コメント欄より [日本考]
昨日は(これ、1日に書き始めました)一日独りで見てました、孫娘を。親は仕事、ツレは付き合いとか、みんなお出掛けで。そんな日が時々あります。
もうじき3歳、可愛い盛りですから、子守三昧で何の不服もありませんが、子育てって難しいんですよね。可愛がって育てていれば良い子に育つとは限らない。甘きゃいいってものじゃない。
そんな頭はなくはないんですが、それでも独りの時は厄介だからつい甘くしてしまう。
それから子守っていうのは、最中に他のことが考えられない。買い物に行ったり銀行に行ったり、決まったことはなんとか連れ回してしちゃうけれど、考えごとができない。車の運転中も、バックミラーを斜めにして、後部座席を時々ウォッチしないと・・・
考えごとは枕の上でやればいいんだけれど、考えたところで書いている間がないと思うと、本質に迫るようなじっくり思考はやる気にならない。
そんなわけで、最近頭はスッカラッポ。時々使うのは、みなさまのブログ訪問(と言っても思うように訪問もできていませんが)で刺激を受けた時ぐらいです。
そこでネタ不足、コメント欄に投稿したものを幾つか再利用させていただきます。
まずは BrerRabbit さんの
http://brer.blog.so-net.ne.jp/2016-09-21
この記事で、BrerRabbit さんは『この国の冷たさの正体』(和田秀樹著)より
「自分がイジメられる対象にならぬよう
強者の意見を代弁し弱者叩きをする弱者
弱者が攻撃されているのを見て見ぬふりをする傍観者
その仲立ちをしているのがテレビ
介護貧乏に陥った人を見て
私はあのようになりたくない
とか
関わりたくない
という感情をふくらませる
その増幅装置になっているのがテレビ」
と引用し、ご自身のテレビ批判を次のように展開しています。
「テレビを壊せば済むわけではない
テレビは単なる道具
その番組を作る側の問題である
現在のように
批判しないどころか
政権におもねる番組づくり
問題をすり替える番組づくり
問題提起しない番組づくり
強者がつくるカネのご機嫌を損ねない利権のための番組づくりは
弱者同士の分断を加速させ
強者に向けられるべき怒りの緩衝剤とさせる
こんなところだけは
歴史から学ぶ賤しき国家」
これを読んで、たまにチラ見するテレビ番組に首をかしげることが多い筆者は思いました。そしてコメントしました。
「いま日本は、自由と平等を志向する理性と、差別と支配を画策する邪欲との攻防戦の真っ最中、正念場です。このことを伝え、ともに真剣に考えようとしないメディアは、おっしゃるとおり、巧妙な邪欲への重大加担です。」(一部修正しました)
近代市民社会は、自由と平等を旗印に政治が営まれてきました。自由と平等は必ずしも併存するものではなく、自由を重視すれば平等が損なわれ、平等を重視すれば自由が損なわれる面もあり、バランスを取りながら両者がより高い次元で実現する社会を目指して営まれています。政治家の使命は、政治の役割はそこにあるのです。それが近代社会の理性です。それ故、自由民主党とか公明党とかと名乗っている訳です。
ところが、そんな名を冠する政党が、国民に内緒で、決定過程も明かさないという秘密主義を合法化し、近代法治国家の核心である国の憲法に違反する法制を議決し、挙げ句は国民の基本的人権を国家主義の前に制限するという憲法の制定を目指しています。
ふと思いました。これは最早、自由と平等に真っ向敵対する意図を持った政治家集団ではないだろうか。国民の自由が厭なのだ、不自由にしてやりたい、ということは支配したいということです。また、人々の平等も厭なのでしょう。もっと人の上に人を作り、人の下に人を作りたい、つまり、もっともっと差別したいのでしょう。
支配と差別の欲求はどこから生まれるのでしょうか?これは、社会に善かれという理性から生まれるものではありません。自分によかれの我欲に過ぎません。他人を、周囲を犠牲にして自分たちだけが満足しようとする、程度の低い利己主義です。
戦争中は、権力のあるものと権力のないものとの境遇の差が大きく現れます。忌むべきことですが、これを好む輩がいるのです。彼らの我欲に国の組織を任せてはいけません。政治を後退させるだけです。支配と差別の暗黒社会を現出させるだけです。
今、その攻防戦が行われている最中です。この社会内部の抗争、軋轢を真剣に伝えることなく、上っ面の笑いと好奇心充足で視聴率ばかりを追っていて、果たして報道の使命が果たせるものかどうか、よくよく考えてもらいたいものです。報道も支配され、差別され、大本営発表を伝えるだけになっていくのです。
わが国の総理が隣国の独裁者に似てきましたが、各局のアナウンサーもそのうちに、隣国の威勢のよいおばさんに似てきてしまうのです。
次は majyo さんのブログ
http://majyo1948.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26-1
「久しぶりの暑い日曜日」ということで majyo さんがいろいろなことを伝えてくれました。それを読んでいたら、川柳が浮かんできました。
日曜日 愛と平和の マジョ出陣
悪政に プラカベタベタ 壮観じゃ
ヘイトデモ 取り締まらずに 護るとは?
