「公民」学習の目的は? [教育関連]
子どもの勉強関連の仕事をしていると
時々びっくりすることがあります。
今回は中学校の社会科、公民のことです。
学校で使っている補助教材
の第1ページです。
現代社会の特色についてまとめています。
何について驚いているかというと、現代社会の様々な問題をたったの1ページでまとめている点です。
1️⃣ グローバル化について
文字起こししますので、まずは問題に取り組んでみてください。
【 人、物、お金、情報などが国境をこえて移動する( ① )化によって、世界の( ② )が進んでいる。
輸出入が簡単になると、より良い品物を安く提供する( ③ )が進み、競争力のない産業は輸入に頼る( ④ )が行われる。
日本は食料品の輸入が増えたことで、( ⑤ )が低下。
地球温暖化などの国際問題が増え、国際協力が必要となる。
多様な文化を持った人々が共生する( ⑥ )となっている。
2️⃣ 情報化について
私たちは新聞やテレビなどの( ⑦ )を活用し、情報を得ている。情報通信技術(ICT)の発達により、情報化が進んだ。インターネット・ショッピングや電子マネーが普及している。
情報社会では、情報を正しく活用する情報( ⑧ )を身に付け、正しく利用する情報( ⑨ )を持たなければならない。
3️⃣ 少子高齢化について
日本は、合計特殊( ⑩ )の減少と平均寿命ののびによる少子高齢化で、( ⑪ )となった。さらに出生数が死亡数を下回り、人口は減少している。
家族の形態は、親と子供や夫婦だけの( ⑫ )世帯が増えた。
国民一人あたりの経済的な負担の増加への対応と、介護サービスなどの( ⑬ )の充実の両立が課題となっている。
4️⃣ 持続可能な社会に向けて
社会の課題を解決するため、現在と将来の世代の幸福とが両立できる、( ⑭ )社会の考えに立つ必要がある。
東日本大震災では( ⑮ )が活躍。
積極的な社会( ⑯ )が大切である。 】
ご参考までに正解は
【 ① グローバル ② 一体化 ③ 国際競争 ④ 国際分業 ⑤ 食料自給率 ⑥ 多文化 ⑦ メディア ⑧ リテラシー ⑨ モラル ⑩ 出生率 ⑪ 少子高齢社会 ⑫ 核家族 ⑬ 社会保障 ⑭ 持続可能な ⑮ ボランティア ⑯ 参画 】となっています。
問題の多いことを、あっさりと適当な言葉だけで解説していますよね。
初っ端の【 グローバル化によって、世界の一体化が進んでいる 】という件にしても、企業は割とたやすく国境を越えて活動しますが、政治の方は国境のガードが固く、とても一体化が進んでいるなんて言えませんよね。国と国との対立は、むしろ深刻になっています。
【 国際貿易が進み・・・国際分業が行われる 】の件も、ザックリしすぎています。
少子高齢化の件
【 日本は、合計特殊出生率の減少と平均寿命ののびによる少子高齢化で、少子高齢社会となった。】と書いていますが、なぜ出生率が減ったのか、そこには目を向けず、算術的な説明しかしていません。
全体に、社会で起こっている現象に気付かせ、その原因や対策を考えさせるのではなく、上っ面を説明する言葉を覚えさせることに終始しています。
社会科は言葉を覚える学問なのでしょうか?
社会科を教えている先生方、ぜひ現実の問題を直視して、社会に出た折にはどのように諸問題に関わっていくか、そういう態度の形成に役立つ授業をしてください。
それをしないと明日の社会が良くなりませんよ!
そんなことを感じた次第です。
本日は以上です。暑さもさることながら、ハートも熱くなり、眠れぬ夜となりそうです。
NHKから国民を守る? & 近況ご報告 [時事問題]
急に暑くなりました、関東地方の話ですが。
1週間ぐらい前までは、25、26度でした。それから31、32度になり、昨日からは平気で35度を超えるようになりました。
さすがにエアコンなしではブログも書けなくなりました。
さて、N国という団体は節操がありませんねぇ。丸山穂高議員を党に迎えるそうで・・・パワハラ議員として今話題の石崎徹議員、その他のいわく付き議員にも触手を伸ばしているようで・・・
NHKから国民を守ってもらいたい気持ちは山々なのですが、善悪も人柄もお構い無しでは、これはちょっとNHK以上に始末が悪いかもしれない。
NHKさん、もしかして喜んでいるのかもしれない・・・
これはひょっとして「国民からNHKを守る党」になってしまう・・・?
以下おまけの写真です。
先週末、三ヶ月に一度の定期診療に前橋まで行ってきました。今年も夏の飾り付けがしてありました。駐車場に近い裏口ですが。
診療の方は、PSAは相変わらず0.01未満でしたが、治療の方はまだ続ける必要があるそうで、三ヶ月後に予約が入りました。
暑くなる前に撮った道路脇の花壇の花々です。
百日草ですね
ちょっと寂しいけれどラベンダーです
以上です。
1週間ぐらい前までは、25、26度でした。それから31、32度になり、昨日からは平気で35度を超えるようになりました。
さすがにエアコンなしではブログも書けなくなりました。
さて、N国という団体は節操がありませんねぇ。丸山穂高議員を党に迎えるそうで・・・パワハラ議員として今話題の石崎徹議員、その他のいわく付き議員にも触手を伸ばしているようで・・・
NHKから国民を守ってもらいたい気持ちは山々なのですが、善悪も人柄もお構い無しでは、これはちょっとNHK以上に始末が悪いかもしれない。
NHKさん、もしかして喜んでいるのかもしれない・・・
これはひょっとして「国民からNHKを守る党」になってしまう・・・?
