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「衆院選なんであんな結果になったのか」の続きです [日本考]



本日、第101代総理大臣が決まり、第二次岸田内閣が発足しました。よかったですねぇ、岸田さん、短命に終わらなくて。おめでとうございます(クッソー)

そこで何が良かったのか(まずかったのか)何かと反省しております。拙ブログの「衆院選なんでつまんない結果に終わったのか?」
にもたくさんコメントをいただきました。中でも、アヨアン・イゴカーさまのコメントが、他のコメンテーター氏の多くが賛同するところでしたので、ここに引用させていただきます。

【 野党共闘は確実に機能していました。(CDPは連合からは独立すべきだと考えますが)あたかも、機能しない、無駄であるという報道は、野党共闘に危機感を抱いた人々による妨害、予防的戦略と考えなければならないと思います。

野党には「政権担当能力がない」「人材がいない」と言う主張も、あまり政治に関心のない国民の多くに野党に対する先入観、偏見、を持つように刷り込みしているにすぎません。現与党が少数派の自己利益誘導しているのは、「政権担当能力がある」とは言いません。我田引水しているだけです。

国民みんなの方に水を引いてくれる政権が望ましいー少々省略ー野党共闘は続行しなければならない、そうしなければ、今の政治を変えられないと思います^^; 】

共産党を含む野党共闘が何かと批判されていることへの反論が簡潔に述べられていて、大変参考になります。

野党第一党のこの戦略が間違っていたとは私も思いません。今後とも模索すべきです。主義主張に多かれ少なかれ差があるのは当然のことですから、政権を奪取するためには必要な妥協であり忍耐でしょう。(自・公の選挙協力と政権連立の方が余程無節操な野合です)

しかし、計算通りの結果に至らなかったのは事実ですから、そこにどんな問題があったのか、真摯に反省・検討する必要があります。「野党共闘に危機感を抱いた人々による妨害、予防的戦略」が作用していることは事実ですが、何事も敵はあるものですから、妨害に負けるようではいけません。

また、マスコミやジャーナリズムの責任論も無論あります。彼らが日本を適格にリードしていない点は誠に残念ですが、彼らの奮起だけを待っていたら、この権力集団の談合政治はいつになっても直りません。

???・・・

立民党の弱点はなんなのでしょう?
地方組織や活動が各地に根を下ろしていないことにあるのではないでしょうか。にわかに野党第一党になったので、この点が弱いことは無理もないことですが、どれだけ強化に力が入れられているのでしょうか?

連合の組織頼りで市民活動に及んでいないところが、肝心の無党派層を取り込めない原因になっているのではないでしょうか。議員数では遥かに少なくなってしまった社民党の方が、余程、地域に根を張った活動をしていますよ。

地方組織を、地方での活動を、早急に強化しないといけないのではないでしょうか?

共産党の弱点はなんなのでしょう?
理論政党ですから、その点の理詰めはできているのでしょうが、いくら正しさに自信があっても、支持率が上がらないのはどうしてでしょうか?

「正しさが解る人は、所詮5%ぐらいしかいないのだ」と思っているのかも知れません。それもそうかも知れませんが、それでは政治を行う力は手に入りません。

一般人が「共産党」に持つイメージは、中国やロシアなどに見られる独裁政治です。民主主義を認め、民主主義下で共産主義を掲げるのはどういうことなのか、その周知活動ができていないのではないでしょうか。

場合によったら、党名を変える必要すらあるのでは?(変えても反共主義者がいますから、効果は薄いのかも知れません)

共産党は地方の組織と活動は立派なものですが、やや排他的なところがあるのではないでしょうか?仲間内だけで、緩やかに浸透し広がって行かない点を反省する必要があるのでは・・・

など拙い考えをいろいろ巡らせています。

gonntan さまよりいただいた次のコメントも、日本の政治の課題を改めて思い起こさせます。

【 全体に右より安定を選ぶ世論がある限り変化しないのではないかと思います。
ジミンがやっている政策はアメリカべったりと追随、グローバル企業最優先であり、国民の生活も健康も家計への助けもない、厳しい
ものです。なんでそれを追認する投票を行うのか?マスコミの責任は大きいですね。】

オー、課題多き日本ですね。

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