油断ならない為政者 [日本考]
いやー、暑い日が続いていますねぇ。
温熱地獄ですねこれは。
地球人類が一致結束してこの環境変化に対処しなければいけない時に、始めた戦争をパタッと止められず、まだ侵攻を繰り返している国があるんですね。
国々はまだ覇権を争って、世界を牛耳ろうとあれこれ画策している。地球が大変な状況に陥っているというのに。
さて、前の記事で「どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います」と書きました。
こう思わせたきっかけは簡単です。今の政府の経済対策です。ガソリンが異常に高騰して日本経済に悪影響を与えていることは明らかで、なんとか手を打たなければならない状況です。
対策としては、ガソリンにかかっている「揮発油税」と「地方揮発油税」の特別税率分25.1円を廃止すればよいのです。いわゆるトリガー条項の発動です。政府はこれをせず、石油元売り大手に多額の給付金を出して価格の安定を図ろうとしています。
税金は税金として徴収しておいて、それを政府の権限で使うことによって国民の納得を得ようとしています。
また、資源高と円安で物価が高騰し、なんとか対策を講じる必要があります。消費税を一時的に引き下げれば、消費者の負担が軽減されることは明らかです。でも政府はこれをやりません。
代わりに給付金の支給を検討しています。獲る金は取って、それをどう使うか、そのさじ加減に頭を働かせているのです。というか、その権限を握って、それを楽しんでいるのです。
人々を代表して、人々のためになることを実現しようとしているのではなく、人々の生活を左右する権限を握って、その行使を生き甲斐にしているのです。政治・行政は、そのような人によって動かされているのです。
専制独裁主義の国に比べれば、その権限ははるかに小さく制限されていますが、それを大きくして、もっと国民を先制支配したいのです。そういう欲求を持っているのです、彼らは。
気候変動も油断なりませんが、こういう欲求を持つ人たちも油断なりませんな!
取り敢えず本日は以上です。
温熱地獄ですねこれは。
地球人類が一致結束してこの環境変化に対処しなければいけない時に、始めた戦争をパタッと止められず、まだ侵攻を繰り返している国があるんですね。
国々はまだ覇権を争って、世界を牛耳ろうとあれこれ画策している。地球が大変な状況に陥っているというのに。
さて、前の記事で「どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います」と書きました。
こう思わせたきっかけは簡単です。今の政府の経済対策です。ガソリンが異常に高騰して日本経済に悪影響を与えていることは明らかで、なんとか手を打たなければならない状況です。
対策としては、ガソリンにかかっている「揮発油税」と「地方揮発油税」の特別税率分25.1円を廃止すればよいのです。いわゆるトリガー条項の発動です。政府はこれをせず、石油元売り大手に多額の給付金を出して価格の安定を図ろうとしています。
税金は税金として徴収しておいて、それを政府の権限で使うことによって国民の納得を得ようとしています。
また、資源高と円安で物価が高騰し、なんとか対策を講じる必要があります。消費税を一時的に引き下げれば、消費者の負担が軽減されることは明らかです。でも政府はこれをやりません。
代わりに給付金の支給を検討しています。獲る金は取って、それをどう使うか、そのさじ加減に頭を働かせているのです。というか、その権限を握って、それを楽しんでいるのです。
人々を代表して、人々のためになることを実現しようとしているのではなく、人々の生活を左右する権限を握って、その行使を生き甲斐にしているのです。政治・行政は、そのような人によって動かされているのです。
専制独裁主義の国に比べれば、その権限ははるかに小さく制限されていますが、それを大きくして、もっと国民を先制支配したいのです。そういう欲求を持っているのです、彼らは。
気候変動も油断なりませんが、こういう欲求を持つ人たちも油断なりませんな!
取り敢えず本日は以上です。
早くも真夏、8月初めの気候となりました! [日本考]
早くも真夏、8月初めの気候となりました!