以下おまけの写真です。
先週末、三ヶ月に一度の定期診療に前橋まで行ってきました。今年も夏の飾り付けがしてありました。駐車場に近い裏口ですが。
診療の方は、PSAは相変わらず0.01未満でしたが、治療の方はまだ続ける必要があるそうで、三ヶ月後に予約が入りました。
暑くなる前に撮った道路脇の花壇の花々です。
百日草ですね
ちょっと寂しいけれどラベンダーです
以上です。
山本太郎氏テレ朝出演 [時事問題]
今朝のテレ朝モーニングショー、玉川さんの「そもそも総研」に山本太郎氏が生出演していました。運よく見ることができました。
山本氏、いいですねぇ、明快です。
消費税は廃止すべし。
理由:消費税を導入、増税してきた結果、消費が落ち込み、投資も減り、需要減から所得も減るというデフレが続いてきたので。
他党との共闘では「消費税は取り敢えず5パーセントに引き下げる」で合意する。
その財源は?
法人税や高額所得者に対する優遇税制を廃止するほか、国債を発行する。
赤字国債を増やして国家財政が破綻しないか?
日本の国債は日本円なので、日本円を刷れる以上破綻することはない。但しインフレになる恐れがあるので、インフレの上限2%は守らなければならない。
原発は即時停止。
理由:南海トラフの存在など、自然災害多発国なので、原発の安全性が担保できない。
代替エネルギーは?
環境への影響が比較的少ない天然ガスを中心とする火力。
衆議院選に立候補するのか?
参院選で敗れたので、そうなる。
できるだけ注目される選挙区で立候補するつもり。
など、例によって歯切れよく語りました。
闇営業問題・三面記事から一面に [人間考]
また三面記事を書いちゃいます。
その前に、一昨日は当地夏祭りの最終日でした。昼間時おり降っていた雨も夕方になると止み、多少蒸してはいましたが、いつになく凌ぎやすい祭の夜でした。
後で写真を何枚か載せます。
さて、三面記事です、吉本興業の問題。
反社会的勢力との繋がり、闇営業問題が発端ですね。詐欺や強奪を働く集団の集まりに参加して金銭をもらった芸人が何人もいた。
とんでもないことです。
知らないならまだしも、そうとわかった以上は即刻被害者への弁済に供されなければなりません。
単純な話ですが、そういう芸人が所属する興業会社の人事管理が不適切だったため問題が複雑化した。まず、当該芸人がテレビで会見をし、会社側の仕打ちを訴えた。
会社側も社長がテレビで会見し、経緯を説明した。双方の主張が余りにも噛み合わないため記者たちの質疑が続き、会見は5時間を超えた。
双方とも、いい歳をした大人が涙を流して訴えていて、みっともないことこの上なかった。
見えてきたのは、芸能プロダクションと芸能人との間の不条理な関係です。反社会的な組織との関わりもさることながら、この点も負けず劣らず由々しき問題として浮かび上がってきました。
どうやらそういうことのようです。
聞くところによると、6000人(確かなことは不明です)も芸能人やそれを目指す人を抱える吉本興業は、何か問題が発覚すると「契約を解除する」とか言う割には、ロクな雇用契約書も交わさず、待遇も不明瞭なまま、所属する人たちを仕事に割り振っていたようです。
なぜこのような前近代的な人間関係の会社が存在していたのかということを考えると、テレビの存在が大きく浮かび上がってきます。
テレビに出て活躍するということが、余りにも人の一生にとって大きな出来事なのですね。出ないままで終わる人と、何度も何度も出て、同時代の人によく認知される人との差の大きさが、この不条理を生み出す元になっていることがわかります。
テレビに出る人は一握りです。また出る回数が多いほど有名になり、有名人ほどテレビ局も出しやすくなります。この狭き門を巡っての競争心が、ヤクザまがいの興業会社を存在させる元になっていると見てとることができます。
当たりの宝くじをたくさん持っている販売所みたいなものですね、吉本は。だから大勢がおとなしく言われるままに並んでいる。
なぜ当たりくじをたくさん持っているかといえば、有名人をたくさん抱えているからです。玉をたくさん持っているからテレビ局と渡り合える。
一つ二つ玉が生意気なことを言うようなら、外に弾き飛ばしてしまえばいいのです。玉の予備軍はいくらでもいる。
こういう状況で、テレビを通じて世間と密接な関係を持つ人たちが多く所属する組織が、実は呆れるほどブラックだったというわけです。そのことが、この度はからずも発覚しました。
社会の片隅で、人知れずまじめに一生懸命生きることに大いなる価値があります。しかし、他人より目立って生きたい欲求もあります。
後者に目を向けて目立つ方法を考えてみると、芸能の他にはスポーツや芸術などがあります。スポーツは大抵は実力勝負ですから、あまり理不尽な問題は起こりません。しかし、各界を牛耳るような人物がたまには出てきます。
目立って生きる道として思いつく大どころに、政界というのがあります。与党政治家となれば名は売れ、権力も手にします。国会に出、テレビにも出ます。
そうなる道筋は、よくわかりません。親が政治家だとなりやすいようですが、そうでない場合は・・・取り敢えずの窓口は与党ジミン党です。
吉本と同じような構図が生まれてきませんか。
組織の、特にトップの意向が強く反映されるでしょう。法案の採決に限らず、党の方針に異論を挟むことなどできないでしょう。
政治家は本来選挙民の代表ですから、党の意向よりも選挙民の意向にそうべきですが、そんな自由などないでしょう。党が右と言えば右、左と言えば左。極端な話、戦争といえば戦争なのです。
親分が「オレの任期中に自衛隊を憲法に載せる」と言えば「へい、承知しました」なのです。個人の思想信条の自由さえ、気の毒なことにないのです。それでも著名人として生きれば以ってよしなのです、この人たちは。
「国会で自由に議論しましょう」などと言ってますが、誰が自由に意見を述べるものか、親分に右へならえするだけです。
野党は違いますよ、その党なりの考えを述べるでしょう。ですが、互いに平行線で噛み合わず、最後はいつもの強行採決、数の力で決定です。
そんな世界を見せつけてますよね。どうせ有名になって名を残したいなら、ブラックではなく、良いことで名を残したらいかがなものでしょう。
などと、吉本とジミン党が重なって見えてしまいました。実際、両者はかなり関係が深いんですよね、どうもそうらしい。体質が似ているからでしょうか?