折り紙の 見事なピエロに 母なみだ
放射能 除染はやめて 馴れろとは?
豊洲移転 臭いぞ築地で えぇじゃないか
最後に昨日筆者がいただいたコメントについてです。
Kazg さんから次のコメントをいただきました。
【「私はあんちゃんの遺書そのもの」とおっしゃる大野英子さんのお話、痛切で重いですね。その遺書の片鱗なりとも、私たちも頭に擦り込み、次代に伝えることが大切なのでしょうね。】
今朝私は次のリコメを書きました。
【おっしゃるとおりです。
治安維持法がいかに悪法だったかということと、それを無批判に取り締まりの具として同朋を傷め苦しめた多くの官憲の存在、罪深さを糾弾し続けなければなりません。
改めてそう思いました。】
書いたとおりなのですが、法が悪かったと思いがちですが、悪い法を支配や差別の具にしてしまう日本人がたくさんいた、そして今もいる訳です。そのことにはっと気付きました。
時代に流されて悪事を働いてはいけません。
これは今日の写真、中学校の同級会がありました。箸を付けた後慌てて撮りました。
二次会
拙著『友よ、戦争をしない世界を創ろう!』 と三日に配っているビラを差し上げました。演説は控えました。控え目にしました。
以上です。ご訪問に感謝します。
もうじき3歳、可愛い盛りですから、子守三昧で何の不服もありませんが、子育てって難しいんですよね。可愛がって育てていれば良い子に育つとは限らない。甘きゃいいってものじゃない。
そんな頭はなくはないんですが、それでも独りの時は厄介だからつい甘くしてしまう。
それから子守っていうのは、最中に他のことが考えられない。買い物に行ったり銀行に行ったり、決まったことはなんとか連れ回してしちゃうけれど、考えごとができない。車の運転中も、バックミラーを斜めにして、後部座席を時々ウォッチしないと・・・
考えごとは枕の上でやればいいんだけれど、考えたところで書いている間がないと思うと、本質に迫るようなじっくり思考はやる気にならない。
そんなわけで、最近頭はスッカラッポ。時々使うのは、みなさまのブログ訪問(と言っても思うように訪問もできていませんが)で刺激を受けた時ぐらいです。
そこでネタ不足、コメント欄に投稿したものを幾つか再利用させていただきます。
まずは BrerRabbit さんの
http://brer.blog.so-net.ne.jp/2016-09-21
この記事で、BrerRabbit さんは『この国の冷たさの正体』(和田秀樹著)より
「自分がイジメられる対象にならぬよう
強者の意見を代弁し弱者叩きをする弱者
弱者が攻撃されているのを見て見ぬふりをする傍観者
その仲立ちをしているのがテレビ
介護貧乏に陥った人を見て
私はあのようになりたくない
とか
関わりたくない
という感情をふくらませる
その増幅装置になっているのがテレビ」
と引用し、ご自身のテレビ批判を次のように展開しています。
「テレビを壊せば済むわけではない
テレビは単なる道具
その番組を作る側の問題である
現在のように
批判しないどころか
政権におもねる番組づくり
問題をすり替える番組づくり
問題提起しない番組づくり
強者がつくるカネのご機嫌を損ねない利権のための番組づくりは
弱者同士の分断を加速させ
強者に向けられるべき怒りの緩衝剤とさせる
こんなところだけは
歴史から学ぶ賤しき国家」
これを読んで、たまにチラ見するテレビ番組に首をかしげることが多い筆者は思いました。そしてコメントしました。
「いま日本は、自由と平等を志向する理性と、差別と支配を画策する邪欲との攻防戦の真っ最中、正念場です。このことを伝え、ともに真剣に考えようとしないメディアは、おっしゃるとおり、巧妙な邪欲への重大加担です。」(一部修正しました)
近代市民社会は、自由と平等を旗印に政治が営まれてきました。自由と平等は必ずしも併存するものではなく、自由を重視すれば平等が損なわれ、平等を重視すれば自由が損なわれる面もあり、バランスを取りながら両者がより高い次元で実現する社会を目指して営まれています。政治家の使命は、政治の役割はそこにあるのです。それが近代社会の理性です。それ故、自由民主党とか公明党とかと名乗っている訳です。
ところが、そんな名を冠する政党が、国民に内緒で、決定過程も明かさないという秘密主義を合法化し、近代法治国家の核心である国の憲法に違反する法制を議決し、挙げ句は国民の基本的人権を国家主義の前に制限するという憲法の制定を目指しています。
