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頼りにならない専門家集団! [新型コロナ関連]


厚労省がPCR検査の相談目安を改訂したことを発表しました。今さら取り上げることもない有名な話ですが、朝日新聞DIGITALにて概要を確認しておきます。

【 厚生労働省は8日、新型コロナウイルスへの感染を調べるPCR検査をめぐり、疑いのある人が保健所などの相談センターに相談する際の目安を改めた。37.5度以上の発熱などを削除し、息苦しさや強いだるさ、高熱などの強い症状がある場合はすぐに相談するよう求めた。高齢者や糖尿病など基礎疾患がある重症化しやすい人は、軽い風邪症状でもすぐに相談するとしている。

中略

 当初の目安は2月17日に政府の専門家会議がまとめ、厚労省が都道府県などに通知した。軽症者が医療機関に殺到して医療崩壊するのを防ぐといった狙いから、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合、強いだるさや息苦しさがある場合とされていた。重症化しやすい人についても、2日程度続いた場合としていた。

 しかし、感染者が増えるなか、医療体制が整っていなかったり、PCR検査ができる件数が限られたりすることから、目安でありながら現場では検査を受けられるかどうかの事実上の「基準」となっていた。各地で37.5度や4日以上に満たないとして、相談センターから専門外来を案内してもらえない例が相次いだ。表現が分かりにくいとの指摘もあり、見直しを求める声が高まっていた。 】

この記事の記述はまさにその通りと思います。改められたのだから結構な話ですが、問題は、
① そもそもの当初の目安です。
【 軽症者が医療機関に殺到して医療崩壊するのを防ぐといった狙いから・・・】検査体制を充実させるべきところを、検査のハードルを揚げるという方策を採ったのです。このため検査が受けられず手遅れになってしまった人が何人いたことか?

これ【政府の専門家会議がまとめ、厚労省が都道府県などに通知した】ものです。この問題について全国を指揮する最高決定機関による通知ですよ。専門家会議も、厚労省も、担当資格があるのでしょうか。極めて疑わしい。

② この目安は2月17日に通知されました。今回の改訂が5月8日です。不適切ではないかという指摘は、この間、ずっとされていました。80日間何をしていたのでしょうか?「今ごろ言うことかよ」という印象を誰もが持ちますよ。

政府の専門家会議については、人選に問題があるのではありませんか?早く入れ替える必要があると思いますよ。役に立つ専門家のご意見とはとても思えません。単なる権威付けに終わっているのではありませんか。

厚生労働省については、この問題を担当する省として、陰が薄いですね。何をやっているのでしょう?何もしていないのでは?

安倍政権になってから、政権への忖度病が官僚の間で(コロナより先に)蔓延してしまったようで、霞ヶ関全体の士気が落ちてしまっていることの現れかもしれませんが、厚労省については、もう一つ大きな問題があると思います。

今の厚生労働省は、2001年森喜朗内閣の時に行政改革と称して、厚生省と労働省が合併して誕生したものです。この2つが同じ省になって何か良いことがあったのでしょうか?それぞれの専門性が薄れ、無責任になっただけではありませんか。(厚労大臣の加藤さんなんか、どこ吹く風って顔してませんか?)

厚生省も労働省も共に国民にとって非常に大事な中枢機関です。早く元の二省に戻す必要があるのではありませんか?

本日言いたいことは以上です。今の政治は、この難局にあたって、驚くほど無能・無策です。政治は急には変えられません。役人さんやメディアの皆さんの奮闘が頼りです。
よろしくお願い申し上げる次第です。m(_ _)m


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一言で済まなかったアベノマスク [新型コロナ関連]

アベノマスクについては、4月3日の記事で「アベノマスクに一言」を書きました。主旨は

【 黙って見守りたい新型コロナ対策ですが、現場は大変です。

まずは医療現場。・・・医療崩壊が起きないよう、緊急の対策が求められています。
様々な職種で営業活動が出来なくなっています。・・・収入がストップしてしまっています。営業現場は大変です。
それはそのまま、家計の現場に直結します。収入が途絶えれば、食っていけません。水道光熱費の支払いにも窮します。
DVなど家庭内トラブルが・・・外に出なくなった分、内で人と人との問題が起きています。
学校や子どもをめぐる現場も大変です。