おまけの写真はお祭りの最後。22日の10時過ぎです。
お祭りは22日の夜8時頃お祭り広場にすべての山車が集結して叩き合いを行い、一時中断して関係者の挨拶などがあり終了となります。人がごった返すので、近寄りませんでした。
その後山車は哀愁を帯びたお囃子と共に各町内に帰り、山車小屋に納まります。
ご苦労様でした!
笛の人たちも吹き納め!
零時から還御祭があり、お祭り広場周辺は再び賑わいますが、一度見物に行ったことがあるだけです。
以上、後日、後付けしました。
その前に、一昨日は当地夏祭りの最終日でした。昼間時おり降っていた雨も夕方になると止み、多少蒸してはいましたが、いつになく凌ぎやすい祭の夜でした。
後で写真を何枚か載せます。
さて、三面記事です、吉本興業の問題。
反社会的勢力との繋がり、闇営業問題が発端ですね。詐欺や強奪を働く集団の集まりに参加して金銭をもらった芸人が何人もいた。
とんでもないことです。
知らないならまだしも、そうとわかった以上は即刻被害者への弁済に供されなければなりません。
単純な話ですが、そういう芸人が所属する興業会社の人事管理が不適切だったため問題が複雑化した。まず、当該芸人がテレビで会見をし、会社側の仕打ちを訴えた。
会社側も社長がテレビで会見し、経緯を説明した。双方の主張が余りにも噛み合わないため記者たちの質疑が続き、会見は5時間を超えた。
双方とも、いい歳をした大人が涙を流して訴えていて、みっともないことこの上なかった。
見えてきたのは、芸能プロダクションと芸能人との間の不条理な関係です。反社会的な組織との関わりもさることながら、この点も負けず劣らず由々しき問題として浮かび上がってきました。
どうやらそういうことのようです。
聞くところによると、6000人(確かなことは不明です)も芸能人やそれを目指す人を抱える吉本興業は、何か問題が発覚すると「契約を解除する」とか言う割には、ロクな雇用契約書も交わさず、待遇も不明瞭なまま、所属する人たちを仕事に割り振っていたようです。
なぜこのような前近代的な人間関係の会社が存在していたのかということを考えると、テレビの存在が大きく浮かび上がってきます。
テレビに出て活躍するということが、余りにも人の一生にとって大きな出来事なのですね。出ないままで終わる人と、何度も何度も出て、同時代の人によく認知される人との差の大きさが、この不条理を生み出す元になっていることがわかります。
テレビに出る人は一握りです。また出る回数が多いほど有名になり、有名人ほどテレビ局も出しやすくなります。この狭き門を巡っての競争心が、ヤクザまがいの興業会社を存在させる元になっていると見てとることができます。
当たりの宝くじをたくさん持っている販売所みたいなものですね、吉本は。だから大勢がおとなしく言われるままに並んでいる。
なぜ当たりくじをたくさん持っているかといえば、有名人をたくさん抱えているからです。玉をたくさん持っているからテレビ局と渡り合える。
一つ二つ玉が生意気なことを言うようなら、外に弾き飛ばしてしまえばいいのです。玉の予備軍はいくらでもいる。
こういう状況で、テレビを通じて世間と密接な関係を持つ人たちが多く所属する組織が、実は呆れるほどブラックだったというわけです。そのことが、この度はからずも発覚しました。
社会の片隅で、人知れずまじめに一生懸命生きることに大いなる価値があります。しかし、他人より目立って生きたい欲求もあります。
後者に目を向けて目立つ方法を考えてみると、芸能の他にはスポーツや芸術などがあります。スポーツは大抵は実力勝負ですから、あまり理不尽な問題は起こりません。しかし、各界を牛耳るような人物がたまには出てきます。
目立って生きる道として思いつく大どころに、政界というのがあります。与党政治家となれば名は売れ、権力も手にします。国会に出、テレビにも出ます。
そうなる道筋は、よくわかりません。親が政治家だとなりやすいようですが、そうでない場合は・・・取り敢えずの窓口は与党ジミン党です。
吉本と同じような構図が生まれてきませんか。
組織の、特にトップの意向が強く反映されるでしょう。法案の採決に限らず、党の方針に異論を挟むことなどできないでしょう。
政治家は本来選挙民の代表ですから、党の意向よりも選挙民の意向にそうべきですが、そんな自由などないでしょう。党が右と言えば右、左と言えば左。極端な話、戦争といえば戦争なのです。
親分が「オレの任期中に自衛隊を憲法に載せる」と言えば「へい、承知しました」なのです。個人の思想信条の自由さえ、気の毒なことにないのです。それでも著名人として生きれば以ってよしなのです、この人たちは。
「国会で自由に議論しましょう」などと言ってますが、誰が自由に意見を述べるものか、親分に右へならえするだけです。
野党は違いますよ、その党なりの考えを述べるでしょう。ですが、互いに平行線で噛み合わず、最後はいつもの強行採決、数の力で決定です。
そんな世界を見せつけてますよね。どうせ有名になって名を残したいなら、ブラックではなく、良いことで名を残したらいかがなものでしょう。
などと、吉本とジミン党が重なって見えてしまいました。実際、両者はかなり関係が深いんですよね、どうもそうらしい。体質が似ているからでしょうか?
