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平和で民主的な日本はもはや終わった? [日本考]

会期末が迫っている国会では、21日、麻生財務金融大臣の問責決議案や不信任決議案が提出されました。結果は与党の数の力で否決されました。

成り行きがわかっていることを野党はなぜするのか、能がないと批判する人もいますが、審議委員会の報告書を不適切だからと受け取らず、受け取っていないのだからそのような報告書はないとするような大臣や与党の姿勢は、不信任案などで糾す必要があることは間違いありません。

一丸となって、まるで何事もなかったかのように否決する与党議員こそが能も心もありません。堕ちるところまで堕ちた犬(犬に失礼ですね、じゃ、豚、豚にも失礼!)ですね。

ところで昨日は、麻生氏の問責案に先立ち、金子原二郎参院予算委員長の解任決議案も午前の参院本会議に提出され、反対多数で否決されました。

野党が提出した理由は予算委員会が開かれなかったことによります。

少し遡ります。
立憲民主党ニュース(5月20日)より

【 蓮舫議員は、「自民党の予算委員会の審議拒否が長く続いている。参議院規則に則って3分の1以上の委員で委員会開催を金子委員長に要請したのが4月12日。もう5週間以上審議拒否が続いている。野党の皆さまのご意見をいただき、その内容を自民党の筆頭理事に厳しくお伝えして、今週中にでもせめて理事懇談会を開いていただけるよう要請をしたい」と語りました。】

また、朝日新聞デジタル(5月23日)は

【 与野党攻防の舞台となり「国会の花形」といわれる予算委員会が衆参とも3月から開かれていない。「休業」は23日時点で衆院83日間、参院57日間に及ぶ。参院選を前に激突場面を減らしたい政府・与党の思惑を反映したものだが、見せ場を失う野党は反発を強めている。

 「桜を見たり芸能人と会ったり色々な方とご飯を食べたりしているようだが、安倍晋三首相にその日程があるんだったら、国会に来るべきだ」。23日の参院予算委理事懇談会後、立憲民主党の蓮舫筆頭理事は、予算委開催に応じない与党側を批判した。
 今国会での予算委は、衆院は予算案通過の3月1日、参院は予算が可決・成立した3月27日が最後。衆参の委員部によると今国会の開催日数は各15日間。このまま閉会すると過去10年の通常国会で最少となる。

予算案など国政全般を議論する予算委は、首相や閣僚が出席し、テレビ中継もされる。追及姿勢を鮮明にして参院選に弾みをつけたい野党側は、重要な国政問題が相次ぎ、首相や主要閣僚に見解をただす必要があると開催を要求してきた。】
と報じました。

国会が、参議院選挙の前に波風を立てたくないという与党の思惑で、正当なる要求があるにも拘らず予算委員会を開かないなどということがあって良いものでしょうか?

日本の民主主義は完全に機能停止しましたね。このような状態が平然と続くようでは、日本そのものが死んだも同然ですね。戦後の平和で民主的な日本はすっかり様変わり、もう無くなりましたね!

そのくらい無様な国会ですよ。そのくらい傍若無人の、放置できない政権ですよね!

以下は例によっておまけの写真ですが、今回はおまけと言っては素晴らし過ぎるものです。
実は、いつもコメントをくださるSUN FIRSTさんが、奥日光で撮られた九輪草の写真を送ってこられました。
マジョさんに贈りたいそうで、そのために、まずはここでブログアップして・・・とのことです。

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管理人様、どうぞお届けくださいますよう!


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