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『国賊論』 [ブログ交流で学ぶこと]



先日、書こうとして、九州の大雨被害が気になって頓挫してしまった話に再チャレンジしようと思います。

まずは、最近、どうも、ネタ切れ感があります。どうしたものかと思って原因を考えてみました。

一つはやはり暇がないんですね。暇がないからどこにも行ってない。どこにも行かないのはコロナで外出を控えているわけではなく暇がない。

なければないなりにやっていることをネタにすれば良いのですが、それがネタにしづらい。半日仕事のバイトはネタはあってもストレートには書けない。よく咀嚼してからと思っているうちに印象が薄れてしまう。

午後は家事と孫の送迎や世話。内輪の話は、なーんか書きにくい。

タイトルの「日本の政治・・・」は、現政権の非民主性について、もう何度も書き、論外の域にまで行っちゃっているので新鮮味がない。あんな指導者を頂いているようでは、日本はよくならない、悪くなる一方。そんな一派が国会の安定多数を占めちゃっているという状況は、正直絶望的。

いろんな角度から斬ってはみたものの、剣ならぬペンの力が弱すぎて、肉にも骨にもちっとも届かない。この話題を記事にする意欲も正直薄れてきています。

コロナの話題も、オリンピックがらみと唐突の全国学校休校要請以来、政治の無策で実態がわからぬまま、発覚した陽性者数に一喜一憂するばかり。あれこれ書くより、手洗い、うがい、マスクの着用、ソーシャルディスタンス・・・自己防衛に努めることのほうが大事。

そんなネタ不足を感じている折、gonntan さんのブログに立ち寄らせていただいたところ、眠気も吹き飛ぶ刺激を受けました。6月30日の記事です。3冊の本を紹介していました。
https://myoeiji.blog.ss-blog.jp/2020-06-30

青沼陽一郎著の「食料植民地ニッポン」と「侵略する豚」。それから適菜収著「国賊論」(安倍晋三と仲間たち)。

最初の2冊については、gonntan さんは次のように紹介されています。

【 青沼陽一郎著の「食料植民地ニッポン」「侵略する豚」には、最初から「どうしたら穀物や肉類をたくさん売ることができるか?」を課題に掲げて、経営者として農業に従事する人たちの事が書かれています。
 農地のスケールが大きいので海外の販路を開拓しないと経営が成り立たない者と、目先の販路だけで良い者との、戦いにならない戦いがそこにあって、結果的に農家の自立と食糧安保までつながっているというお話。
 でも、「安くておいしい」だけでは、すまされない。 】

日本人の食と食糧生産に関わる大変重要な問題を指摘する書物です。

ですが私が一番刺激を受けたのは、適菜収著「国賊論」(安倍晋三と仲間たち)です。あの人たちはズバリ言うなら国賊なんですね。「国賊」などという言葉は厭ですよね。戦前・戦中に、戦争に反対する者がいると国賊呼ばわりしました。

自分たちのしていることが国のすることで、それに反対する者は国賊だとする論理です。良いも悪いも議論する余地はないのです。国を挙げて戦っている時に参加しない者があれば、それは国賊だと言うわけです。

そんな風に使われてきた言葉ですから、人を「国賊」呼ばわりなんかしたくありません。それでも、国益を減らすことばかりやっているのではないかと思える人たちですから、その思いを言葉にするなら「国賊」です。

以下、その『国賊論』について、紀伊國屋書店のサイトより引用します。

【 内容説明:

ニーチェは「現代は排泄する力をもはやもたない一つの社会だ」(「権力への意志」)と言った。本来、社会から排除されるべき「汚物」が政権中枢にもぐりこみ、内側から国家に火を放った。

これは一時的な現象ではない。世界史的に見れば近代大衆社会の末期症状と言えるし、短いスパンで見れば平成の三〇年間にわたる制度破壊の帰結である。

安倍晋三という究極の売国奴がなぜ長期にわたり野放しにされてきたのか。われわれは歴史と思想史により、目の前で発生している状況を理解しなければならない。

出版社内容情報:

ポスト安倍の小泉進次郎によって
日本はぶっ壊される!

国会を揺るがしつづけた「桜を見る会」問題を皮切りに、
安倍政権はいま窮地に立たされている。

新型コロナウイルスに対する政府の動きは後手後手に回り、
海外メディアからも叩かれる始末。内閣の支持率も急降下中だ。

消費増税で日本経済の底が割れた状態のなか、
コロナショックのなかオリンピックの開催すら危ぶまれている。
国民生活はどこに向かっているのか?

さらに法解釈はじめ、安倍政権の失政や失策から、
そこには長期政権による驕りがあるのではないかと厳しく指摘もされている。

またこれまで安倍政権の熱烈な応援団だった評論家や作家が、なんと脱兎の如く逃げ出してるのが現状だ。

これまでも安倍政権を激しく批判をしつづけてきた適菜収氏が
詳細にかつ大胆に安倍政権に潜む悪を分析し、その問題の本質を抉る。

そこに見えて来たのは「国賊」ともいえる無知蒙昧な政策運営と、
「今だけ」「金だけ」「自分たちだけ」といった身内びいきによる
驕った人間たちの浅はかな利権構造があった……。

誰が日本を壊し、誰が日本を守ろうとしているのか。
その真贋を解く警世の書にして、国家や社会や人までもが
信用できなくなった時代に、どんな価値基準をもって
堂々と生きるべきかを説いた、現代日本の病を克服する処方箋に満ちた書。】

今の日本の政治批判は、結局ここまで行くんですよね。ここまで言わないと真実に届かない。

さて、この鋭いペンのつるぎが政権の肉や骨に届くかどうか、なにせ「無知蒙昧で驕った」人たちですから、周りが葬らないとダメなんでしょうね。


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