おまけの写真はお祭りの最後。22日の10時過ぎです。
お祭りは22日の夜8時頃お祭り広場にすべての山車が集結して叩き合いを行い、一時中断して関係者の挨拶などがあり終了となります。人がごった返すので、近寄りませんでした。
その後山車は哀愁を帯びたお囃子と共に各町内に帰り、山車小屋に納まります。
ご苦労様でした!
笛の人たちも吹き納め!
零時から還御祭があり、お祭り広場周辺は再び賑わいますが、一度見物に行ったことがあるだけです。
以上、後日、後付けしました。
参議院選挙投票日の翌日 [日本考]
参議院選挙投票日の翌日
開票結果は・・・
例によって、政権肯定という結果と言えましょう。投票率は48.8%、戦後二番目の低さとのこと。九州は大雨の最中でしたから、悪天候が影響しているとすれば、救済措置が必要でしたよね。
そういう影響がないとすれば、棄権する人は現状肯定、ないしは判らないのでお任せということでしょうから、アベ政治が肯定されたと見ても仕方がないのかもしれません。
足を運んで自民党に入れた人は17%前後で、前回参院選と比べると大幅減とのこと。支持者が減っているとは言えそうです。。
こんな結果ですからちっとも気は晴れませんが、しかし予想されたことですから、あまり落ち込んでも仕方ありません。粘り強く関心を持って、これ以上民主主義のルールを犯されないよう皆でウォッチして参りましょう。
ところで今日の報道ワイドショー系の番組ですが、吉本の芸人と会社幹部とのトラブルばかり話題にして、微に入り細に入り、あちこちのチャンネルで繰り返し報道しています。
見入っているわけではないので詳しいことは知りませんが、時おり点けると、いい歳した大人の泣きっ面ばかりが画面に映っています。
オイオイ、昨日、三年に一度の参議院選挙があったのだぜぃ、その影響がどうなるのか、それはどうでもいいのかい?興味があったらネットで検索してみろってか・・・
参院選の結果もさることなが、翌日の日本も情けないなぁ、ダブルショックです。
以下、おまけの写真は、うちわ祭りのその後。22日夜7時ころまでの風景
以上です。
開票結果は・・・
例によって、政権肯定という結果と言えましょう。投票率は48.8%、戦後二番目の低さとのこと。九州は大雨の最中でしたから、悪天候が影響しているとすれば、救済措置が必要でしたよね。
そういう影響がないとすれば、棄権する人は現状肯定、ないしは判らないのでお任せということでしょうから、アベ政治が肯定されたと見ても仕方がないのかもしれません。
足を運んで自民党に入れた人は17%前後で、前回参院選と比べると大幅減とのこと。支持者が減っているとは言えそうです。。
こんな結果ですからちっとも気は晴れませんが、しかし予想されたことですから、あまり落ち込んでも仕方ありません。粘り強く関心を持って、これ以上民主主義のルールを犯されないよう皆でウォッチして参りましょう。
ところで今日の報道ワイドショー系の番組ですが、吉本の芸人と会社幹部とのトラブルばかり話題にして、微に入り細に入り、あちこちのチャンネルで繰り返し報道しています。
見入っているわけではないので詳しいことは知りませんが、時おり点けると、いい歳した大人の泣きっ面ばかりが画面に映っています。
オイオイ、昨日、三年に一度の参議院選挙があったのだぜぃ、その影響がどうなるのか、それはどうでもいいのかい?興味があったらネットで検索してみろってか・・・
参院選の結果もさることなが、翌日の日本も情けないなぁ、ダブルショックです。
以下、おまけの写真は、うちわ祭りのその後。22日夜7時ころまでの風景
以上です。
ツバメより不健康に陥っていないか・・・ [ブログ交流で学ぶこと]
kazg さんのブログがツバメの営巣の様子を教えてくれました。
https://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2019-07-12
毎年飛来して、巣を修復し、時には新築して、雛を二度にわたって成鳥にして南の国に帰っていくそうです。
口を開けて餌を待つ雛、休みなく働く親鳥、そんな写真を見ていてふと思ったことは、ツバメの子育て風景は昔とちっとも変わっていないんだなあ、健全そのものだなあ、ということ。
一方、人間社会は、営巣も子育ても、何やらすっかりぎこちなくなってしまったなあ・・・
類としては、滅びの方向ではないか?
