どうなる大学入学共通テスト? [時事問題]
今日のテーマは大学入試改革についてですが、その前に一言。
いつもニコニコ円満に解説する田崎史郎さん、人呼んでスシローさん。この人、本当に、根っからのアベ応援団ですね。
今回の桜見る会事件に関しても「いくら政権を批判してもダメですよね。支持率が高いんですから。野党にどういう政治をやろうとしているのか、対案がないんですから」などとテレビで仰っているのを耳にしました。
まったく、とんでもないことを仰る人です。「そういうことを言うお前が支持率を高くしているんだろう! 野党にはそれぞれ立派な政見があるのさ、お前が関心がないから知らないだけさ。
そんなことより、国会で求められた資料を、その日のうちにシュレッダーにかけたなどととぼけたことを言う政治をお前は認めるのか? 支持率云々よりお前の考えを述べてみよ!」とまずは言いたくなりました。
さて、wikiによると
【 大学入学共通テスト(だいがくにゅうがくきょうつうテスト)は、独立行政法人大学入試センターによって行われる、大学入試センター試験に代わる日本の大学の共通入学試験として検討されている制度である。
主な特徴は、国語・数学で記述問題が導入されること、英語で民間試験が導入されることである。英語の民間試験は複数(後述)認定されており、試験での成績は客観的に決まるものではなく、それぞれの試験団体が判断したCEFRとの対応により評価される。・・・】
文科省は何をやっているのでしょうね。民間の英語検定試験の導入を決めたものの、様々な不都合の指摘により導入延期を余儀なくされました。
国語の記述問題の導入も、その採点方法が業者任せになる上、試験前に採点業者に問題が開示されるとのことで、採点の公平性や問題の機密保持に疑問が投げかけられています。
萩生田って人、アベ総理の懐刀的存在と聞いていましたので、もう少し緻密な人かと思ってましたが、なんともズボラな方のようですね。
大学入試となれば一生ついて回る学歴として、多数の高校生が関心を寄せ、進学校や予備校、学習塾がしのぎを削っている世界です。
採点を民間に任せるとか、採点業者に事前に問題を開示するとかいうことになれば、入試の公正さがあっという間に疑わしいものになります。
センター試験は、問題のパターンが決まっていたり、解答が採点し易いようにマークシート方式だったりするなど欠点がありました。
ですから改善の余地はそれぞれの科目ごとにあったと思いますが、なぜ、改良するのではなく、新たな方式を導入するのか、いささか疑問ではありました。
どうやら、民間への委託を大幅に増やす、そこに狙いがあるようです。公的な仕事を政治が間に入って民間に降ろせば、受ける業者は尻尾を振り、政権と新たな癒着が生まれます。
しかし、そんな発想で、次の時代を背負う若者が真剣に取り組む大学入試という関門を信頼の置けるものにすることができるはずがありません。
センター試験からより良い入試制度に代わることは、今回の改革劇では期待できそうもありませんね。アベさんとハギウダさんでは、所詮、期待するほうが無理?
ここでも歳月が失われちゃう?
もっと真面目な政権に早く変えないといけませんね!
本日は以上です。