SSブログ

一大事と思っていないのでは? [日本考]

またまた、またまたこの件。

自宅療養中の死亡事例が次々起きています。そもそも「自宅療養中」ではないんですよね。「自宅放置中」なんですよね。

東京新聞 TOKYO Web より
【 新型コロナウイルスに感染して自宅療養中に死亡した患者が東京都内では8月に入り、7人に上っている。都は17日、家族3人で感染して自宅療養していた40代の女性が急死した事例を明らかにした。】

悲惨です。

次は FNNプライムオンラインより

【 日本医師会の中川会長は会見で、入院が必要な中等症の患者が自宅療養を余儀なくされていることを受け、大規模イベント会場などを臨時の医療施設として確保することを提案した。

日本医師会・中川会長
「(民間所有も含め)大規模イベント会場、体育館、ドーム形の運動施設などを臨時の医療施設として、集中的に医療を提供する場所を確保することを提案します」

また中川会長は、重症化を早く把握するためには、自宅療養より宿泊療養の方が有効であることから、企業の宿泊研修施設を医療施設として活用することを、経団連と協議していると明らかにした。】

とうとう現場の医師から提案されちゃいました。感染者数が増え、医療が逼迫してくると、政府は緊急事態宣言をどうするかばかりを問題にしますが、政府がやるべきことについては、まるで頭が回っていません。

スガソーリの感覚は(これもFNNプライムオンラインやり)

【 菅首相が8月13日、打ち出したコロナ対策の一手。
菅首相:
国民の命を守る、これが政府最大の責務であります。
例えば酸素の投与が必要になった場合、酸素ステーションを設置して対処する。そうした体制を、これから速やかに構築するように関係大臣に指示しました。

神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明氏:
あえて批判しますけど、(菅首相の)あの発言の中には何も見えてない。酸素ステーションをつくれば解決するなんてとんでもない。

(中略)

長岡看護統括:
自分が見た患者の中では、すぐに人工呼吸器につなげた方がいいなと思う患者もいたし、今すぐ治療が必要だなと思う患者も入所していました。
こんなに酸素が必要な人が入院できずここにいるということが、私としてはびっくり。
酸素投与しかできないので、とても心配な状況が続いています。
この1週間で、28人がここで酸素の投与を受けました。
しかし病状は回復せず、全員が病院に搬送され、入院することになりました。】

つまり、スガソーリが指示した「酸素ステーション設置体制構築」は、対症療法で一時凌ぎに過ぎないのです。指示としては遅すぎ、今は治療の場が求められているのです。

なぜこのように、新型コロナ対策については無能なのでしょうか?万事に無能と言えばそれまでかも知れませんが、一国の総理の立ち位置の違いを感じざるを得ません。

「国民の命と健康を守ることを最優先に」と
よく言いますが、これはソーリの発言時の枕詞なんですよね。腹の中は、ソーリは国家の総理であって、国家を守ることにはやぶさかではないが、国民はその駒に過ぎないのです。(駒と言うか、支配の対象。守るべき自分達の母体とは決して思っていない)

戦前・戦中の思想のままなのではないでしょうか。国民の充実した生活を保障することが、国の、総理の務めであると思っていないのでしょう。だから、新型コロナの蔓延は、一義的に国家の大問題ではないのです、ソーリにとっては。

それ故、打つ手に頭が回らないのです。枕詞に付き合っているだけなのです。ソーリだけではなくて、政府と与党の思想がそうなのでしょう。そう思わざるを得ませんよね!

国民が医療も受けられず、自宅で野垂れ死にしていっても、総理としての責任を感じていないのです。

総理が、そして政府がやるべきことは、検査キッドの供給、ワクチンとワクチン接種会場の供給、治療薬治療法の開発支援を含む医療の供給、人流抑制に伴う経済活動自粛の補償なんですよね。念を押しておきますけどね。

一年半たって、どれだけやったというのでしょうか?

国がやるべきことを適切にやらないで、人の交流を抑えて感染数を減らすことばかり考えていたのでは、戦時と同じような悲惨な状況があちこちに出現してしまいますよ。

そういう危機感を持っていただきたい!


nice!(14)  コメント(10) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。