とにかく現場は早急な救済を待ち望んでいます。
これらの救済要求に対して、確かな対策はほとんど打たれていません。
アベさんの打った手は、「一世帯に布マスク2枚を届けます」
これはあまりにもショボイですよね。
アベノミクスが功を奏さないまま、アベノマスク2枚に変わってしまった!? 】

一言とは「あまりにショボい」ということでした。

その後、一人10万円給付という策が出ましたから、「ショボい」問題は取り敢えず消えましたが、別の疑惑が燃え広がっています。

まずは性能面を確認しておきます。ネット情報(アエラ.com asahi)によると

【 聖路加国際大大学院の大西一成准教授(公衆衛生学)は、届いたアベノマスクの「漏れ率」を計測した。漏れ率とは、マスクの外側と内側の粒子の数を計測して、どれくらい内側に入り込んでいるかを調べるものだ。

 5回計測したところ、5回とも100%の漏れ率だった。つまり、外に浮遊している粒子が全て内側に入ってしまっているということだ。

「ウイルスの取り込みを防ぐという観点から言うと、ほとんど効果がない。布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすい。一生懸命マスクの周りを押さえて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね」(大西准教授)】

なんと、二枚ずつ全世帯に配るマスクに効果が期待できない!これは無駄ごと?

その発注先が不透明、いかがわしい!以下など参照願います。
( note.com/seikeitohoku/n/n6d1fe03e6b64【アベノマスク】発注先の福島市企業を直撃|月刊 政経東北|note
-【アベノマスク】発注先の福島市企業を直撃 ... する〝アベノマスク〟問題をめぐり、思わぬ形で福島市の企業が ... )

予算と契約金額が合わない?
【 政府が公表した情報などによれば、アベノマスクの発注先は興和(契約額54.8億円)、伊藤忠商事(同28.5億円)、マツオカコーポレーション(同7.6億円)、ユースビオ(同4.7億円)、横井定(契約金額不明)の5社。ユースビオはベトナムで生産した布製マスクを1枚135円で350万枚、政府に納入したことがわかっている。だが、それ以外の4社は、生産地は海外であるとされているものの、1枚あたりの単価や生産枚数は公表していない。

 政府はアベノマスの配布に掛かる費用を466億円と算定していた。だが、4社の契約金額の合計は95億円ほどだ。配送を請け負う日本郵政の受注額は26億円で、合計121億円。ここまで大きな差額が生じていることも不可解だが、本誌が入手した資料からも、さらなる“謎”が浮上した。】

さらなる謎については「アエラ.com asahi」を見てくだされ。

この怪しい事業を、厚労省と経産省の合同チームがやっているのですよ。モリ・カケに続く大疑獄じゃありませんか?

こんな緊急事態にもかかわらず、こんな不祥事が行われているのですよ。放置できませんね、これは!

前記事で政治家の習性として「支配欲」を挙げましたが、この政権の習性は、これに「不正・ズル・闇」が加わりますね。追加致します!




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コロナ対策は、習性ではなく理性で [新型コロナ関連]

昨今、思うことは色々あるのですが、なかなか一つにまとまりません。
とは、前記事の書き出しです。
いくらかまとまってきたかなぁ・・・
行ってみますのでお付き合いいただけたら幸いです。

日本は、阪神淡路大震災も、原発事故を伴う東日本大震災も経験しましたが、いずれも国中がパニックになることはなかったと思います。直接損害を被った人や地域以外の人は、比較的冷静に事態を受け止め、国中が混乱に陥るということはなかったように思います。

これは、政治の中心であり、文化や情報の発信地である東京の受けた被害が比較的少なかったからと思われます。

今回の新型コロナの禍は、震災ほど劇的な被害はもたらされていませんが、ジワジワ広まる不気味さがあります。また、日本だけでなく、世界のあちこちで同時多発的に起きている地球規模の災難です。