ふと思いました。これは最早、自由と平等に真っ向敵対する意図を持った政治家集団ではないだろうか。国民の自由が厭なのだ、不自由にしてやりたい、ということは支配したいということです。また、人々の平等も厭なのでしょう。もっと人の上に人を作り、人の下に人を作りたい、つまり、もっともっと差別したいのでしょう。
支配と差別の欲求はどこから生まれるのでしょうか?これは、社会に善かれという理性から生まれるものではありません。自分によかれの我欲に過ぎません。他人を、周囲を犠牲にして自分たちだけが満足しようとする、程度の低い利己主義です。
戦争中は、権力のあるものと権力のないものとの境遇の差が大きく現れます。忌むべきことですが、これを好む輩がいるのです。彼らの我欲に国の組織を任せてはいけません。政治を後退させるだけです。支配と差別の暗黒社会を現出させるだけです。
今、その攻防戦が行われている最中です。この社会内部の抗争、軋轢を真剣に伝えることなく、上っ面の笑いと好奇心充足で視聴率ばかりを追っていて、果たして報道の使命が果たせるものかどうか、よくよく考えてもらいたいものです。報道も支配され、差別され、大本営発表を伝えるだけになっていくのです。
わが国の総理が隣国の独裁者に似てきましたが、各局のアナウンサーもそのうちに、隣国の威勢のよいおばさんに似てきてしまうのです。
次は majyo さんのブログ
http://majyo1948.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26-1
「久しぶりの暑い日曜日」ということで majyo さんがいろいろなことを伝えてくれました。それを読んでいたら、川柳が浮かんできました。
日曜日 愛と平和の マジョ出陣
悪政に プラカベタベタ 壮観じゃ
ヘイトデモ 取り締まらずに 護るとは?
折り紙の 見事なピエロに 母なみだ
放射能 除染はやめて 馴れろとは?
豊洲移転 臭いぞ築地で えぇじゃないか
最後に昨日筆者がいただいたコメントについてです。
Kazg さんから次のコメントをいただきました。
【「私はあんちゃんの遺書そのもの」とおっしゃる大野英子さんのお話、痛切で重いですね。その遺書の片鱗なりとも、私たちも頭に擦り込み、次代に伝えることが大切なのでしょうね。】
今朝私は次のリコメを書きました。
【おっしゃるとおりです。
治安維持法がいかに悪法だったかということと、それを無批判に取り締まりの具として同朋を傷め苦しめた多くの官憲の存在、罪深さを糾弾し続けなければなりません。
改めてそう思いました。】
書いたとおりなのですが、法が悪かったと思いがちですが、悪い法を支配や差別の具にしてしまう日本人がたくさんいた、そして今もいる訳です。そのことにはっと気付きました。
時代に流されて悪事を働いてはいけません。
これは今日の写真、中学校の同級会がありました。箸を付けた後慌てて撮りました。
二次会
拙著『友よ、戦争をしない世界を創ろう!』 と三日に配っているビラを差し上げました。演説は
以上です。ご訪問に感謝します。
フムフムとうなづきながら読み進みましたが、最後の学級会の写真でガラッと変わりましたネ。
生善説と生悪説を連想しましたよ!
やはり日本人には「生WAL」が多いんだなと。
生を善とすれば他国の脅威ばかりを力説しないだろう。
生を悪とすれば他国の脅威ばかりを力説することになる。
先日の国会を拝見しまして、日本国総理大臣が演壇から拍手する姿が、
隣国の代表者が上席から拍手する姿にダブって見えました。
本人も担ぎ方も違うと言うのですから違うのでしょうから、ただの印象と言うことになると想いますが、同じに見えました。
日本のアナウンサーもやがてを実感しました。
by SUN FIRST (2016-10-03 14:51)
法案に、公約にちょっとの穴さえ開けておけば
後は如何様にでも拡大解釈できるという日本の(世界も?)
政治制度。それでも法治国家と強弁できる・・・
権力は怖いです。だからこその、憲法なのに
守られている国民が気づいていない!
by gonntan (2016-10-03 18:27)
SUN FIRST さんへ
コメントありがとうございます。
最後の手前までうなずきながら読んでいただけたそうで、ホッ!
