アンマンで憲法改正に触れるアベ総理 [時事問題]
日経新聞デジタルによると
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首相、憲法改正で「自衛隊を明記」議論の深まり期待
【アンマン=重田俊介】安倍晋三首相は1日午後(日本時間同日夜)、訪問先のヨルダンの首都アンマンで開いた内外記者会見で、憲法改正について「平和主義をはじめとした基本原則を変えるつもりはない。そのうえでわが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは、今を生きる政治家の責務だ」と強調した。
1日、ヨルダンの首都アンマンで記者会見する安倍首相=ロイター
今後の国会での改憲論議については「党内の改憲議論はいよいよ煮詰まってきている。今後、憲法審査会で建設的な議論が深まっていくことが期待されている。スケジュールありきではなく、まずは議論が深まっていくことが大切だ」と語った。
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国内では党首討論もせず逃げ回っている感のある総理がまたまた外遊、中東ヨルダンにまで出かけ、首都アンマンで気炎を上げたようです。
首相の改憲への熱意は揺らいでいないようでなかなか立派です!と思う人もいるのでしょうが、この人に憲法をいじる資格はありません、絶対にいじらせてはいけません、と思う人も多勢います。
さてどちらが正解か、つまり日本のためか・・・?
総理は、改憲にこだわる理由・必要性として二点を挙げています。
一つは
「わが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つこと」であり、もう一つは
「自民党は結党以来憲法改正を党是にしてきたこと」です。
前者については「今を生きる政治家の責務だ」とまで言っています。確かに災害派遣にせよ国際貢献のための海外派遣にせよ、危険を伴う重要任務です。これを遂行する部隊について憲法に規定がないということは、我が国の法制度上の課題です、と言えば、説得力があります。
どういう性格の部隊であるかを明記して、憲法に規定を設ける必要はあるのかもしれません。
しかし、アベ総理は、憲法改正を待たずに集団的自衛権の行使を認める新安保法制法を国会で成立させました。これによって、自衛隊は米軍と共同で戦闘行為を行う軍事組織であることがはっきりしました。既成事実を作った上で、憲法改正を断行しょうとしているのです。
そんな自衛隊を憲法に明記することは、明らかに、憲法9条の一項・二項と矛盾します。
明らかに矛盾する条項があってもこの人たちはまったく構わないのです。後から承認された条項が優先するのです。そうでなくても、矛盾する規定がある場合、権力者は自分に都合のいい規定を採用するのです。
そういう力を持っているから、相反する規定の存在は何のブレーキにもならないのです。
「平和主義をはじめとした基本原則は変えるつもりはない」と言っていますが、既にやっていることが平和主義から逸脱している人です。改正されないで残った憲法は、体裁のための美辞麗句に過ぎないでしょう。
「自衛隊を明記するために」は、それが一番通用しそうだからという判断に基く口実に過ぎないでしょう。
もう一つの理由「結党以来の自民党の党是」は、そんなのジミン党の内輪の問題ですからね、党員と支持者に対して言うべきことであって、遠い異国から国民に向けて言うことではありません。
それに、アベ政権以外で、このことを熱く訴えたジミン党政権がありましたか? むしろ、選挙のたびに争点にしないできたのです。書いてはあるけれど触れないできたのです、長い間。それをにわかに持ち出すとは、党内にも異論がたくさんあるはずです。
以上昨夜書き始めたことなので、取り敢えず載せます。
おまけの写真は後日。ご訪問に感謝します。
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首相、憲法改正で「自衛隊を明記」議論の深まり期待
【アンマン=重田俊介】安倍晋三首相は1日午後(日本時間同日夜)、訪問先のヨルダンの首都アンマンで開いた内外記者会見で、憲法改正について「平和主義をはじめとした基本原則を変えるつもりはない。そのうえでわが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは、今を生きる政治家の責務だ」と強調した。
1日、ヨルダンの首都アンマンで記者会見する安倍首相=ロイター
今後の国会での改憲論議については「党内の改憲議論はいよいよ煮詰まってきている。今後、憲法審査会で建設的な議論が深まっていくことが期待されている。スケジュールありきではなく、まずは議論が深まっていくことが大切だ」と語った。
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国内では党首討論もせず逃げ回っている感のある総理がまたまた外遊、中東ヨルダンにまで出かけ、首都アンマンで気炎を上げたようです。
首相の改憲への熱意は揺らいでいないようでなかなか立派です!と思う人もいるのでしょうが、この人に憲法をいじる資格はありません、絶対にいじらせてはいけません、と思う人も多勢います。
さてどちらが正解か、つまり日本のためか・・・?
総理は、改憲にこだわる理由・必要性として二点を挙げています。
一つは
「わが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つこと」であり、もう一つは
「自民党は結党以来憲法改正を党是にしてきたこと」です。
前者については「今を生きる政治家の責務だ」とまで言っています。確かに災害派遣にせよ国際貢献のための海外派遣にせよ、危険を伴う重要任務です。これを遂行する部隊について憲法に規定がないということは、我が国の法制度上の課題です、と言えば、説得力があります。
どういう性格の部隊であるかを明記して、憲法に規定を設ける必要はあるのかもしれません。
しかし、アベ総理は、憲法改正を待たずに集団的自衛権の行使を認める新安保法制法を国会で成立させました。これによって、自衛隊は米軍と共同で戦闘行為を行う軍事組織であることがはっきりしました。既成事実を作った上で、憲法改正を断行しょうとしているのです。
そんな自衛隊を憲法に明記することは、明らかに、憲法9条の一項・二項と矛盾します。
明らかに矛盾する条項があってもこの人たちはまったく構わないのです。後から承認された条項が優先するのです。そうでなくても、矛盾する規定がある場合、権力者は自分に都合のいい規定を採用するのです。
そういう力を持っているから、相反する規定の存在は何のブレーキにもならないのです。
「平和主義をはじめとした基本原則は変えるつもりはない」と言っていますが、既にやっていることが平和主義から逸脱している人です。改正されないで残った憲法は、体裁のための美辞麗句に過ぎないでしょう。
「自衛隊を明記するために」は、それが一番通用しそうだからという判断に基く口実に過ぎないでしょう。
もう一つの理由「結党以来の自民党の党是」は、そんなのジミン党の内輪の問題ですからね、党員と支持者に対して言うべきことであって、遠い異国から国民に向けて言うことではありません。
それに、アベ政権以外で、このことを熱く訴えたジミン党政権がありましたか? むしろ、選挙のたびに争点にしないできたのです。書いてはあるけれど触れないできたのです、長い間。それをにわかに持ち出すとは、党内にも異論がたくさんあるはずです。
以上昨夜書き始めたことなので、取り敢えず載せます。
おまけの写真は後日。ご訪問に感謝します。