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医療崩壊以前に保健行政が崩壊! [新型コロナ関連]

新型コロナの感染拡大の勢いがやや鈍ってきたようですねぇ、もちろん油断はできませんが。

それにしても、人口当たり最多のベッド数を誇る国なのに、すでに医療現場では患者に必要な治療や看護ができない状況が起きてしまっているんですよね。

入院待ちの感染者が自宅で亡くなってしまっているという悲惨な話を聞くにつけ、「どうなっているんだ?」とこの国の医療体制の貧困・脆弱を危惧せざるを得ません。

この状況は医療崩壊と言うより、保健行政の崩壊なんですよね。病院にはまだ余力があるのに、その機能を活用できずに、罹患者が放置され、孤独のまま息を引き取っていくという悲劇が起きてしまっているんですよ。

明らかに政治・行政の無策が原因ですよ。その原因はどこにある?

一つはアベ政治以来、何でも官邸主導になってしまった。今回の新型コロナ騒動も、厚労省が担当部署ですよ。ここの知見を生かして、まずはここをフルに働かすべきだった。

官邸や総理が前面に出すぎる(アベノマスクはその一例)ので、余計なことをして後で叱られたり、公文書を書き換えたりさせられてはたまらないから、指示待ちになってしまった。

ところが、トップの官邸は、経済の落ち込みや色々な利益関係者の声が届いてくるので、なかなか有効な感染病対策の指示が出せない。

もう一つは保健行政の現場です。指定感染症の指定により、保健所が対応することになってます。

患者が増えれば、患者の病院や滞在施設の斡旋、体調調査などに加えて、感染ルートの追跡や、濃厚接触者の割り出し、検査など、やる事が多すぎて手が回らないのは目に見えています。

かくして保健行政がすぐに逼迫、崩壊してしまった。

どうにか、マスク、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンスなどを励行して、会食・移動を控え、感染を極力抑えるしかありません。その間に、この貧弱な保健行政を少しでも立て直してもらわないと、この国は大変悲惨な状況になってしまいます。

そんなモヤモヤした気分でいたところ、この気分を晴らす記事を発見しました。kazg さんのこの記事、『氷解の巻』
https://kazsan.blog.ss-blog.jp/2021-01-16

バイトが再開して私が見損なったモーニングショーと、ぼうごなつこさんの風刺漫画を紹介しています。是非ご覧ください。

本日は以上です。


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