学級会の写真で何を感じたのかはちょっとわかりません。
ただ、他人に嫌疑をかけて、苦しめたり死なせたりしたい輩は、性悪人間でしょうね。いわゆるいじめをしたがる輩ですよね。
国会のあの拍手の光景は、異常ですよね。自衛隊や警察、海上保安庁の仕事をあそこまで持ち上げるとは・・・
by momotaro (2016-10-03 18:34)
お孫ちゃんの子守お疲れ様です。こちらは2泊3日で根を上げます(笑)
自由と平等は相反しないところがありますが
これがうまく回っていると、その幅は狭い
しかし、今1.2%の人たちが 大多数の富を得るような世界です
日本も同様ですね
名もなく富もない一市民に在るのは、人権でしたが
今や憲法改正案では、97条の個人的人権削除です
こんなにおかしいのに、誰もがあまり関心を持っていない
というより、恐ろしさを知らない
それはマスコミ、特にテレビですね。
大成翼賛となっています
アナウンサーが皆 隣のおばさんになったら ていへんだー(@_@;)
momotarouさん いつも川柳ありがとう
これは私にはできません
取り上げて頂きありがとうございました
中学の同級会、演説は控えめ わかりますよ~
by majyo (2016-10-03 19:01)
私も皆さんのブログから
様々な、考えや事実・・・等を教えていただき
日本の行く先に思いをはせます。
そのたびに現政権の
理不尽さや向かう方向の恐ろしさに驚き
日本はどのような国になってしまうのか
心配になってしまいます。
平和で安全な住みやすい社会にするため
少しでも声を上げていきたいと思っています。
皆さんのブログ、すごく勉強になり感謝してます。
by ファルコ84 (2016-10-03 21:49)
>それから子守っていうのは、最中に他のことが考えられない。
まったくもって、よくわかります。
考え書けていたことも、途中で途切れて、思い出せなくなりますし。
そしてブログ訪問により、刺激を受けて覚醒するのも、日々の慣いです。
ご引用のブログ、教えられること大でした。
恥ずかしながら、私の駄文までご紹介戴き、恐縮です。
>悪い法を支配や差別の具にしてしまう日本人がたくさんいた、そして今もいる
それに乗っかっていくファナティックな「民衆」の存在も、怖いところ、侮れないところがありますね。
by kazg (2016-10-03 23:12)
gonntan さんへ
おっしゃるとおりです。
> 権力は怖い…だからこその憲法なのに守られている国民が気づいていない!
それも、政府をではなく、国民を縛る憲法に変えようって言うんですからね。。。
by momotaro (2016-10-04 05:12)
majyo さんへ
孫の子守の件、お察しいただき感謝!
> 今1.2%の人たちが 大多数の富を得るような世界、日本・・・
これじゃ商売も成り立ちませんよね
> 名もなく富もない一市民に在るのは、人権でしたが…憲法改正案では、97条の個人的人権削除です
こんなにおかしいのに、誰もがあまり関心を持っていない
おっしゃるとおり、マスコミ、特にテレビが大成翼賛となっています
自分たちも縛られる一方なのに・・・
こりゃていへんだー(@_@;)
川柳の件
心が動かないと、私の場合、五七五のスイッチが入りませんので、感謝するのはこちらでございます!
> 同級会、演説は控えめ わかりますよ~
集まった趣旨が違いますからね、近況報告の範囲でやるしか…
コメント有難うございました(^_−)−☆
by momotaro (2016-10-04 06:43)
ファルコ84さんへ
まったく、皆さんのブログから、様々な考えや事実等を教えていただきますよね。
貴兄の情報源も幅広いですからね、大変勉強になります。
貴重な勉強仲間ですが、国の行く末が気になりますから、この輪をなんとか広げたいですね!
> 平和で安全な住みやすい社会にするため
に、共に大いに頑張りましょう!
by momotaro (2016-10-04 06:50)
kazg さんへ
kazg さんのブログは蘊蓄が深く、覚醒することしきりです。
> 考え書けていたことも、途中で途切れて、思い出せなくなりますし。
お察しいただきありがとうございます。
> 恥ずかしながら、私の駄文までご紹介戴き、恐縮です。
とんでもございませんで、名文だけでなく、動植物や景観の写真も鑑賞させていただいております。
> それに乗っかっていくファナティックな「民衆」の存在も、怖いところ…
平和で冷静なうちはいいんですけどね。そんな時にこそ、自分たちをよく見つめて行かないといけませんね。
by momotaro (2016-10-04 06:54)