SSブログ

若い人達も共に考えよう、桜を見る会事件 [時事問題]



桜を見る会騒動、野党や識者、メディアの追及をじっくり見届けようと思っていました。ところが今朝の報道番組で、若者には「別にいいじゃない、どこが悪いの?」と思っている人がかなりいるという解説が流れました。

自民党の二階幹事長が十二日の記者会見で、「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然のこと」「(桜を見る会に招待しても)別にいいじゃないですか。何か問題があるのか」とおっしゃったことは承知しています。

あの二階さんがいくらとんでもないことを言っても驚くことはほとんどありません。元々そういう人だと思ってますから。ですが若者が同じことを言うとなると、これは驚きです。説明しなければいけないと思います。

この事件(事案?いやいや十分事件でしょう、「桜を見る会事件」)何が問題かというと、まずはこのパネル
IMG_0754.jpg

1700万円の予算に対し5700万円も使っているのです。それも特別なことがあっての臨時の予算オーバーではありません。毎年毎年オーバーし、その額も毎年膨らんでいるのです。

公共機関の金銭の支出は、事前に、目的を達成するために必要な額を検討し、予算として計上し、その予算に沿って執行されるものです。毎年、このように二倍も三倍も予算を超えるということは、国会で決める予算を尊重していない、軽視しているということです。まずこれが問題です。

つぎに、当然ですが、何に使われた結果、予算をかくもオーバーしてしまったのか、検証されなければなりますん。そうしたところ、本来労われるべき人に該当しない与党政治家の関係者が多数参加していたという事実が発覚したのです。これは予算の目的外の使用、つまり流用です。

しかも自分の選挙区の、自分の後援会の人たちを850人ももてなしていたのです、総理大臣が。これは公的立場を利用した選挙民への利益供与に当たる可能性があります。

どう考えてもまずくありませんか?「役得」で済ますことができますか?予算額も構わず公費を使って自分の支持者をもてなしていたのですよ。

こんなことを許していたら、政治はどんどん悪い方向に行ってしまいますよ。権力を持つ者たちがどんどん支持基盤を広げ、自分の地位を守るために国税を使うようになってしまいますよ。

今回はこの桜を見る会の前夜のイベントも公職選挙法に違反している可能性が高いのですよね。ホテルニューオータニが5000円で立食パーティをやってくれるかって問題になっていますよね。

アベ事務所は金銭の授受に関与していないって言ってますよね。本当かもしれません。ホテル側は、別の折にその分の見返りを貰えばいいわけですから、そういう融通は利かせるかもしれません。

ですが、その別の折というのが問題です。公的な宿泊や会議で利用した折に埋め合わせをするようなら、そこで税金が使われてしまいます。そういう可能性は十分あります。

地位のある人が公私混同が平気で、役職上可能なことは何でもやりかねない人たちだと、もう、どうなってしまうかわかりません。権限のある人は清廉潔白な人でなければなりません。

国民はこういうことには目を光らせていなければいけません。それが民主国家の国民の務めです。

野党やメディアの人たちが厳しく指摘してもなかなか改まらない歯がゆい政界ですが、諦めることなく共に責任を追及し続けようではありませんか。

本日は以上ですが、下記のサイトをご紹介しておきます。総理がなぜ早々と来年の開催取り止めを決めたのか、その理由を米紙がどう見ているかを知ることができ、参考になりました。


英米メディアも食いついた! 「桜を見る会」突然中止の裏に「あの人」の影(井津川倫子)

https://www.j-cast.com/kaisha/2019/11/15372655.html?p=all
nice!(11)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。