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受けてきました、高齢者講習! [身の周りのこと]


政府がコロナの陰で悪事ばかり続けているので、ついそうしたネタが先になりましたが、先週、運転免許の高齢者講習を受けてきました。

高齢者講習とは・・・埼玉県警のホームページによると

【 満70歳以上のかたは、運転免許証の更新申請前に高齢者講習の受講等が義務付けられています。
年齢によって手続が異なりますので、以下をご確認ください。
1. 更新期間が満了する日における年齢が70歳以上75歳未満のかた(法定講習)
2. 更新期間が満了する日における年齢が75歳以上のかた(法定講習) 】

私は1.に該当します。再び県警の案内に戻ります。

【 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月16日より、すべての高齢者講習を休止しています。】

私も気になって、先月講習先に問い合わせたのです。2月に予約はしてあったものの、どうなっているのかと思って。そうしたら極めてぶっきらぼうに「予定どおりやってます」とのこと。県警の案内と違ってますね。世の中ってこんなところにも裏・表があるのかな?

再び県警の案内に戻ります。

【 1.更新期間が満了する日における年齢が70歳以上75歳未満のかた(法定講習)

満70歳以上のかたは、運転免許証の更新申請前に高齢者講習を受講してください。

講習は、有効期間満了日の6か月前から受講できます。

講習実施場所と予約方法

予約が集中する場合があるので、講習のお知らせ(有効期間満了日の6か月前ころに送付されます。)が届いたら速やかに予約し、受講してください。

講習実施場所(県内の教習所)と空き状況については、高齢者講習実施教習所一覧・最短予約状況で確認できます。

手数料 5,100円
時間 2時間
内容 • 双方向型講義とビデオによる座学(30分)
• 検査器を使って行う運転適性の指導(30分)
• 教習所のコース内運転指導(60分)
• ※教習所の車両を運転していただきます。
• 希望によってマニュアル車、オートマ車を選べます。
• ※原付希望の場合は、予約時にご確認ください。

※平成29年3月12日道路交通法の一部改正に伴い、高齢者講習の時間等が変更となりました。
※条件付車両を使用されているかたはご相談ください。
※合格・不合格はありません。受講後、「高齢者講習終了証明書」が交付されます。 】以下は省略します。

さて、体験談です。

まずは、集合時間まで駐車場の車の中で待ちます。時間になると部屋に案内されました。6畳ほどの部屋に受講生6人、教官と助手。とてもソーシャルディスタンスはとれません。

コロナ対策として、まず吹き付けによる手の消毒。次いで検温機で全員の体温チェック。37.5度以上だと帰されるとのこと。
ここで個人情報に関わることなど、事務作業。

次いで講習室に移動。そこは模擬運転台が置かれるなどやや広い部屋ですが、受講生の席は狭い所。3人がけの長テーブル2卓に3人ずつ。ここもソーシャルディスタンスは無視。

座学は、簡単に言えば高齢者への注意喚起です。認知能力、判断力、反応速度などが加齢によって衰えるので、くれぐれも事故を起こさぬようにとの趣旨。こうしたことで非のない市民を死傷させるようなことがあってはなりませんから神妙に承ります。

ですが、高齢者はなるべく運転するな、早く免許を返納するようにという観点で制度ができているとのこと、この点はいかがなものかと思います。

例として、所定の年齢で有料の講習や認知機能検査を受けなければならない、有効期間が短くなる、違反をすると簡単に免許取り消しとなるなど。注意喚起というより脅しですね、平たく言うと。

世の中は、シニア割引というのがあちこちにあり、健康保険の負担額も少なくなっているなど、高齢者に優しくなっているのですが、こと運転免許については、まったく逆です、冷遇です。人生百年時代とか言っている割には配慮がまったくありません。

運転操作が怪しくなっている人についてはそうせざるを得ないことは理解しますが、人は個人差がありますから、年齢で一律ではなく、簡単なチュックで特別な講習や機能検査が必要かどうか、分類したらいかがなものかと思います。

注意喚起とも脅しともとれる講義を上機嫌でなさっている講師の先生も、実は高齢でした。お孫さんが5年生とか仰ってましたし、見かけからも70代の半ばなのでは?それでも饒舌に必要な講義をなさるし、運転の実地指導もなさるのですから、不適格とは申しません。

高齢者講習を高齢者から受けるとは、ちょっと想定外でした。同類なんですから、仕事になるから喜んでやっているというだけではなく、制度の矛盾改善にもご尽力をいただきたいと思いましたよ。

検査器を使って行う運転適性の指導は、視野の範囲、動体視力、夜間視力の測定がありました。こういう数字に現れる検査は自分の知覚能力を知ることができるのでいいですよね。検査器に額をつけたり顎を乗せたりするのですが、その消毒はありませんでした。

次いで、野外、教習所のコースで運転指導を受けました。車庫入れ、S字、段差乗り上げ・停止、進路変更など、受講生3人が同乗し、高齢教官の模範運転のあと交代で運転し、注意や講評を受けました。

正味2時間、全約3時間の講義を終え高齢者講習終了証明書をもらってきました。

その受講証明書を持って、先日地元の警察署に行ってきました。玄関を入るといきなり「免許の更新は休止しています」との札が立っています。聞くと、更新の延期の申請と、高齢者講習終了証明書のある人の更新申請を受けているとのこと。

こちらはソーシャルディスタンスをギリギリ取りつつ、視力検査の機器も消毒しながら、所要20分ほどで新しい免許証をもらうことができました。

以上「高齢者」の免許更新体験談でした。



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