SSブログ

安倍総理辞任! [日本考]


久しぶりの総理の会見は衝撃的でしたねぇ。病気により代理を置いてしばし休養するぐらいの発表はあるかもしれないとは思っていましたが、「辞任」と言われると、おや、岩が動いたなって感じがしました。

明らかに不正がのぞいていても、一向に正されない社会の閉塞感が、これで緩みますね。淀んでいた日本全体の空気が、多少は換気されるでしょう。

次の総理も現与党から出るわけですが、決まるまでは空気が撹拌されましょう。

アベさんの政治目標は憲法改正でした。現憲法が余程気に入らなかったものと思われます。日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三本柱が特徴とよく言われます。

アベさんは、思えば、この三本柱のすべてが気に入らなかったようです。

国民主権は、止むなくとる体裁であって、元首制か総理大臣の独裁制が本望だったように思います。

基本的人権の尊重については、特定秘密保護法や共謀罪法を強引に制定したところをみると、国民の知る権利や表現の自由などの人権よりも国益を重視する国家主義者なのです。

平和主義については、安保法制や敵基地攻撃能力関連発言を上げるまでもなく、憲法9条改正を目標にしていることからも、これも体裁だけで、本心は違うところにあったのです。

アベさんはこれらのことから憲法改正を政権の課題としていましたが、現実は、改正を待たずして、憲法を無視して、先に実行してしまいました。つまり、あり得ない、違憲、イリーガル政権でした。

このように、現憲法の趣旨をまったく受け入れない人が、憲法を尊重すべき公務員の頂点にあったのです。その時世が、憲政史上最長という長きにわたって続いていたのです。

それがいよいよ終わるというのですから、今日、2020年8月28日は、ちょっとした記念日になりましょう。

今日は一日に二度も記事を更新することになりました。

皆さまのご感想やいかに?


nice!(12)  コメント(10) 
共通テーマ:日記・雑感

アベ政権最長記録の余韻 [ブログ交流で学ぶこと]

今日は5時から総理の記者会見があるとのことなので、何を発表するやら、色々な憶測が飛んでいるようです。

仮に、病気のため、しばし?代理を立てるにしても、総理の臨時代理は副総理の麻生さんですから、なんら期待は持てません。記者とのトラブルが一段と多くなるだけでしょう。

本日は、前記事に続いて、安倍政権最長記録の余韻です。

まずはJiji.comさん(2019年11月18日掲載時のもの)より年表をお借りします。
IMG_5229.gif


今朝の朝日新聞デジタルによりますと
【 安倍首相祝う横断幕めぐり議論 役所が祝う慶事なの? 】
でその中身は

【 連続の在職日数が歴代最長を更新した安倍晋三首相の地元の山口で、県庁や下関市役所に祝賀の横断幕が掲げられた。政治家が首相を長く務めることは、役所が祝う公の慶事なのだろうか。そんな話題がSNSなどで盛り上がっている。

 首相は24日で連続在職日数が2799日となり、自身の大叔父・佐藤栄作氏を超えて憲政史上最長となった。山口県はこれを受けて、県庁玄関ホールと県政資料館(いずれも山口市)、県下関総合庁舎(下関市)の3カ所に在職最長を祝う横断幕を掲示。制作費と取り付け費の計22万円を公費から支出した。

 県の担当者は「県庁の総意だけでなく、県民の皆さまと喜びを表現したいと考えた」と説明。10月9日まで掲げられることになった。下関市も市役所に同様の横断幕を掲示した。

 このニュースがSNSなどで賛否を巻き起こしている。ツイッターでは「政治的に中立であるべき行政がやることとは思えない」「気持ちは分かるが、県庁が特定の政治家のことを祝うべきではない」など行政機関としての中立性への疑問の声が相次いだ。下関市出身のタレント・田村淳さんも「県庁の総意… 異を唱える人はいなかったのか?」と発信した。

 支持する意見は「山口県民として率直に誇らしい」「地元出身の総理をお祝いするのは悪くないでしょう」「おめでたいことをお祝いしちゃダメなの?」など、長期在職を地元にとって喜ばしい出来事と受け止めるものが目立つ。

 県に直接寄せられた電話やメールは、26日までに数十件あった。担当者によると、「首相の在職最長を祝いたい」「税金を使ってやることか」と賛否が分かれたという。

 こうした議論に対し、村岡嗣政(つぐまさ)知事は26日の記者会見で「国の代表としての総理大臣。政治的な面というよりは、そういった立場で活躍されていることをお祝いしたい」と語った。】だそうです。何をかいわんやですね。

同じく朝日新聞デジタルにこんな記事もありました。

【「安倍政権のレガシーは政策よりも…」御厨貴さんの洞察
(聞き手・小野太郎
2020/8/24 5:00 有料会員記事)】より

【 安倍晋三首相の連続在職日数が2799日となり、自身の大叔父、佐藤栄作元首相を抜いて憲政史上最長となった。なぜ7年8カ月もの間、政権を維持することができたのか。そして、この長期政権が残した「レガシー(政治的遺産)」とは何なのか。日本政治史が専門の御厨(みくりや)貴・東大名誉教授に話を聞いた。

 ――なぜ安倍首相はここまで政権を維持することができたのか
 
 一つはやっぱり、自民党は民主党政権の時代に3年数カ月、野党でいたでしょう。あれが嫌で嫌でしょうがなかったわけ。そこから政権を奪還してくれたのがまさに安倍さんだったから、政権が始まってからしばらく、主義・主張に反対であっても何も文句は言えないというのが自民党の雰囲気でしたよ。しばらく「俺たちの春」を楽しんでいたかったから。

 もう一つは、要するに安倍さんが選挙が強いってことです。これまでの衆院選と参院選計6回、これを全部勝つ。しかも、最初に政権を奪還したときの勢力を維持しつつ、繰り返し繰り返し勝つ。スキャンダルがあっても選挙でリセット。野党が何を言おうとも、選挙で勝っちゃうんですね。だから野党を弱らせることもできた。この勝敗の構造はだんだん効いてきて、自民党内では安倍さんと選挙をやればスキャンダルも飛ぶし、全部チャラになって新しく続いていけるとなる。これが8年近く政権を持たせた大きな要因です。

 ――弱い野党も長期政権をお膳立てしてしまった

 当然そうですよ。小選挙区制ではね、強い与党も出る代わりに、次の選挙でオセロゲームみたいにひっくり返って、あっという間に代わるはずだった。事実、民主党政権が失敗して自民党政権に戻った。ところが今度は野党の方がとにかくあの調子で内部対立も激しくて。本来ならば小選挙区制で政権交代、しかも二大政党制ができるはずだったのに、安倍政権の間に潰れた。これ全部、死語になっちゃったわけです。

 ――安倍政権の「レガシー」と呼べる功績は
 安倍さんは次から次へと政策に・・・
(「有料会員になると続きをお読みいただけます。残り:1518文字」とのこと。) 】

アベ政権が何をやったかについてはこのブログが一番詳しいでしょうか、ご参考までに。

https://hiroki-hayashi.hatenablog.com/entry/2018/09/13/220418#第二次安倍政権年表

ここのところ、積乱雲の発達がすごいですね、関東地方。いつ、どこでピカゴロ、土砂降りの雨が始まるか、わかりません、油断なりませんね!
昨日の夕方です。
IMG_5232.jpg

IMG_5233.jpg

今日も怪しいです。程よく降って涼しくなるというのが一番いいのですが・・・
ではまた!


nice!(6)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。