こじれる日韓関係（任せておけない外交）

日韓問題がこじれています。元は戦時中の徴用工問題です。政府間交渉で全て解決済みとする日本政府と民間の損害賠償は別とする韓国との主張が対立したまま、韓国内で法的執行が進んでいます。日本の政府と当該企業にとっては大きな問題です。

しかし、今回の輸出貿易管理令の変更は、この問題を念頭に置いた対抗処置ではありません。実情を鑑み粛々と見直しを実施しているだけです。と、スガ官房長官はコメントしています。報道番組のMCの多くもこれに右へ倣えし、日本の当然の見直しに韓国政府と国民が感情的になって問題が益々大きくなっていると報道しています。

隣国との、政府間にとどまらず国民感情にまで発展しているゴタゴタですから大問題です。大問題ですから、本来なら、当ブログでもとっくに取り上げていなければいけません。でも取り上げてきませんでした。

なぜかと言いますと、外交問題に関しては、派手に金を遣い過ぎていること以外は、自ら積極的に批判する気にならないのです。その理由は、外交ですから国民も政府も一丸となって事に当たるべき・・・そんな国家主義的発想では全然ありません。

国内では通るアベ・アソウ・スガのパワハラ政治も、外国が相手では、思い通りに通りっこないと思っているからです。とやかく批判するまでもなく、現政権は成果を上げられず苦労するでしょう。

ロシアとの北方領土問題を含む平和条約の話はどうなりましたか？

対北朝鮮の最優先課題としている拉致問題の交渉は解決しましたか？それどころか何か進展がありましたか？

現地まで出かけて行ったアメリカとイランとの仲介役は何か成果があったのですか？滞在中、タンカーが砲撃を受けただけですか？

コバンザメのように張り付いているアメリカさまとだけはうまくいっているようですが、果たして本当ですか？大量に武器を買わされ、基地負担をもっと増やせとか言われているだけではありませんか？

北朝鮮が最近しばしば日本海に向けてミサイル発射をしていますねぇ。アベさん「我が国の脅威になるものでないことは確認しています」なんて平静を装っていますが本当ですか？

トランプ大統領って、解り易い人ですよね。北のミサイル発射実験は短距離なら問題ないと、アメリカに届くものでない限り問題にしないと公言しちゃってますよね。自分・自国ファーストの、つまりただの勝手人間ですから、それでいいんですよね。

日本や韓国はどうするんですか？いつミサイルが飛んでくるか判りませんよ。
「それが心配なら、イージスアショアなど迎撃ミサイルをたくさん備えろ」って同盟国相手に商売できますからね。北さんをうまく利用していますよ。

つまり、頼りのアメリカも実は全然頼りになっていないのですよ。

今回の日韓問題もこじれる一方です。あの政権のやり方でことがうまく収束しますかね。うまくいかないでしょうね、苦労するでしょうね。隣国同士がいがみ合って傷つけ合って疲弊していく。世界は面白がって？見ているでしょうね。
日韓両国民にとってはリスクの大きな話です。

いい加減で気付きましょうよ。あの人たちに政治を任せておいたのでは、損害ばかりが発生しますよ。歴史の流れに対し前を向いて櫓を漕いでいませんからね。後ろに行っちゃってますから！

本日は以上です。
（このブログに来てくれる人の多くはとっくに気付いていますからね。念のためわたしの外交観を書いてみました）