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いよいよ支離滅裂になってきた? [新型コロナ関連]


今朝のヤフーニュース

新たに664人の感染確認 緊急事態解除後で最多を更新 計2万5575人に

【 新型コロナウイルスの感染者は18日、全国で新たに664人が確認された。緊急事態宣言が解除された5月25日以降では最多を更新した。新規感染者のうち9人は空港到着時の検疫で判明し、クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者数は計2万5575人。死者は1人増え、999人となった。】(毎日新聞)

Go To キャンペーンに関しては・・・
GoTo「東京以外も見送りを」69% 緊急事態「再発令」支持8割 毎日新聞世論調査

【 毎日新聞と社会調査研究センターは18日、全国世論調査を実施した。「Go Toトラベル」事業を22日から東京を除外して始める政府方針について「妥当だ」との回答は19%にとどまり、「東京以外も見送るべきだ」が69%に上った。「東京も対象とすべきだ」はわずか6%だった。安倍内閣の支持率は32%で、6月20日に行った前回調査の36%から4ポイント下落。不支持率は60%(前回56%)だった。】

こんな時期に旅行を奨励するキャンペーンを政府が実施。いかにもタイミングが悪いですね。前の前の記事で書きました。その続きです。

その後、皆さまご存知のとおり、東京発着と都居住者はキャンペーンから除外することとされました。

【 赤羽一嘉国土交通相は17日、記者会見し、外出自粛や休業要請の影響で落ち込んだ観光需要を喚起する目的で7月22日から開始される「Go Toトラベル」事業で東京都を発着する旅行と、東京都居住者の旅行について当面の間支援の対象外にすると発表した。

 会見では記者から、すでに予約をした利用者が旅行を取りやめる場合のキャンセル料はどうなるのか、と質問が出た。これに対し、赤羽国交相は「緊急事態宣言を出した時も同じ問題が起こった。みなさん、それぞれの立場で大変ご苦労されているので、『(従来の)ルール通り(の対応を)』とお願いした。実際にはこういう状況だからとキャンセル料は取らないという現場もあったし、取られた部分もあった。そうした自然な形で行っていただけるものだと思う」と語った。

 また、「いまキャンセル料を取らないようにと指導すると、やっぱり中小、小規模の旅行業のみなさんは大変にことになっているので、いささか無理がある。みなさん苦しい中で、対立構造は作らずに、お互いがうまくいくように、と言う思いを貫いていきたい。基本原則はそういう感じだ」と述べた。】(the PAGE より)

助成金を充てにして少し豪華な旅行の計画を立てたところ、助成金がなくなった。ではこの際はキャンセルしようとすると、かなりの額のキャンセル料がかかる。政府はそれについては当事者に任せると知らん顔。これではまるで詐欺にあったようなものではありませんか?

こういうやり方を見ていると、政府の金の遣い方が明らかに変わりましたね。当初は、新型コロナ対策で緊急事態宣言を発したことによる救済目的でした。一人一律10万円も持続化給付金もそうでした。

しかし、このトラベル助成金は観光業者救済が必ずしも目的ではありませんね。平常時の経済刺激策ですね。財政支出をすることによって経済効果を狙う、すなわち、国民の眠っている金を引き出すことが狙いです。需要喚起です。

救済なんて考えていません。呼び水なんですね。ですから、キャンセル料も消費者から引き出す金ですから、業者が手にすれば目的達成なんですね。

それから、この政策では、もともと持ち金の少ない人は恩恵の受けようがありません。初めから対象外です。

経済振興策ですから、不景気の時には必要です。今は極度に不景気ですから、必要ではあります。ですが、通常の不景気とは明らかに違います。眼前の脅威である新型コロナ感染防止と、それによる経済活動縮小の救済策に専念する必要があります。

こんな平時の経済政策に知恵を絞っているようでは、与党の政治屋さんは呑気なものですね。国交相と経産省が、最近前面に出ていますが、えっ、厚労省が主役じゃないんですか?って思いますよね。

官邸も音無ですが、ことの全体を仕切っているのは官邸ですから、官邸の感覚がまともじゃないんですよね。

因みに、官邸を仕切っているのは、「7人の君側の奸」(ファルコさんのブログより)だそうですから、これも承知しておきましょう。
https://falco84.blog.ss-blog.jp/2020-07-04

本日は取り急ぎ以上です。


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