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友よ、戦争をしない世界を創ろう! その4 [『友よ、戦争をしない・・・』広場]

   続:日米同盟に頼ることの弊害

 ことは評判だけの問題ではないぞー、実際に活動が始まれば、第一、金がかかるだろう、隊員の身の危険も増えるだろう。
 自衛隊の活動範囲は、やはり国内に留めるべきではないだろうか、あるいは、国民の生命・生活を守ることに限定しておくべきではないだろうか? その歯止めが崩れると、どこのどんな紛争現場に引っぱり出されるか、役割分担が回ってくるか、知れたものではないだろう。
 そうなれば隊員のなり手も減るだろう。そうなれば、徴兵制が必要にもなるだろう。現行の、職業選択の自由としての自衛隊員の構成が、どのくらい善いことか、ちょっと想像してみようではないか。
 今でも大規模災害発生時には、隊員たちが、二次災害を警戒しつつ、組織的に献身的な活動を繰り広げている。彼らは、公共的な仕事を担う職業人として誇りを持って力強く活動しているように見受けられる。それが、徴兵制となった暁には、命がけの仕事が、自由意思に反して行われるようになるのだ。意に反したことに身の危険を懸けなければならなくなる。しかも、懸けるのは身の危険だけではなくなってくる。
 健全な社会の仕組みが、途端に180度違う不健全なものに変ってしまうのだ。副作用の懸念は尽きない。

 そんな向かう先が見えない政治家はあまりいないのではないだろうか。ではなんで承知していてそこに向かおうとするのだろうか?
 おそらく、そこまでしても、自分の国の権力を握っていたいのではないだろうか。そして、他国の権力者から日本の権力者として尊重され、頼りにされたいのだろう、隣国の脅威を過剰に演出してまでも。
 あるいは、国家のために、生活を、生命を投げ打って尽くし合う、戦前・戦中の全体主義社会に郷愁を感じていて、それを再現したいのだろうか? そういう病的精神の持ち主が、比較多数派の政党の総裁の座に就いてしまったのだろうか。

 代償は、みな、国民が負担する金と労力、下手をすれば命なのだから、たまったものではないではないか、そう思うのだ。
 
 また、こんなたとえもできるのでは…。
 日米同盟強化という方針は、真面目な子どもが、何かと言いがかりをつけてくる友達に脅威を感じて、番長グループに仲間入りするのと似ていないか? そこに入れば後ろ盾ができるから、他の友だちがおいそれとちょっかいを出せなくなる。しかし、反面、番長の使い走りをやらされるようになるかも知れないし、別の番長グループとの抗争に巻き込まれて、もっと危険な思いをするかもしれない。

 ここは冷静に正しい身の処し方を考えようではないか。
 正解は、多数の一般生徒との交わりを密にして、多数の目で、物事の公正な進行を実現していくことではないだろうか。
 国際社会にあっては、約120もの国が加盟する、国際連合を中心に活動することではないだろうか。かつての日本の外交方針はそうだったはずだ。それが、米英の、国連安保理の決議が調わないまま始めたイラク戦争に日本が加担した時から、その原則が無くなってしまったように思う。時の総理は小泉純一郎氏、「どこが戦地か戦地でないか、私に聞いてもわかりっこない」とかなんとか、とぼけたことをおっしゃっていた。

 原則がどんどん揺らいで行っている。
 もっと、安全・平和を重視して、まっすぐその方向を目指そうではないか!
   (その5に続く)

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コメント 2

majyo

今朝は1から4までワードに張り付けましたが6枚です。
すごいと思いました。
今回は自衛隊ですが、またも同じというのも芸が無いのですが
本当にそう思います。
日米同盟を、番長に付きパシリになるというのはまさにその通り。
小泉時代にやったことをもっと戦略的にやるのでしょう。
断固阻止! 
国民のための自衛隊であって欲しいと思います。
by majyo (2015-01-06 19:44) 

momotaro

コメントありがとうございます。
いま、majyoさんのところに行って、
子の権現のこと、懐かしく読ませていただきました。
またポスターに笑っちゃいました。  燦Q
by momotaro (2015-01-06 20:13) 

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