人類全体の禍であり、日本では首都東京が最も危険にさらされ、政治家にも禍が及びかねない状況です。こうなると、この危機感は、全国に一斉にばら撒かれ飛び火します。

発端は2月27日のアベ総理の発言
「全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで臨時休業を行うよう要請し」ました。

これによって、日本中が、子どもたちをも巻き込んだ大変な事態に、一挙になりました。オリンピックの動向が定まったところで、危機意識を浸透させようという意図があったものと思われますが、結果は、得体の知れない恐怖感が日本中に拡散されました。行政府の長が国民に恐怖心を煽ったとも言えます。

国民の平常心は失われました。まだ弱いけれどパニックがもたらされました。やがて志村ケンさんや岡江久美子さんの死などによって、パニックは本格化します。

人はパニックに陥ると普段は目立たない様々な習性が拡大され、眼に見えてきます。

政治家はもともと支配欲が旺盛な人たちなのでしょう。それが顕著に見え始めます。自分の威厳を示し、人々から自由を奪い行動を規制しようとします。

自分たちもどうしたら良いかわからずうろたえているくせに、人々に対してだけは明確な指示を出します。アベ総理もそうですがコイケ都知事もそうです。

彼らは、彼らがやるべきことをやっていないのです。PCR検査を充実させないで、誰が感染者で隔離や治療の必要があるのかどうしてわかりますか?また、感染防止を徹底した受診施設や病床の拡充を着実に実行しましたか?マスクはどうですか、感染防止に有効な品の欠品状態は解消できましたか?

こうした政治行政がやるべきことについては「やる、やる」と口ばかりではありませんか?

彼らは、こうした自分たちがやるべきことについては、実に関心が薄い、やる気が乏しいと言わざるを得ません。そんなことより、自分たちがメディアに登場して活躍していることを示し、国民に、ああせい、こうせいと命令を出したいのです。「ステイホーム」と言って人々を家に閉じ込めてみたいのです。そうすることによって起こる様々な弊害よりもそれをやってみたい。

人→人感染ですから、人が出逢わなければ感染のリスクは減ります。感染防止対策上必要な部分もありましょうが、人々を家に閉じ込めれば生活が大いに歪みます。経済活動も、趣味も生き甲斐も、健康維持も学力向上もままならなくなります。

こうしたことは最小限に止めなければなりません。それが政治家の仕事なのに、自分たちのやるべきことはほとんど何も達成しないで、人々にとやかく命令を(要請と言ってますが、同じことです)出すことがしたいのです。

人々の上に立って、人々の暮らしを支配したい、そういう習性が彼らにはあるのです。それが本性とも言えましょう。チェックしなければいけません。

一方、国民の側です。パニックになるとどうなるか?

まずは、当然とも言えますが、自己保身の心理が働きます。自分と自分の家族だけは困ることがないようにと、買い溜めに走ります。余分に買えば店頭から物が消えるのに、消えれば誰かが困るのに、他人のことなど構ってはいられません。

それから先は思考停止になりましたね。未知のことだし、真の情報も少ないので無理はありませんが、自分の頭で考えなくなりました。テレビやネットで得られる情報を追い求めるようになりました。そして、どうしたらよいかわからなくなり、指示待ちになりました。緊急事態宣言にしても、「早く出せ」の声がたくさん聞かれました。

どうすべきか、国が決めてくれ、知事が決めてくれとなりました。事態を観察し受け止め、どう振る舞うべきか、政治行政はどうあるべきか、それを考え、発すべき主権者国民が、あっさり主権者の地位を放棄しましたね。いざとなると指示待ち、これも通常人の習性なのかも知れません。

自分で考えればいいだろうと思えることが多々ありますが、しかじかのルールや規制を求めます。政治家の支配欲と程よくマッチしてしまいました。

自己規制・自主規制よりもルールに従うのが好きなのですね。禁欲生活も指示とあれば従います。しかし、反動があります。自分が指示に従い禁欲生活をしているのだから、誰もがそうすべきだと考えます。そして、他人の行動に関心を持ち、非難・批判するようになります。