心配になりました。
何が悪かったのかなあ、物欲に奔ったからなのかなぁ?人間同士の競争過多のためかなぁ?指導者らしからぬ人たちが政治を動かしているからなのかなぁ・・・
などと考えてしまいました。
ファルコ84さんのブログでMAG2NEWSのこんな記事を拝見しました。
https://falco84.blog.so-net.ne.jp/2019-07-17
アベ一強を支える背景として、人々の無関心があるのではないか?一部引用します。
【 TVやスマホは、溢れ出てくる映像をひたすら受動的に眺めるばかりで、人間らしい想像力や思考力をどんどん低下させていきます
魂を吸い取られてしまうような若者も増えていく
仮想世界と戯れるばかりで何も考えようとはしないという恐ろしい傾向は深まる。
それが「安倍一強」を支えているのだとすると、
これを打ち破るのは並大抵のことではないでしょう。 】
わたしは報道番組以外のテレビはほとんど見ないし、ゲームもやりませんので分かりませんでしたが、世の大半の人はそんなことに浸かっていますからね。そうすると MAG2NEWS さんの指摘するようになるのかもしれません。
わたしがあまり見たりやったりしないのは、それらが誰かの作り物だからなんです。
せっかくこの世に生まれてきて作り物に弄ばれるのは嫌なんですよね。この世の実態を知りたい。
それを放棄して、誰かが創った世界に埋没して満足してしまうというのは、すでに自分の感性を信頼していないとか、世界を受け止める能力が自分には備わっていないと思ってしまっているとかいうことなのでしょうか。そうなると「分かるもので心を満たすことが人生」ということになりますよね。
自分の感性で生まれてきた世界を捉えようとしないということは、情けないことではありませんか、人として、生き物として。それでいいのかって心配になります。
そうならないように、先に生まれてきた人が後輩に伝授していくのが教育ではないでしょうか。基本的な物の理や、人の歴史を教え、理性を磨き・・・知性を働かせて世界を捉える気力を養う、そこに教育の目的があるのではないでしょうか?
そう考えると、これは教育の問題ではないか、教育が失敗しているのではないかと思えてきます。知を働かせる気力を養うのではなく、逆に、気力を萎えさせてしまっているのではないでしょうか。
頭がいいはずの人間が、頭を無用のものと、あるいは人を騙す方法を考える道具と考えるようになってしまっているのではないでしょうか。
そんな観点から、教育の全体系を見直してみる必要があるのではないでしょうか。
そんなことを思った次第です。
そんなことを思っている間に、京都ではとんでもない事件が起こりましたね。京アニの製作事務所にガソリンがまかれ、火の海と化しました。34名もの尊い命が一瞬のうちに奪われました。
なんという無体なことをしたものでしょうか。
先ほどの話の続きとしては、映像を創る側の人たちが襲われたことになります。創る側は弄ぶ側ということにもなりますが、自分の感性から生まれたものを知覚できる形で再構築して表現するわけで、弄ぶという気持ちはなく、鑑賞してもらおうというに過ぎないでしょう。いずれにしても、鑑賞する側よりよほど積極的に生きていると言えましょう。
世界中にたくさんファンがいる製作現場が、人も道具も作品もあっという間に焼失してしまいました。
犯人の動機や人となりも大いに追究されなければいけませんが、ガソリンの恐ろしさも痛感しますね。
ガソリンの用途不明の販売は禁止すべきですね。車の給油以外の、携行缶への販売などは許可証が必要とかしないといけませんね。
そんなことも感じました。
ところで今日、当地の夏祭りが始まりました。3日間、22日迄です。パソコンから写真を載せますね。
本日は以上です。
https://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2019-07-12
毎年飛来して、巣を修復し、時には新築して、雛を二度にわたって成鳥にして南の国に帰っていくそうです。
口を開けて餌を待つ雛、休みなく働く親鳥、そんな写真を見ていてふと思ったことは、ツバメの子育て風景は昔とちっとも変わっていないんだなあ、健全そのものだなあ、ということ。
一方、人間社会は、営巣も子育ても、何やらすっかりぎこちなくなってしまったなあ・・・
類としては、滅びの方向ではないか?
心配になりました。
何が悪かったのかなあ、物欲に奔ったからなのかなぁ?人間同士の競争過多のためかなぁ?指導者らしからぬ人たちが政治を動かしているからなのかなぁ・・・
などと考えてしまいました。
ファルコ84さんのブログでMAG2NEWSのこんな記事を拝見しました。
https://falco84.blog.so-net.ne.jp/2019-07-17
アベ一強を支える背景として、人々の無関心があるのではないか?一部引用します。
【 TVやスマホは、溢れ出てくる映像をひたすら受動的に眺めるばかりで、人間らしい想像力や思考力をどんどん低下させていきます
魂を吸い取られてしまうような若者も増えていく
仮想世界と戯れるばかりで何も考えようとはしないという恐ろしい傾向は深まる。
それが「安倍一強」を支えているのだとすると、
これを打ち破るのは並大抵のことではないでしょう。 】
わたしは報道番組以外のテレビはほとんど見ないし、ゲームもやりませんので分かりませんでしたが、世の大半の人はそんなことに浸かっていますからね。そうすると MAG2NEWS さんの指摘するようになるのかもしれません。
わたしがあまり見たりやったりしないのは、それらが誰かの作り物だからなんです。
せっかくこの世に生まれてきて作り物に弄ばれるのは嫌なんですよね。この世の実態を知りたい。
それを放棄して、誰かが創った世界に埋没して満足してしまうというのは、すでに自分の感性を信頼していないとか、世界を受け止める能力が自分には備わっていないと思ってしまっているとかいうことなのでしょうか。そうなると「分かるもので心を満たすことが人生」ということになりますよね。
自分の感性で生まれてきた世界を捉えようとしないということは、情けないことではありませんか、人として、生き物として。それでいいのかって心配になります。
そうならないように、先に生まれてきた人が後輩に伝授していくのが教育ではないでしょうか。基本的な物の理や、人の歴史を教え、理性を磨き・・・知性を働かせて世界を捉える気力を養う、そこに教育の目的があるのではないでしょうか?
