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公立小学校の勉強の進め方 [教育関連]

今週初めから抗がん剤投与が始まりました。
死戦をさまようというか、最後の苦しみを味わうというか、それとも癌をしばし退けることができるのか、不明です。

急に切羽詰まってみて、まだ書き遺さなければならないと、今念頭にあることは、小学校の勉強です。私半世紀にわたって子供たちの勉強に関わってきましたからね、思うところは多いですよ。

勉強が、知識の獲得が、なぜか高学年ほど多くなっています。つまり小学校の勉強は、スローテンポ過ぎます。つまらないことを考えさせたり考え方を教えたり、それを説明させたりしています。

計算は簡単です。十進法に慣らせばいいだけのことです。訓練ですよ。考え方は自分でたどり着けばいいのです。答えが合えばいいのです。

赤のテープが2メートル、白のテープが3メートル、青のテープが5メートルあります。白のテープは赤のテープの何倍ありますか?

という問題も3メートルは2メートルの何倍ですか?に過ぎません。元にする2で3を割ればいいだけです。長々解説する必要はありません。

長さの数字が少数や分数に変わったとしても、少数や分数も数値として変わりはないので同じ式で答えは求められます。でいいのです。

最近の傾向として、考え方をよく理解しているかどうかに妙にこだわるようになりました。文科省が、教える側が。

考え方って教わって会得するものですか?こんなのナンセンスです。教わらなければ考えられない頭になってしまう。

一例ですけどね、こういうことが多過ぎます。

理科の空気の性質の教え方も、物が燃えると空気がどのように変わるか、丁寧に実験して、その度に予測を立てて、時間をかけてやっています。

自然に不思議を感じてどう謎に迫るか皆で実演しています。そういう姿勢はもちろん大事ですが、興味を持った人が研究を進める上で持てば良いことではありませんか。

空気にはいろいろな成分が混じっています。窒素、酸素、水蒸気、二酸化炭素などです。それぞれどういう性質があるか、調べてみましょう。どんどん知識を教えたらどうですか。

今は興味・関心ばかり大事にしていますが、小学生は物覚えも良く、教わったことを比較的素直に覚えてくれる年代です。分かりきっている知識を早めに教えてしまったらどうですか?

成果を上げている私立学校は、みな早めに知識教育をやっています。公立がこんなにもたもた教えていたのでは、学力格差がつくばかりです。

掻い摘み過ぎているのでうまく伝わるかどうか分かりませんが、公立小学校の教育については、そんな危惧を感じています。

頑張ってオマケの写真を

東京の夜景
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昼景
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たまたま仕事で訪れた東京ドームホテル?より息子が送ってくれました。


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