「こんな時にパチンコをするとは何事だ、サーフィンをするとは何事だ、旅行に行くとは何事だ、公園で遊ぶとは何事だ・・・」となります。人は人、それぞれに頭があって判断し、行動しているであろうに、感染のリスクを高めるという理由(錦の御旗?)からこれらを一律弾劾します。真にリスクを高めるかどうかよりも、やりたいことをやっていることが我慢ならないのです。

人々には同調気質と他人にも同調を求める習性がありますね。

また、人々には、政治家は特にそうですが差別意識があります。何かで人を差別したい。こういう人は自分の仲間で優遇する。こういう人は仲間ではないので知らんぷりする、どうかするといじめてやる。そんな心理もこういう折には顕著になります。注意を要します。

また、皆が溌剌と仕事をしているときは元気に働く気になりますが、多くの人が休んでいるときは自分も労働意欲が薄れる、そんなこともあるようです。

こんな時だからこそ頑張る人もいないわけではありません。頭が下がりますね。

そうそう、マスコミさん、これも時流に流されている部分が多いように思います。一部のコメンテーターはしっかりしたコメントを発していますが、局や社としての視点となると、確としたものが感じられないような気がします。

こんな時には理性より習性で動きがちですから、なぜああなっちゃったのかと後で後悔することのないよう、しっかり事態を見つめ、正しく対応したいものです。

以上、時流観察、お粗末でした。
長文にお付き合いいただきありがとうございました!

後で時間がありましたら、チューリップの写真など、眼の保養を載せたいと思います。

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珍しいと思うものをピックアップします。
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まるでバラのよう
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これはご近所の団地の庭で発見
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公園の藤棚
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すべて近所です。お出かけは控えています。(^_-)-☆


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コロナ禍の繰り言 [新型コロナ関連]

昨今、思うことは色々あるのですが、なかなか一つにまとまりません。まとまらないままですが・・・

アベノマスクについてはkazg 様の次の記事をご覧ください。国民大損害のお話ですから笑える話ではありませんが、でも思わず笑ってしまいます。

いろいろありますなあ、の巻
https://kazsan.blog.ss-blog.jp/2020-04-22-1

「世帯主の収入が半減した世帯に30万円」から「国民一人に10万円」に突然変異した話についてはまだ何もコメントしていませんでした。

公明党の山口さんのご活躍ばかりが目立ちましたが、もともと野党の案でしたから、ああでもしないと路線乗り換えできなかったのでしょうね。

その中身ですが、直接経済的な打撃を受けている人も、仕事も収入も殆ど変わらない人も一律10万円というのは、いかにもどんぶり勘定で、救済策としてはいただけませんが、しかし急を要することですから、やむを得ない策かもしれません。

橋下さんが言っているように公務員は対象から外せというのも一方ではあるかと思いますが、公務員と同様経済的影響の少ない職種が他にもありますから、やはり線引きが難しいでしょうね。

議論が長引くより早急性が求められますから、これはこれでいいんだと思います。取り敢えず一人に10万円ずつ返しておいて、税金を取るときに大衆課税より累進課税の比重を重くして社会的公平を図ってもらうことを願います。

困っている人を救済するのも、経済をよくするのも、お札をばら撒く必要があり、ばら撒きさえすれば何とかなります。問題は物価の上昇ですよね。コロナ禍で生産や物流が滞っている時、すなわち物不足の折に、札が余分に(必要ないところにまで)撒かれるわけですから、必ず物価が上昇してしまいます。これがまた生活を圧迫するようになりますよね。この対策を、事後に再度とってもらう必要があります。

話変わります。一昨日金曜日に近所の郵便局に行ったのですよ、窓口で振り込みをする必要があって。9時半ごろ。すると入口ドアに張り紙がしてあってドアが開きません。中も暗い。張り紙を読むと、営業時間が10時〜3時に変わったとあります。

出直して来ようかなとも思いましたが、また出かけてくるのも億劫なので、外で待つことにしました。すると、ポツリポツリと郵便局に用のある人がやってきます。ATMで済む人は用事を済ませて帰るのですが、要窓口対応の人は外で待つことになります。

