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74回目の終戦記念日に [人間考]

今日は終戦記念日です。
敗戦が確定した屈辱の日でもあります。しかし生き残った人たちの多くがほっとした日です。私はまだ生まれていませんでしたが、親や祖母、親戚の人たちの様子からそれは明らかに伝わってきました。

負けるはずがないと思い、思わされ、ズルズルと窮地に追い込まれていた現実が、まるで悪夢から覚めるかのように一変した日です。

そんな明るい陽がさした日の前夜から未明にかけて、熊谷市は空襲を受けました。日本がもう戦えない、戦わないことは明らかになっていた時点で、アメリカは市民の頭上に焼夷弾を降らせました。

いまさら恨み言を言っても仕方がないかもしれませんが、原爆の投下も含め、市民の大量の、しかも余分な殺傷ですから、その非を糾弾しないわけにはいきません。

昨年は市の有志が毎年行っている平和の鐘を鳴らす行事に参加しました。そして記事にしました。
https://mo-mo-taro.blog.so-net.ne.jp/2018-08-15

今年は台風が西日本に接近し、それが超大型で、関東地方も昨日から時折大雨が降るなど影響が出ています。今日はさらに荒れた天気になるでしょうから、正午にそれが行われるかどうか、また、参加できるかどうかわかりません。そこで、今年はそれを待たずに記事を書いています。

先日、戦争が個人にもたらす悲劇を改めて思い起こさせてくれる文章に出会いました。今日はそれを紹介させていただきます。風船かずらさんのブログで拝読しました。
https://aoisora-ni.blog.so-net.ne.jp/2019-05-31

知人の方たちが書かれた文集から書き起こしてくださったようです。ご一読をお勧めします。また、戦争の悲惨さを知らない一人でも多くの方の目に触れますよう、拡散の程を宜しくお願い致します。

本日は以上をまずは投稿します。

11時半過ぎ、友人と行ってきました、中央公園の平和の鐘の下に。

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今年も集っていました、雨中。
反対側から
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正午に黙祷
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鐘の音が響き
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熊谷市非核平和都市宣言が朗読されました。
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熊谷市非核平和都市宣言

世界の恒久平和は、私たち人類共通の願いです。
しかし、世界では今もなお地域紛争やテロリズムなどにより、人間の生命や尊厳を踏みにじる行為が繰り返されるなか、核兵器の存在や核実験の実施は、世界の平和と人類の生存に深刻な不安と脅威をもたらしています。
特に、わが国が世界唯一の核被爆国であるという歴史的事実を厳しく受け止め、非核三原則を掲げ、核兵器廃絶を全世界に訴え続け、このかけがえのない美しい地球と、これまで人類が築きあげた偉大な遺産を後世へ引き継がなければなりません。
私たち熊谷市民は、県内唯一の戦災指定都市の住民として、戦争の惨禍を二度と繰り返すことのない社会と人類の恒久平和を一日も早く実現するために、世界平和を願うすべての国の人々と手を携えることを誓い、ここに熊谷市を「非核平和都市」とすることを宣言します。
平成18年7月1日 熊谷市

拍手をして散会
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雨にもめげない74回目の終戦の日の集いでした。


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