+b2乗)÷ 2 ≧ ab
a2乗をA、b2乗をBと置き換えると
(A+B)÷ 2 ≧ ルートAB が得られます。

こんなことすっかり忘れていました。
ということは、
( X+3/X )÷ 2 ≧ ルートX × 3/X
X+3/X ≧ 2 × ルート3
つまり X+3/X は 2 ルート3以上なのです。
ということは最小値は 2 ルート3でした。

スマホ投稿だと数式がうまく表せないので、わかりにくくてイライラされたことでしょう。申し訳ありませんでした。

すっかり忘れていたことが蘇ってくると嬉しいものですので、思い切って記事にしてみました!



お付き合いいただき(あるいはお付き合いいただけなくても)ありがとうございました m(_ _)m



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75回目の終戦記念日


暑い日が続いていますねぇ!
前記事と同じ書き出しになりましたが事実ですから仕方ありません。いくらか進歩するように、熊谷気象台にアクセスして数字を拾ってきました。

以下は、今週(9日から)1週間の最高気温です。
35.4 36.4 39.6 37.4 37.3 36.3
今日の最高気温はまだ出ていませんでしたが、16時に38.0を記録しています。

さて暑い中、75回目の終戦記念日を迎えました。あの戦争が終わって多くの国民がホッとした日です。
お馴染みのアングルですが・・・
市役所の職員の方が見えました。
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平和の鐘にロープを繋ぐんですね。
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だんだん人々が増えてきました。
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正午に鐘が鳴らされ
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一同黙祷!
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「皆さま、お暑い中をご苦労様でした。あの戦争を知っている人が少なくなっています。次の世代に語り継いでいかねばなりません・・・」長老のご挨拶をお聞きし解散。
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涼しい写真を
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噴水の先に平和の鐘が・・・
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トリミングします
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さらにトリミング
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遠くから望遠で撮ったほうがよかったかな?

この集まりで「熊谷空襲を忘れない市民の会」の吉田さんにお会いしました。
「今日の埼玉新聞と東京新聞に私たちの会の活動が大きく紹介されたんだよ。読んでみて!」

早速コンビニに行ったのですが、東京新聞は置いてなくて、埼玉新聞のみ手に入りました。文字起こしできれば良いのですが、ちょっと時間がないので、写真のみでご容赦ください。
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本日は以上です。


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暑苦しい話題ばかりですが・・・ [時事問題]


暑い日が続いていますね、38°だ39°だって、所によっては40°を超えたりして。

昨日は8月12日、日航機が落ちた日ですね。大勢が大変悲惨な事故に遭ってしまい心が傷みます。加えて事件性が取り沙汰されていることもあり、毎年暑苦しい思いが蘇ります。

昨日はまた、国は、先日せっかく原告(被害者)勝訴の判決が出た黒い雨訴訟を控訴することにしたのですねぇ。

言い分があるのも分からなくもありませんが、被害の範囲を行政が一方的に決めることには無理があるのですから、裁判所の判断を認めるべきですよ。

「何が何でもお上のやり方に間違いはないのだ」ではないので、三権分立が採られているのですから、ここはすんなり引くのが行政のあるべき姿です。

今後は控訴しつつ、区域拡大など再検証し実質的に救済できる方法を取るとしているようですが・・・

加藤厚労相は「対象の方々の高齢化もかなり進んでおり、スピード感をもって検証作業をしていきたい」と語ったものの、その時期や方法など詳細を問われると、抽象的で曖昧な答弁を繰り返すばかりです。総理も。

誠意のない厚生労働行政を繰り返してますね。みっともないですよ!
あの人、厚労相か、はたまた厚顔相か?

暑苦しい話題をもう一つ。
昨日のテレ朝モーニングショーで睡眠と疲労回復を専門とされている先生が夜間のエアコンの使い方を伝授していました。

【 寝る時にタイマー設定で夜中に切れるようにするのは、熱中症リスクが上がるので一晩中消さないのが良い。またエアコンの風は直接体にあてず、水平にして脳の中の温度を下げて快眠にするのが良い。湿度にもよるが設定温度は寝る前まで男性24℃・女性25℃で眠る直前に1℃上げると良い。

寝る時の服装は頭寒足熱が理想で、パジャマは半袖・長ズボン。手は掛け布団の外、足は中にするのがポイント。寝る前にはコップ一杯の常温の水を飲むのが良い。エアコンにプラスして扇風機を体に当てずに使って空気を循環させるとさらに良い。】など。

ほぼ良い解説で参考になると思うのですが、設定温度については異論・反論を感じます。先生によると脳にとっての適温は23℃とのこと。それに近づけるのが理想ですが、それだと一年中快適なんですよ。

人間適応能力がありますからね、夏は暑さに、冬は寒さにある程度適応できます。適応の限界を超えなければいいのです。みなが25℃前後に設定して一晩中エアコンを回してみなさいよ。外気温はますます上昇し、電力供給のため二酸化炭素も増え、地球温暖化が加速されます。

どこで我慢するかという発想はないものですか?快適ならいいというものではありませんよ!って感じちゃいました。

香港の民主活動家弾圧の話題も困ったことですね。中国の指導部も強引ですね、見識がありませんね。

今日は暑苦しい話題ばかりで m(_ _)m




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平和の鐘に間に合った!


一昨日は少し涼しくてラッキーだったのですが、昨日はまた暑かったですね。

前の家の旦那(同窓生)に、
「あっついねぇ」と声をかけると「夏だからねぇ」と素っ気ないお返事。
「諦めがいいじゃない?」と言うと
「そうでしょ、春夏秋冬あるんだから、夏は暑い」
「そうだね、そりゃごもっともだ。夏暑くなかったら、そのほうが問題だもんね」と暑さ問題はあっけなく解決。

ならいいんですけど、暑いものは暑い。気をつけないと熱中症になっちゃいます。みなさん気をつけましょう。

その暑い中、昨日は、生徒(一人)とお勉強中時計に目をやると、10時55分。これにはびっくり
「ちょちょちょっと休み時間にしていて、すぐ戻ってくるから」

自転車で市役所脇の中央公園を目指します。立ち漕ぎで。カメラは持って出ました。

おっ、人が集まっている。
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間に合いました。
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時計を見ています。
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平和の鐘の音を聞いて、黙祷!
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長崎原爆の日でした。

戻ると11時10分。生徒に奇行の説明とお詫びをしました。

現地長崎では、ネットによりますと、総理がまた気の乗らない挨拶をしたようですね。
以下、共同通信より

【 首相の被爆地あいさつ、文面酷似 広島と長崎、何のために来たのか

 8月6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地でそれぞれ開かれた平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面が酷似しているとして、被爆者から「何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている」と怒りの声が上がった。

 官邸のホームページに掲載された双方の全文を比較すると、両市の原爆投下からの復興を称賛した一文や、「広島」「長崎」といった地名などは異なるが、その他は段落数や構成、表現が同じ。結びの段落の言葉も「永遠の平和が祈られ続けている」「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くす」などと完全一致している。】とのこと。

まったく、反核・平和に関心の薄い人です。新型コロナ対策にも関心がないようです。でもオリンピックと敵基地攻撃能力には関心があるようです。

涼しい写真を二つ三つ
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こちらのカットの方が涼しそう?
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本日は以上です。


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