昨日の最高気温が35℃、今日が38℃とか39℃とか。日頃なるべく歩くようにしているのですが、昨日からやめました。お股を痛めないように立ち漕ぎ自転車にしました。
昨日は良かったのですが、今日は風が体温以上なので、自転車でも暑く、車で用事を済ませました。普段は大体8,000歩なのですが、昨日も今日も約4,800歩。平均をだいぶ落としてしまいますが、そんなことは気にしていられません。
私は熊谷生まれの熊谷育ちなので、暑いのはあまり苦にならず、蛙の面に水みたいなところがあったのですが、最近、段々変わってきました。暑さが半端でなくなった!
まだ、6月ですよ、25日。この暑さが1週間以上続くんだそうですよ。今宵早くも寝床を引っ越ししました。10時を過ぎたというのにまだ32℃で、いくら扇風機を回してもエアコンなしの部屋ではとても明日の朝を迎えることはできなそうです。
命に関わる暑さが訪れています。ケロッとしていたいけど、これはちょっと真剣に対応しないといけませんね。地球の気候が、気象が明らかに大きく違ってきましたね。
さて、最近思っていることは・・・
人間て、大抵は自由と平等を好むんですよね。しかし、そういう国は現実には少ない。ほとんど無い。なぜかと言うと、束縛と差別を好む人間が意外と多いからなのでしょう。
大勢の人に向かって「束縛と差別が好きな人」と訊いても「はい」と手を挙げる人はおそらく少ないでしょう。ほとんどいないでしょう。
ところが「他人を差別して束縛するのが好きな人」と問うと、これまた手を挙げる人は少ないでしょうが、内心、思い当たる人はかなりいるはずです。
どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います。
この続きはまた近いうちに!
お互い暑さには十分気をつけて、今年の長くて厳しい夏を乗り切りましょう!
すっかり暑くなって、梅雨がどこかへ行っちゃったのですが、1週間前の日曜日はまだ梅雨っぽくて、近所の公園などで紫陽花の写真を撮ったのでした。紫陽花の似合わぬ陽気となってしまいましたので、大急ぎで追加掲載致します。
以上です。ありがとうございました
昨日の最高気温が35℃、今日が38℃とか39℃とか。日頃なるべく歩くようにしているのですが、昨日からやめました。お股を痛めないように立ち漕ぎ自転車にしました。
昨日は良かったのですが、今日は風が体温以上なので、自転車でも暑く、車で用事を済ませました。普段は大体8,000歩なのですが、昨日も今日も約4,800歩。平均をだいぶ落としてしまいますが、そんなことは気にしていられません。
私は熊谷生まれの熊谷育ちなので、暑いのはあまり苦にならず、蛙の面に水みたいなところがあったのですが、最近、段々変わってきました。暑さが半端でなくなった!
まだ、6月ですよ、25日。この暑さが1週間以上続くんだそうですよ。今宵早くも寝床を引っ越ししました。10時を過ぎたというのにまだ32℃で、いくら扇風機を回してもエアコンなしの部屋ではとても明日の朝を迎えることはできなそうです。
命に関わる暑さが訪れています。ケロッとしていたいけど、これはちょっと真剣に対応しないといけませんね。地球の気候が、気象が明らかに大きく違ってきましたね。
さて、最近思っていることは・・・
人間て、大抵は自由と平等を好むんですよね。しかし、そういう国は現実には少ない。ほとんど無い。なぜかと言うと、束縛と差別を好む人間が意外と多いからなのでしょう。
大勢の人に向かって「束縛と差別が好きな人」と訊いても「はい」と手を挙げる人はおそらく少ないでしょう。ほとんどいないでしょう。
ところが「他人を差別して束縛するのが好きな人」と問うと、これまた手を挙げる人は少ないでしょうが、内心、思い当たる人はかなりいるはずです。
どうも、人の社会は「他人を差別して束縛するのが好きな人」が積極的に活動して、政治や行政を担うことが多いように思います。
この続きはまた近いうちに!
