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残念な出来事、三題 [時事問題]

残念な出来事
千葉県八街市で大型トラックが小学生の下校の列に突っ込み5人もの死傷者を出してしまう事故が起きました。幼い子どもが突然身体の苦痛にさらされ、命を絶たれてしまうことほど、痛ましい、また残念な出来事はありません。

事故の直接の原因は、トラック運転手の飲酒運転と思われています。酒酔い状態で、巨大な運動エネルギーを持つトラックを運転するなどということは、とんでもなく大きな被害を他人に及ぼし得ることですから、極めて無責任なことです。

こういう人がいる限り、こうした事故は無くならないのでしょうが、せめてガードレールがあれば、これほど悲惨なことにはならなかったでしょう。毎日通学する路が、車がスレスレを通るような状況は、一日も早く改善する必要がありますよね。

ワクチン接種もさることながら、こちらも急ぐ必要がありますね。気が気ではありません。

交通事故といえば、池袋で車が暴走し、自転車の母子を死亡させるなどしてしまう事故もありました。

89歳、元通産省工業技術院院長のアクセルとブレーキの踏み間違いが原因と思われていますが、当人はこれを否定。車になんらかの異常が発生したのが原因で自分は無罪と主張しています。

「全く反省がない」と犠牲者の夫であり父である遺族の方は失望と憤りを露わにしていました。当人は車を止めようと必死でブレーキを踏んだ。ところがそれはブレーキではなくアクセルだった。いや、ブレーキを踏んだのに車が異常な反応をした。

検察側、被告側双方の主張は真っ向対立しています。検察側は事故車両を綿密に点検した結果に基づいて主張しているようです。となると、普通は、運転者が自分の「思い違い」の可能性を次第に認めるものですが、本件は違うのですね。

元、エリートの中でもエリートですから、自分の認識や判断に揺るぎない自信を持って生きてきたのでしょう。「今回も、自分の認識と行動に間違いはない」

しかし、結果が余りにも悲惨ですからね。結果に照らして、もしかしたらブレーキと思って踏んだペダルがアクセルだった可能性を受け入れる必要があるのかも知れません。

起きてしまった大不幸の原因が有耶無耶のままでは、遺族の気持が浮かばれませんよね。

残念なことと言えば、香港のリンゴ日報が廃刊に追い込まれたことも大きな出来事です。言論の弾圧はよろしくありませんね。

人権や民主主義をかざして非難するのは内政干渉だと中国政府は言いますが、主張が気に食わないからと言って関係者を収監し、報道機関を潰してしまうようなことはあってはならないことです。

中国が、中国の立場で、世界に名誉ある地位を築こうとすることにいささかの異議もありませんが、人の精神の自由を奪うことは、国の存立の基盤を危うくすることではないかと思います。つまり「内政干渉」を正当化します。

どこが「自由で民主主義なんだ?」と首を傾げることの多い我が国でも、まだ、言いたいことは言えます。新聞社を手懐けたり、共謀罪法など怪しい法律を準備したり、言論統制の方向に向かう可能性もありますが、まだ、精神の自由は保たれていると言えましょう。

国が国という組織の力で、国民の精神の自由を奪うことは、国の存立の基盤を危うくすることです。国民あっての国なのか、国があっての国民なのか、当然、前者でなければなりません。

一握りの人間が支配する国や地球であってはなりません!
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