SSブログ

保健所がネックになっている? [時事問題]


今日の全国感染者数は7700人超え、これで4日連続の最多更新になりました。

昨日遅ればせながら、政府が、東京、千葉、埼玉、神奈川に緊急事態宣言を出しましたね。その折の会見で菅総理は
【 今回の世界規模の感染の波は私たちが想像していたものを超え、厳しいものになっています。】と仰いました。えっ、感染しやすいし、新型で治療薬もワクチンもないし、世界的な流行だし、「これは大変なことになったぞ」って素人目にもそう見えましたよ。

【 しかし、私はこの状況は必ず克服できると思っています。】と続けました。想像が外れた人が、必ず克服できると思っていても、その思いが当たる根拠はどこにあるんですかね?と思ってしまいます。

【 そのためにはもう一度皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ません。・・・】ときました。

揚げ足なんか取りたくありませんが、どうもお役人の作文の棒読みに思えて仕方ありません。

それより、現場がいよいよ逼迫してきましたね。地域や病院によっては既に医療崩壊が起きていると言っても良いのではないでしょうか。

ところで、一番処理能力を超えてしまっているのは保健所ですよね。陽性が発覚すると、保健所が管理し、病院や宿泊施設の斡旋、ないしは自宅待機の指示を出し、感染経路や濃厚接触者を割り出したり、電話で健康チェックをしたりしています。

保健所がコロナ対策のネックになっていることは始めから容易に想像がつきました。医療現場の逼迫や病床数の不足については、声高に叫ばれましたが、保健所の困惑状況については、あまり声が上がっていませんでした。

保健所の職員は公務員ですから、黙々と仕事に従事するだけで、仕事の量が多すぎるとか、やりきれないとかの不平不満は発信しない傾向があるのでしょう。

保健所は、最も大事な現場の一つとして、危機的状況の訴えや様々な提案をもっと早くからするべきだったのではないでしょうか。官民挙げて取り組まないと克服できませんよね。

なにせ、政治家がコロナ禍を重く受け止めていないで、未だに飲み食いの会合にうつつを抜かしているのですから、現場は官民を問わず連帯して知恵を出し合わないと、この難局は乗り切れませんよね。危機の時は「お役所仕事」ではダメです。

以上、また時事問題に引っ張られてしまいました。


nice!(14)  コメント(8) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。