6〜7人が局前の歩道で待つことになりました。ソーシャルディスタンスを気にしつつ、顔見知りは言葉を交わしながら。

こういう営業時間短縮はどうなのでしょうかね。営業時間が短くなれば、人が普段より集中することになりますよね。そうでなくても狭い空間に、手続きを待つ人がどうしても増えます。

通勤時の混雑緩和のための措置だとしたら、スタッフの勤務時間をずらせば良いのではないでしょうか。便乗値上げというのがありますが、便乗仕事減らしと思しきものも多々あるように感じています。

人の同調意識とか、差別意識とか、気になっていることは他にもあるのですが、今朝はそこまで書き進めませんでした。またの機会といたします。




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該当世帯に一律30万円給付! [新型コロナ関連]

諸外国も襲われている人類全体に関わる災いですから、国の政策について、一々批判しようと思って見ているわけではありません。前も書きましたが。
然るべき人たちのリードでワンチームで難局を乗り切る必要がある事態です。

そう思いつつも、やっぱりおかしいんじゃないかと思えることが多々あります。

その中で、7日に政府が公表した経済救済策について、取り上げます。目玉は、収入が一定程度落ち込んだ世帯に、現金30万円を給付する策です。

ポンと30万円と出したところはいかにも大盤振る舞いのように聞こえます。アベノマスクで落とした評判を一気に挽回しようとしたのではないかと思えてしまいます。

でも、そんなことはどうでもよろしい。問題は誰がもらえるかという対象者です。

内閣府によると、給付を受けるためには、世帯主の月間収入が、2020年2月から6月のいずれかの月で、以下のどちらかを満たす必要があるとのこと。

① 新型コロナウイルス感染症発生前に比べて減少し、かつ年間ベースに引き直すと個人住民税均等割非課税水準となる低所得世帯

② 新型コロナウイルス感染症発生前に比べて大幅に減少(半減以上)し、かつ年間ベースに引き直すと個人住民税均等割非課税水準の2倍以下となる世帯等

この騒動で深刻な経済的ダメージを受けている人たちは多種多様です。この基準で、今回の深刻な経済的被害者にあまねく行き渡りますか?

まず、世帯主の収入が落ち込んだ世帯の世帯主に給付されるという問題です。世帯主、世帯主と言いますが、「一億総活躍社会を目指す」として、女性の社会進出を促してきたではありませんか、国策として。

いったん事有ると、政府の考える対象は「世帯主」なのですか?これって現政権の封建体質丸出しじゃありませんか?

それから、要件が厳しくありませんか?該当すれば30万円ゲット、しなければゼロです。救済というのは、被害に比例して平等に施されなければなりません。完全にするとなると神業となりますからそれは望みませんが、できるだけその方向で知恵が絞られなければなりません。

そういう努力の跡がまったく感じられません。該当してゲットする世帯と惜しくも該当しないで何ももらえない世帯との不公平感は、国民の間に亀裂を生みます。ワンチームを毀損します。

この給付策は、救済策というより、自民伝統の経済振興策に過ぎないでしょう。どこかに金を撒いておけば内需が拡大するはずだという安易な発想なのでしょう。

給付金を得るまでの過程も煩雑ですよね。政府は
【 手続きは簡単なものとし、お住いの市町村へ申請いただくこととなります。詳細や申請方法などは、決まり次第お知らせします。 】って言ってますが、もらえるのはいつになるか?今日明日だって大変なんですよ!

この点、アメリカさんは
【 新型コロナショックへの緊急経済対策として、世界各国が競い合うように国民への現金給付を打ち出している。最初に支給するのは米国になりそうだ。トランプ大統領は年収7万5000ドル(約810万円)以下の成人に1人1200ドル(約13万円)、17歳以下の子供には500ドル(約5万4000円)の現金給付を決定。夫婦と子供2人の世帯なら合計約37万円にのぼる。

 対象者には政府から直接、小切手が郵送され、申請手続きは原則必要ない。小切手は4月20日頃から届き始める見通しだ。元財務官僚の高橋洋一・嘉悦大学ビジネス創造学部教授が語る。

「米国の受給手続きは簡単です。政府振り出しの小切手だから、本人がサインして銀行に持っていけば換金してもらえる。小切手の印刷を考えても政府の準備にかかる期間は2週間程度でしょう。こういう政策は即応性が重要。日本もこの方法なら迅速に実施できる」 】
msn.com より

