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連続在位日数最長記録! [日本考]


一昨日24日、アベさんが連続在位日数の新記録を打ち立てましたねぇ!

【 安倍晋三首相の連続在職日数が24日、大叔父の佐藤栄作を抜いて歴代最長の2799日となった。長期政権の盤石さは増すはずだが、健康不安説から退陣論もくすぶる。とはいえ、今の野党に政権を取って代わるほどの力はない、というのも市民の実感。「単独1位」という言葉ほどの輝きは見えない。】と西日本新聞は伝えています。

2799日ではピンときませんが、2012年12月26日からですから、7年8ヶ月になります。長いですね。その前の第一次内閣もありますから、本当に長期にわたって日本国のリーダーを務めていらっしゃるわけです。

「念願達成おめでとうございます」と祝福するのが筋なのかもしれませんが、それより、なんでこんなに長く務めさせちゃったのだろう、反省が先に立ちますよね。

野党が結束できなかったからというのが主因でしょうが、選挙の度に勝たせてしまった選挙民にも責任がありますよね。でも、政権支持票は、大抵有権者の17〜8%でしたから、それで安定多数が取れてしまう制度にも問題がありますよね。

私もいろいろ試みたんですけどね、『友よ戦争をしない世界を創ろう!』を刊行したり、『平和を願う音楽祭 in Kumagaya 』を催したり、駅頭に立ったり、ビラ配りをしたり、国会周辺に行ったり、ヒロさんの公演会開催の手伝いをしたり・・・して、アベ政治の不適切さ・不良さを訴えてきたのですけどね。

矢が細すぎて、何の効果もありませんでしたね。反省しきりです。

ところで、こんなに長きにわたって政治の頂点に君臨してきたこの政権の、一体何に反対してきたのか、どこが不良なのか、ここで改めて、超簡単に確認しておきたいと思います。

この政権は、何もやらない無難な政権とは違います。保守政治を看板にしてきた自民党の数の力を利用して、これまでと違う改変を矢継ぎ早に実施してきました。

集団的自衛権の行使を可能にしました。特定秘密保護法や共謀罪法を作りました。国会の議決が面倒とみると閣議決定を優先させるようになりました。雇用も「働き方改革」と称して、終身雇用制から労働の切り売り制に門戸を開く方向で改変しました。

これらは戦後レジームからの脱却と銘打たれています。敗戦で始まった戦後政治には、良いところもあれば様々な歪みもあります。

良いところとしては、憲法によって民主主義が保障されました。平和主義も内外に宣言されました。

歪みとしては、未だに米軍の基地や空域が首都圏に存在し、日米同盟が日本国憲法よりも上位にあるとされていることなどです。戦後75年経っても、日本はほぼアメリカの属国なのです。

アベ総理の脱却は、戦後の民主主義や平和主義からの脱却なのです。結局、戦前回帰路線なのです。

森友問題も加計問題も、桜見る会問題も、言論を無視して事態を明らかにせず闇に葬っているのです。これでは民主主義は成り立ちません。

良くないところはきりもなくありますが、長くなるのでやめます。

政界は「一寸先は闇」ですから、今後どう展開するのかわかりませんが、アベ政治の悪さのよくわかる人に、次のリーダーになってもらいたいと思います。

本日は以上です。今日も暑い日です!


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