そう考えると、これは教育の問題ではないか、教育が失敗しているのではないかと思えてきます。知を働かせる気力を養うのではなく、逆に、気力を萎えさせてしまっているのではないでしょうか。
頭がいいはずの人間が、頭を無用のものと、あるいは人を騙す方法を考える道具と考えるようになってしまっているのではないでしょうか。
そんな観点から、教育の全体系を見直してみる必要があるのではないでしょうか。
そんなことを思った次第です。
そんなことを思っている間に、京都ではとんでもない事件が起こりましたね。京アニの製作事務所にガソリンがまかれ、火の海と化しました。34名もの尊い命が一瞬のうちに奪われました。
なんという無体なことをしたものでしょうか。
先ほどの話の続きとしては、映像を創る側の人たちが襲われたことになります。創る側は弄ぶ側ということにもなりますが、自分の感性から生まれたものを知覚できる形で再構築して表現するわけで、弄ぶという気持ちはなく、鑑賞してもらおうというに過ぎないでしょう。いずれにしても、鑑賞する側よりよほど積極的に生きていると言えましょう。
世界中にたくさんファンがいる製作現場が、人も道具も作品もあっという間に焼失してしまいました。
犯人の動機や人となりも大いに追究されなければいけませんが、ガソリンの恐ろしさも痛感しますね。
ガソリンの用途不明の販売は禁止すべきですね。車の給油以外の、携行缶への販売などは許可証が必要とかしないといけませんね。
そんなことも感じました。
ところで今日、当地の夏祭りが始まりました。3日間、22日迄です。パソコンから写真を載せますね。
本日は以上です。
閉塞社会の弊害 [日本考]
今の日本社会は、アベ政治を礼賛する一部の人たちはいるでしょうが、大半は、なんとなく現状肯定している人たちと、強い危機感を抱いている人たちとに分かれてしまっていますよね。
アベ政治の最大の欠点は、憲法や民主主義を軽視して権力の集中を図っている政治手法にあると思いますが、社会に閉塞感をもたらしていることも、負けず劣らずの大きなマイナス点ですね。
風船かずらさんが
「若い人達は迷っていて失望しているように感じます」とのコメントをくださいました。社会にあまりにも可変性がないんですね。不正をいくら追求されても世の中が改められることがない。これほど息の詰まることはありません。
アベさんはしばしば「民主党政権時代を思い出してください。あの時彼らは何ができましたか。悪夢のようだったではありませんか。」と声高に、また公理でもあるかのように決め付けて言います。
日本の政治が変わろうとする一大局面を全否定してしまうのです。今の選挙制度は、政権交代が可能な制度を作ろうという趣旨で小選挙区制が導入されたのです。自民党以外の政治は悪夢だと決め付けるなどとんでもないことです。
口を開けば、具体的提案がないとか、無責任に反対するだけだとかと野党を批判しますが、政権側が野党を批判すること自体、おかしなことです。越権行為です。
自分たちのしている政治に対する野党の批判に明瞭に応えないで、批判する野党を批判するという姿勢はまったくあるべき態度ではありません。
独裁政権をあの手この手で長く続けようとすることが、政権の当たり前かもしれないけれど、日本の社会にとっては百害あって一利なしの罪な行為です。
政治は民意によって動かなければなりません。そうしないと社会に閉塞感が充満し、様々な悪弊があちこちに起こってしまいます。
そうした膿んだ社会になってしまっているんですよ、今の日本は。
参院選迫る! [時事問題]
あと一週間と迫ったのに、参院選、盛り上がりに欠けてますね。日韓問題ばかり取り上げられています。
日韓は問題の根が深いですからね、少々関心を持ったところで解決策がすぐに見えるものではありません。日韓の経済や外交問題に関わるだけでなく世界にも波及する大きな問題ではありますが、和解への歩み寄りは簡単には見つかりません。
今の時期、大事なことは参議院選挙です。そう言うわたしも、与党に勝たせてなるものかと思っているだけで、実は具体的なことはよくわかっていませんでした。
そこで、近くの県の地方庁舎に選挙公報をもらいに行きました。でも、なんと置いてありませんでした。
そこでネットで調べましたが、制度の仕組みや投票の仕方、当選の決め方など、欲しい情報にはなかなか辿り着けませんでした。
やっと辿り着いたのが下記のサイトでしたのでご紹介します。
【図解・政治】参院選2019・比例代表の新しい当選方法(2019年7月)
https://www.jiji.com/sp/graphics?p=ve_pol_election-sangiin20190704j-04-w510
誰に、またどの党にどう投票したらたったの一票が一番有効に働くのか、知人と連絡を取り合うなどして情勢を伺いながら決めたいと思っています。
以下おまけの写真を追加掲載します。
写真は当日地方庁舎で撮ったものです。
以上です。
日韓は問題の根が深いですからね、少々関心を持ったところで解決策がすぐに見えるものではありません。日韓の経済や外交問題に関わるだけでなく世界にも波及する大きな問題ではありますが、和解への歩み寄りは簡単には見つかりません。
今の時期、大事なことは参議院選挙です。そう言うわたしも、与党に勝たせてなるものかと思っているだけで、実は具体的なことはよくわかっていませんでした。
そこで、近くの県の地方庁舎に選挙公報をもらいに行きました。でも、なんと置いてありませんでした。
そこでネットで調べましたが、制度の仕組みや投票の仕方、当選の決め方など、欲しい情報にはなかなか辿り着けませんでした。
やっと辿り着いたのが下記のサイトでしたのでご紹介します。
【図解・政治】参院選2019・比例代表の新しい当選方法(2019年7月)
https://www.jiji.com/sp/graphics?p=ve_pol_election-sangiin20190704j-04-w510
誰に、またどの党にどう投票したらたったの一票が一番有効に働くのか、知人と連絡を取り合うなどして情勢を伺いながら決めたいと思っています。
以下おまけの写真を追加掲載します。
写真は当日地方庁舎で撮ったものです。
以上です。
日米安保は不平等だ! [日本考]
G20の前後に、トランプ氏が日米安保条約について「日本が攻撃された時、我々は日本を守るために戦わなければならないが、我々が攻撃された時に彼らは戦う必要はない。大変不平等な条約だ」と述べたことが報道され、話題になりました。
これは、日米安保の本質を知らない、いかにも政治素人の発言です。
そもそも日米安保は、戦勝国の軍隊の駐留を、いつまでも可能にするために作られた条約です。アメリカの、東アジアからインド洋地域をめぐる世界戦略の一環であり、日本を知り尽くし、日本を軍事的に支配し続けるための戦略でもあります。