新型コロナ問題、こうした舵取りも問題がありますが、今まで自民党主導で厚労省がやってきた医療費削減計画、中でも補償金までつけて推進してきた病床削減計画は問題にしないわけにはいかないでしょうね。

原発事故災害の基に、安全神話まで作って推進してきた原発政策があったように、ベッド数の減少が新型コロナ対策の足を引っ張っている可能性は十分ありますよね。
詳しいことはgonntan さんの下記記事をご覧ください。
https://myoeiji.blog.ss-blog.jp/2020-04-06

本日は以上です。



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アベノマスクに一言 [新型コロナ関連]

こんな困難な状況が進行している時は、外野が何や彼や言っても仕方がない、静かに見守ろうと思っているのですよ、私としては。

ただ、それにしても、森友問題で亡くなった人の思いが明かされたので、どんな状況であれ、それはそれとしてきちんと対応しなければならないだろうと、前の記事を書きました。

さて黙って見守りたい新型コロナ対策ですが、現場は大変ですね。現場とは、一つは医療現場です。

まずは検査体制の不備、次いで発熱外来の不足、今は治療用ベッドや人工呼吸器、隔離用施設の拡充が叫ばれています。医療崩壊が起きつつあるとの警鐘が鳴らされ、起きないうちの緊急の対策が求められています。

様々な職種で営業活動が出来なくなっています。観光業、輸送業、飲食業、接待サービス業、その他、スポーツ・芸能・文化・教養等人を集めて成り立つ事業ができなくなっています。収入がストップしてしまっています。営業現場は大変です。

それはそのまま、家計の現場に直結しています。収入が途絶えれば、食っていけません。水道光熱費の支払いにも窮します。

アメリカでは、犯罪が15%ほど減っているんだとか。それは思いがけない良いことですが、DVなど家庭内のトラブルが逆に20%ほど増えているとも。外に出なくなった分、内で人と人との問題が起きているのですね。

学校や子どもさんをめぐる現場も大変です。

とにかく現場は急な救済を待ち望んでいます。

これらの救済要求に対して、確かな対策はほとんど打たれていません。あーだ、こーだ言いたくありませんから言わないのですが・・・

いつもコメントをくださる SUN FIRST さんから昨日つぎのメールが届きました。

【 ビリーブミーの鳩山氏に座布団十枚!
『エープリルフールかと思った』
ナイスだねえ ♬ 】

そうなんです、アベさんの打った手は、「一世帯に布マスク2枚を届けます」
これはあまりにもショボイですよね。ネットでは『アベノマスク』とも呼ばれているそうです。

アベノミクスが功を奏さないまま、アベノマスク2枚に変わってしまった!?

おとなり韓国をバカにしていないで見倣ったほうがいいですよ。

今度ばかりは政権の実力が明らかになったのではないでしょうか。今は政局の時ではないと思っていましたが、ここまでトップの頭が回っていない以上、どなたか代わりの人が諸策を考えた方がいいのではないでしょうか?そうしないと、清潔好きの日本がこの騒動で一気に衰退してしまいますよ。

それが心配です。
本日は以上です。


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昨日の国会質疑と学校休校問題 [新型コロナ関連]

昨日は時々国会中継を見る機会がありました。野党側の主な質問は、コロナ感染防止策で縮小している経済救済策と、故赤木俊夫さんの手記が公開されたことによる、公文書改ざん問題の再調査要求でした。福島瑞穂さんは、検事の定年延長問題も。

政権側はのらくらしていて、終日のたりのたりかな。春の海ならいいけれど、日本の組織のトップとして、この不誠実さは、国というものの信用を落としますね。当人たちは乗り切ったと思っているかもしれないけれど、見るも哀れでしたよ。

いくら打っても響かない人たちです。こんな時に心打つ回答が出ない日本の首脳陣というのは、この先も何の役にも立ちませんね。「百害あって一利なし」が益々はっきりしてきたのではないでしょうか?

