思いやっていられない行政の不作為! [ブログ交流で学ぶこと]
【 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は4日、感染を調べるPCR検査件数が日本では少ないことについて、過去に世界で広まった重症急性呼吸器症候群(SARS)などの感染者が国内では出ず、新しい感染症の流行に対応する検査体制が整わなかったとの分析を公表した。】sankeibiz.jpより
こう聞くと「なるほど」と思いがちですが、西日本新聞はこれに異を唱えているとのこと。gonntan さんの記事で知りました。出典の西日本新聞の記事に行き当たることはできなかったので、gonntan さんの記事から引用します。
https://myoeiji.blog.ss-blog.jp/2020-05-06
【 2003年日本がSARSの被害に遭わなかったから、政府は検査態勢を構築しなかった、という話は本当でしょうか。それ以後政府は、国立感染研の予算も減らしています。
新型インフルエンザによるパンデミックは「いつ起こるか分からないけれど、近い将来必ず起こりうる」と言われ続けてきたのに、です。今回はインフルエンザではなくコロナウィルスではありましたが。
この記事を読むと、「津波による福一原発の全電源喪失は起こらない」と断言し、対策を講じる機会を失わせたあの方を思い出させます。
行政の不作為
この文章では「国家賠償責任が生じる」と書かれてあります。行政の最高責任者の義務として、起こりうるパンデミックに備えるべき責任があったことは間違いないでしょう。 】と指摘されています。
過去に経験がなかったからと油断して備えてこなかった、予算を減らしてきたとは、何とお粗末な政治か。国民の健康や命を軽視しているからこそできる不作為です。ご指摘のとおり、原発事故の経緯と瓜二つです。
それにしても、政府の専門家会議なるものも、今ごろこんな分析を発表しているようではどうにもなりませんよね。過去は過去です。事態が変わったなら、いち早く指摘して、体制を整えなければいけません。今ごろそんな分析をしているようでは、その後の不作為の言い訳をしているようなものではありませんか。
とにかく、政治行政は、この件については口ばかりで、ほとんど何も成果を上げていませんね。ただ国民に行動の自粛を要請し、結果はどれだけ要請に従うかにかかっていると丸投げするばかりです。
gonntan さんは
【 想定しうる日常の危機に対して政治家が不作為であるのは、なんででしょうね。戦争対策の兵器を買うのは熱心であるのに。巨額の兵器購入資金をもっと現実的なことのために使って欲しいものです。
いつも勇ましく言う「国民のいのちと財産を守る」という言葉が、虚しく聞こえませんか。 】と結んでいます。
アベさんが総理に不適格なことは何度も何度も書いてきました。同じことを繰り返し書いても仕方がないので、最近は控えめにしています。
ですが、ベッドの数を減らしてきたり、国立感染研の予算を減らしてきたりしている結果が今のコロナ禍に繋がっていることを知ると、改めて、許せない思いを書かざるをえません。
今朝は以上です。gonntanさま、良い記事をありがとうございました。