SSブログ

No nukes future 核なき世界に向かって [日本考]


今日のニュースは何と言ってもこれですよね

【 核兵器禁止条約、批准国で順次発効 締約国会議はオーストリア開催へ 日本参加は?
https://mainichi.jp/

史上初めて核兵器の開発や保有、使用などを全面的に禁じる核兵器禁止条約が22日、南太平洋のサモアから順次発効した。世界の核軍縮は核拡散防止条約(NPT)を柱にしているが、その動きは停滞してきた。核禁条約の推進国や非政府組織(NGO)は、核兵器を非人道兵器とする国際的な規範意識が高まり、核保有国への圧力になると期待しており、核軍縮の前進につながるか注目される。

 条約は、昨年10月時点の批准50カ国・地域で、現地時間の22日午前0時にそれぞれ発効。昨年12月に新たに批准した西アフリカのベナンでの発効は、批准から90日後の3月11日になる。批准は、中南米やオセアニアなどの小さな国が多い。国連のグテレス事務総長は「核兵器使用による壊滅的な人道上の結末に関心を集める世界的な運動の成果だ」と評価している。(以下省略) 】

人類が人類に向かって、核兵器を作り使うという愚かなことを止めようと訴える条約が発効しました。人類の記念すべき大きな一歩と言えるでしょう。

残念なのは、日本がこの条約に参加していないことです。世界で唯一の、核爆弾による被害を二度も体験した国なのに、その非人道性を最もよく知る民族なのに、この禁止条約に参加していないのです。

Wish you were here.(ここにいて欲しかった)と国連の関係者に言わしめました。

その理由を政府は次のように説明しています。

【 核軍縮に関する我が国の基本的立場は、核兵器のない世界の実現のためには、核兵器の非人道性に対する正確な認識及び厳しい安全保障環境に対する冷静な認識に基づき、核兵器国と非核兵器国との間の協力による現実的かつ実践的な措置を積み重ねていくことが不可欠であるというものである。

御指摘の決議案は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発が我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威となっている中で、このような我が国の基本的立場に合致せず、また、核兵器国と非核兵器国との間の対立を一層助長し亀裂を深めるものであるとの理由から、慎重な検討を重ねた結果、反対したものである。】

スガ総理も国会でこの見解を述べています。

これでは、核兵器の保有国が無くなるまで、つまり地球から核兵器の脅威が消えるまで、核兵器の禁止条約に参加しないと言っているようなものではないですか。

現状に問題があるから、危機的状況だからなんとかしようとしている時に、状況が変わるまで参加できないとは、まったくただの屁理屈に過ぎません。

しかも、これが人を納得させ得る理由だと思って何度も公言しているのですから、日本の指導者というのはどこまで愚かなのか、本当に笑いものです。チョー残念です。

現状を変えるには勇気が必要です。被曝の恐ろしさと非人道性を知る民として、二度とこれが使われないように世界に訴えようではありませんか。(日本はこういう立場を表明しています)

「隣国がこれを持っていてその脅威に晒されているから、こちらも報復手段として有する必要がある。だから核兵器には意味がある」では、事態は変わらないのは目に見えています。

情けないですよね。夢がない、希望がない。民族の歴史が生かされていない。勇気と情熱がない。

こんな国でいいんですか?

良くありませんよね。誰も、尊敬しませんよ。もっと筋の通った国にしましょう!

折鶴に書かれた
Wish you were here. を忘れちゃいけませんよね。心ある世界の人々の願いです。



nice!(13)  コメント(14) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。