質問者の中で、一番理詰めでしっかり追い込んでいたのは、共産党の小池さんでしたね。
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こういう人を総理にした方が、よほど日本は良くなるのではないかって、ふと思いましたよ。

赤木さんの手記と遺書の件は、命を賭しての訴えですから、関わりのある人は誠実に対応しなければなりません。新しい事実が出なかったから再調査する必要はない?そんな答弁で済む問題ではありません。

追及の声が止むことはありませんよ!


ところで、学校休校指示ですが、私は、やるにしてもやり方がまずかったのではないかと思ってました。ところが、これはやり方以前に、学校休校措置そのものが、科学的根拠のない、誤った対策だったとの指摘が、Enriqueさんよりなされました。
https://the4thenriquecerezo.blog.ss-blog.jp/2020-03-23

私はなるほどと思いました。大変論理的に書かれていますので、みなさまにも御一読をお勧めします。

子どもの感染率が低いことは、中国のデータでわかっていました。子どもたちは子ども同士集めて学校生活を続けておいた方が安全なのです。大人の間に戻して家中が負担の多い慣れない生活をするよりは、感染防止に良いのではないでしょうか。

万一感染者が出た場合には、インフルエンザのように学級閉鎖をすればよいのですから。

日本の対策の最もまずい点は、何と言っても検査体制整備の遅れですよね。検査数が少なすぎるため、実態がよくわからないのです。

オリンピックのことが頭にちらついて、新型コロナに真剣に向かい合わなかったのではないでしょうか、日本の国政を担う人たちは。





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COVID-19 [新型コロナ関連]


昨日は敢えて関電幹部の金品受領問題を原発事業との関連で取り上げましたが、いま日本は、そして世界も、新型コロナ感染拡大の恐怖と、これに伴って発生した経済恐慌に揺れ動いています。

この問題については一喜一憂しても仕方がないと思っていますが、こと日本に関しては、政治のミスが目立ちますね。

アベさんの2月27日の、全国一斉休校の突然の要請が、この両者を増幅したように思います。人々の不安は増し、経済活動は過剰に混乱、萎縮したように思えます。

学校は、地域ごとの、段階を踏まえた緩やかな休校措置がよかったのでは?
春の先発高校野球は、応援自粛の無観客での実施が良かったのでは?
閉鎖空間に人が密集するイベントは、集団感染の恐れがあるので控えるべきですが。

マクロ経済の不況対策としては、日本はマイナス金利まで実行してしまっています。年金積立金も株の買い支えに既に注ぎ込んでいます。金融面では打つ手はありません。今までの政策がまずかったのでは?

補正予算を組んで財政出動するしかありません。財政政策は、何にどう投入するかが大事で、効果は未知数ですが、国家財政をますます悪化させることだけは確かです。つまり、ツケを将来に回します。

ミクロの救済策は、個別状況に合わせ、どれだけスピード感を持って緻密に対応できるか、かなり困難な作業となることは明らかです。政治・行政の知恵とやる気が問われます。今から非難はしません、期待するばかりです。

経済に関しては、今回のCOVID-19で、経済のグローバル化、企業の多国籍化は、感染力の強い病気の発生に弱いということが発覚しました。対処療法を採りつつ、この弱点をどう克服するか、課題が突きつけられたと言えましょう。

オリンピックの開催がどうなるか、これにも大きな関心が寄せられていますが、予定通りの実施にこだわることはナンセンスなのでは?

実施に向けて大きな旗を振ってきた人たちの気持ちは分からなくもありませんが、やるもやらぬも延期するも、今後の世界と日本の状況次第でしょう。感染の恐怖が収まらない状況下で実施を強行しても意味がありません。

カッカしないで冷静に見通しを立て、できるだけ意義のあるオリンピック開催となるよう知恵を結集しなければなりません。東京都やJOCが決めることではないからです。

そんなことを感じています。




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週明けの月曜日 [新型コロナ関連]

昨日(週明けの月曜日)もすごかったですよ、臨時の登校日とした学校は。年度末が3週間も早く突然訪れたのですから。

配り物が山とあります。済んだテストとこれからやる予定のテスト。その解答。何科目もありますからね。みなファイルに綴じます。
作文や図工や家庭科などの作品。
約3週間と春休み用の大量の課題。
家庭への連絡文書・・・
みな持ち帰らなければなりません。