日本は、各地で基地を提供し、首都圏上空に大きな空域まで献上しています。アメリカの一方的な優位性は、日米地位協定にも如実に表れています。日本は国民の人権を犠牲にまでしているのです。沖縄の基地負担の問題は住民の忍耐の限界を超えてさえいます。
こうしたことの見返りとして、米軍は日本の安全を保障することになっていますが、全体として、アメリカさんのご都合でできているような条約と言えるでしょう。
大統領からこんな発言があれば、認識を改めさせれば良いだけのことです。あるいは、「それでは止めましょう」と言い出す機会にすれば良いのです。絶好のチャンスです。
しかし、なぜかそうしたリアクションは起こりません。日本の政治が、こうしたアメリカの利権を守ることで権力を保持している勢力に牛耳られているからです。今の政権は、アメリカの圧力を跳ね返すどころか、言うなりに、アメリカ産の武器を大量に購入する約束までしているのです。
この辺りのことは、『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏治著)で、すでに学んだことでもあり、いまさら改めて論じることではありません。
今回わたしが問題として感じていることは、「それなら日米安保は廃棄することにしては・・・」という意見が起こると、「そんなことをすれば、あっという間に周辺の大国が攻めてきて、日本が占領されてしまう」と本気で思っている人が意外とたくさんいることです。
そのために、日米安保は止めようという意見はもやもやと立ち消えになり、まともに議論されることもありませんでした。
日本は平和憲法を掲げ、陸海空軍その他の戦力は保持しないことになっていますが、一方で防衛のための戦力として自衛隊を有しています。
このままでは憲法違反だから憲法に自衛隊を明記しようというのが現政権の主張ですが、ある程度の自衛の備えはあって当然なので、憲法の平和主義を無にしてまで改憲する必要はないとの意見もあります。
憲法との整合性はともかくとして、現実には、我が国は他国の侵略に対する備えはしているのです。その実力がどれほどかは、様々な評価がありますが、世界有数であることは間違いありません。(ネットで様々な評価を調べてみるとよくわかります)
大切なのは、軍事力で勝ることではなく、各国と平和友好条約を結ぶ外交努力で、この点は十分とは言えませんが、少なくとも、日米同盟を止めれば即座に他国に侵略されてしまうという状況にはないのです。
しかし、日本人の多くが、そういう不安を持っているのです。アメリカに守られて日本は国際社会に復帰し、その地位を上げてきたと思い込んでいるのです。思い込まされてきたのかもしれません。
自国の力で敗戦の泥沼から立ち直ってきたという自負はないのです。戦勝国の庇護の下、今の地位を築くことができたと思い込んでいるのです。庇護がなくなることなど、考えられないのです。
あの敗戦で、すっかり腑抜けになりました。こんな腑抜けた独立国など、他にあるでしょうか?
平和憲法を掲げ、自衛の備えもし、なおかつアメリカの属国に甘んじているのです。経済力があるから、技術力があるから、一風変わった文化があるから、長い歴史があるから・・・一応、各国が日本の国や人を尊重し、付き合っているのです。
決して、政治大国として日本を尊敬している国などないのです、人などいないのです。憐れんでいる人や国はあるでしょうが。
政治家も国民も、よく考えた方がいいですよ。耳の痛いことですが、基本は自立することですよ。まずは、志から。
そんなことを感じています。
これは、日米安保の本質を知らない、いかにも政治素人の発言です。
そもそも日米安保は、戦勝国の軍隊の駐留を、いつまでも可能にするために作られた条約です。アメリカの、東アジアからインド洋地域をめぐる世界戦略の一環であり、日本を知り尽くし、日本を軍事的に支配し続けるための戦略でもあります。
日本は、各地で基地を提供し、首都圏上空に大きな空域まで献上しています。アメリカの一方的な優位性は、日米地位協定にも如実に表れています。日本は国民の人権を犠牲にまでしているのです。沖縄の基地負担の問題は住民の忍耐の限界を超えてさえいます。
こうしたことの見返りとして、米軍は日本の安全を保障することになっていますが、全体として、アメリカさんのご都合でできているような条約と言えるでしょう。
大統領からこんな発言があれば、認識を改めさせれば良いだけのことです。あるいは、「それでは止めましょう」と言い出す機会にすれば良いのです。絶好のチャンスです。
しかし、なぜかそうしたリアクションは起こりません。日本の政治が、こうしたアメリカの利権を守ることで権力を保持している勢力に牛耳られているからです。今の政権は、アメリカの圧力を跳ね返すどころか、言うなりに、アメリカ産の武器を大量に購入する約束までしているのです。
この辺りのことは、『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏治著)で、すでに学んだことでもあり、いまさら改めて論じることではありません。
今回わたしが問題として感じていることは、「それなら日米安保は廃棄することにしては・・・」という意見が起こると、「そんなことをすれば、あっという間に周辺の大国が攻めてきて、日本が占領されてしまう」と本気で思っている人が意外とたくさんいることです。
そのために、日米安保は止めようという意見はもやもやと立ち消えになり、まともに議論されることもありませんでした。
日本は平和憲法を掲げ、陸海空軍その他の戦力は保持しないことになっていますが、一方で防衛のための戦力として自衛隊を有しています。
このままでは憲法違反だから憲法に自衛隊を明記しようというのが現政権の主張ですが、ある程度の自衛の備えはあって当然なので、憲法の平和主義を無にしてまで改憲する必要はないとの意見もあります。
憲法との整合性はともかくとして、現実には、我が国は他国の侵略に対する備えはしているのです。その実力がどれほどかは、様々な評価がありますが、世界有数であることは間違いありません。(ネットで様々な評価を調べてみるとよくわかります)
大切なのは、軍事力で勝ることではなく、各国と平和友好条約を結ぶ外交努力で、この点は十分とは言えませんが、少なくとも、日米同盟を止めれば即座に他国に侵略されてしまうという状況にはないのです。
しかし、日本人の多くが、そういう不安を持っているのです。アメリカに守られて日本は国際社会に復帰し、その地位を上げてきたと思い込んでいるのです。思い込まされてきたのかもしれません。
自国の力で敗戦の泥沼から立ち直ってきたという自負はないのです。戦勝国の庇護の下、今の地位を築くことができたと思い込んでいるのです。庇護がなくなることなど、考えられないのです。
あの敗戦で、すっかり腑抜けになりました。こんな腑抜けた独立国など、他にあるでしょうか?
平和憲法を掲げ、自衛の備えもし、なおかつアメリカの属国に甘んじているのです。経済力があるから、技術力があるから、一風変わった文化があるから、長い歴史があるから・・・一応、各国が日本の国や人を尊重し、付き合っているのです。
決して、政治大国として日本を尊敬している国などないのです、人などいないのです。憐れんでいる人や国はあるでしょうが。
政治家も国民も、よく考えた方がいいですよ。耳の痛いことですが、基本は自立することですよ。まずは、志から。
そんなことを感じています。
参院選、安倍演説にこんなくだりが! [時事問題]
「しっかりと国会議員としての責任を果たして議論をする候補者、政党を選ぶのか
議員としての責任を果たさず審議を全くしない政党や候補者を選ぶのか
それを決めていただく選挙でもあります」
各党党首の選挙演説を伝えるニュース映像の一コマに、安倍氏のこんな演説場面がありました。
わたしゃびっくりしましたねぇ。
エエッ、予算委員会も開かず、ロクな審議もしないで逃げ回っているのはジミントウさんじゃないかい!
こんなフェイクスピーチを選挙の時にしていいのかい?
そこで、ネットで再確認しようと思いました。ところが、文字に起こしたものに残念ながら出合えず、仕方なく、動画から文字起こしをしました。(アベ演説に貴重な睡眠時間を割いてしまいました。)
そうしたところ、これは憲法審査会に限っての話だということがわかりました。
前段は
「(トランプ氏との親密な仲を説明した後)日米同盟の絆はかつてないほど強固なものとなりました。
そんなものは必要ないと言っている人もいるんです。たとえば共産党です。共産党は、日米同盟は廃棄するとこう言っていますね。
それだけではありません。自衛隊も憲法違反だと言っている。この雨の災害でも出動してくれた、そしてあの東日本大震災であんなに頑張ってくれた自衛隊は憲法違反だと言っている。
私たちはこういう論争に終止符を打つために憲法に自衛隊を明記するということを公約に掲げています。憲法は、最後は決めるのは、国民投票、国民の皆さまです。
そのためにはやっぱり審議をしなければなりません。それが国会議員の責任ですよね。であるにもかかわらず、憲法審査会においては1年間で衆議院で2時間あまり、参議院ではなんと3分しか議論されていない。
これ皆さん可笑しいじゃありませんか。この選挙で問われているのは、私たちのようにしっかりと国会議員としての責任を果たして・・・」冒頭の行につながります。
なるほど、フェイクではなかったようです。なるほど筋の通ったスピーチで・・・と一見聞こえますが、果たしてそうでしょうか。
自衛隊を明記したいために憲法を変える。その自衛隊は災害時に出動してくれる有り難い存在だ。
この論法可笑しくありませんか?自衛隊の存在を明記する場所はどこ?
憲法九条?
国権の発動たる戦争は永久に放棄する、戦力も保持しない。
その後の三項に自衛隊の存在を明記するんですか?
そんなことをしたら、一項、二項がまるで空証文になってしまいますよ。
災害時に国民の命と生活を守ってくれることが売りの自衛隊を、憲法九条に載せたら、国民の命と生活を脅やかす戦争を、逆に呼び込んでしまうのですよ。まるでトロイの木馬じゃありませんか!
だから、そこにまやかしがあるから、憲法審査会の議論に応じにくいんじゃないでしょうか、国のことを真摯に考えるまともな国会議員は。
そもそも、憲法が大事だと言うなら、まずは現行憲法を尊重し、それに従うべきです。集団的自衛権を認める安保法制を決める時に、あれほど憲法違反だと多くの学者が指摘したにもかかわらず、耳を貸さず、違憲立法をした政党や政権担当者に、憲法改正を発議する資格があるのですか?
そういう矛盾は頬被りしておいて、聞こえの好い言葉ばかり並べて支持を訴えているんじゃねえよ!
って思っちゃいましたが、皆さんのご感想や如何に?