教室の展示物もみな剥がします。
机の引き出しも中身をからにし掃除して廊下に整頓。新学期は教室が変わりますからね。
朝からやってもやり切れないほどの仕事量です。

先生は準備が大変だったことでしょう。休みになれば指導時間がなくなるから楽になるかもしれませんが、そのしわ寄せが、金土日、この三日間に来ました。展示物を剥がしたり、大量の課題を用意したり。用意しながら思ったことでしょう、復習部分は良いとしても、授業でやるべき部分については、自習で大丈夫なのかな?と。

まったくバカげた鶴の一声で学校と親は大混乱。学校の存在否定にも繋がりかねない軽率な号令でした!(要請したに過ぎないと言うかも知れませんが、組織の長の言うことですから、従う人が多いのが実情ですよね)

以上、とある現場の緊急対応風景でした。

以下は3月1日に撮った写真です。

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ムクドリですね

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黄色い蝶がいますよね

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ファルコ84さんに先日教えていただいたオキザリス

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色違い

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先ほどの蝶が留っているのですが・・・トリミングします。
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紋がない?薄いのでキチョウでしょうか?

以上です。



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休校要請の翌日! [新型コロナ関連]


昨日の総理発、学校休校要請の反応が早くも出ましたねぇ

まず、あまりにも「唐突」でした。

木曜夕方の要請発表ですから、週明けから休校にするための準備期間は金曜日一日。県や市が木曜夜または金曜早朝に連絡を取り合い方針を決め学校長に伝達。学校は金曜早朝に職員会議を開き、児童生徒への説明の仕方や今後の指示内容を打ち合わせ。

今回の要請はトップダウンと思っていましたが、トップダウンとは「国から県へ、県から市町村へ、市町村から学校長へ、学校長から教職員へ、教職員から児童生徒や保護者へ」です、本来は。

アベさんの要請は top to bottom でした。自分の要請が末端に伝わるのに途中にどんな段階があるのか、ご存知ないのか、忘れちゃったのか?
改めて資質を疑わざるを得ません。

ある先生「これは、前代未聞、想定外の出来事です。落ち着いてよく聞いてください・・・」と児童に。

時期が時期ですからね、学年末です。春休みまで休校すれば、学年も変わればクラスも変わります。各科の学習を仕上げ、単元テストをし、成績も付け、卒業生を送る会をし、卒業式・終業式をするという時期です。

これら全てを省略ないし簡略化しようという要請ですから、仮に要請するにしても準備期間が必要です。木曜夜に「週明けから」はいくらなんでも唐突に過ぎました。

自治体によっては、休校開始を数日遅らせたり、月曜日を臨時登校にするなどの対応をしたようです。トップが資質を欠いているようですから、途中が賢く対応してくれないと堪りませんよね。

児童生徒さん、持ち帰る荷物が多すぎて大変でした。

この要請は「場当たり的」でしたね。
決定のプロセスが判然としません。
影響もよく考えられていません。厚労省は「学童保育」については朝からの実施を要請しました。感染が心配だから学校は児童・生徒を集めない、しかし学童保育については別。親や家庭の負担を考えると、様々な副作用がありますからね。

「地方・地域によって事情が違う」という点も考慮されていません。感染例がない地域で、なぜこれほど影響の大きい対策をとらなければならないのか、疑問の声が上がっています。

「不安感を増幅した」という点も見逃せません。巷のスーパーやドラッグストアなどで、いくつかの日用品の棚がカラになるという事態が起きています。今まで比較的冷静だった日本人が、総理の要請によりパニックに陥った可能性があります。

やるべきことは、事態をしっかり検証すること、つまりは検査能力の拡充と検査の実行、現実を直視することではありませんか?それなくして、宰相の権限ばかり振り回そうとするのは、悪政以外の何物でもありません。

新型ウィルスの悪性同様、政権の悪政・悪性が心配です。ティッシュペーパー等を買いおいて安心できることではありません。



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