お互い暑さには十分気をつけて、今年の長くて厳しい夏を乗り切りましょう!
すっかり暑くなって、梅雨がどこかへ行っちゃったのですが、1週間前の日曜日はまだ梅雨っぽくて、近所の公園などで紫陽花の写真を撮ったのでした。紫陽花の似合わぬ陽気となってしまいましたので、大急ぎで追加掲載致します。
以上です。ありがとうございました
あの原発事故に国の責任はない? [日本考]
原発事故に国の責任なし?
6月17日、最高裁で判決が下されました。まずは事実確認のため、jiji.com様の記事を引用します。
jiji.comより
【 東京電力福島第1原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた集団訴訟の上告審判決が17日、最高裁第2小法廷であった。菅野博之裁判長は「東電に安全対策を命じても原発事故は防げなかった可能性が高い」として、国の責任を認めない判断を示した。裁判官4人中3人の多数意見。三浦守裁判官は反対意見を付けた。
福島、群馬、千葉、愛媛各県で住民計3663人が起こした4訴訟をめぐる初の統一判断で、全国約30件の同種訴訟に影響するとみられる。
判決はまず、事故前の原発の津波対策について「防潮堤などの設置によって原発敷地内への海水の浸入を防ぐことを基本としていた」と指摘した。
2002年7月に政府機関が巨大津波を伴う地震を予測した「長期評価」に基づき、東電が08年に実施した津波試算は合理性があると判断。国が対策を命じていれば、これに応じた防潮堤が設置された可能性が高いとした。
一方で、長期評価が予測した地震の規模は、津波の高さから地震の大きさを推定した津波マグニチュード(Mt)8.2前後だったが、東日本大震災はMt9.1で、はるかに大きかったと指摘。津波による主要建屋の浸水の深さが、試算では最大約2.6メートルとされたのに、実際は最大5.5メートルだったことにも言及した。津波の浸入方向も試算とは異なっていたことなどから「防潮堤で事故は防げなかった可能性が高い」とした。
原告側は非常用電源があるタービン建屋などを密閉する水密化などの措置も検討されていたと主張したが、「津波による原発敷地の浸水を前提にして定めた水密化措置などの法令やガイドラインはなかった」などとして退けた。
その上で、国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。
争点だった長期評価の信頼性や、津波を予測できたかについては判断が示されなかった。
原告らの国に対する敗訴が確定。東電については、4訴訟で総額約14億円の賠償が確定している。(2022/06/17-21:38) 】
長々引用しましたが、問題は判決理由です。
【 国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。】
「東電に対策を命じていればこうだっただろう。だがしかし、起きた地震が想定以上に大きかったので、どっちにしても災害は防げなかっただろう。だから国の責任は問えない」
こんな理屈ってありですか?「規制権限は不行使だったが、行使していても防げなかったので責任はない」
「もう少し小さい地震と津波で事故が起きたのなら国の責任だが、あれは大き過ぎたので責任は問えない」?
どう考えても変です。国は認可して安全操業を指導する立場にあるのですから、長期評価に基づき東電に対策を命じなければいけません。それを怠るとはどういうことですか?
原発事故を心配する人に対し、安全対策を十分とっているから、これ以上心配する必要はないという態度だったのです。いわゆる安全神話を醸成し、自分達もその神話の上に乗っかっていたのです。
その結果とんでもない大事故が起きました。日頃から真剣に安全を担保しようとしていたら、操業者の安全対策も、国の地震津波の想定も当然違っていたと思われます。
「どっちにしてもあの事故は防げなかっただろう」という根拠もない安易な推定をもとに、国の不作為を問わないなどという判決を導き出すとは、そんな理屈が通ると思っているとは「アッタマおかしいんじゃないの、判事の皆さん(お三方)!」と言わざるを得ませんよね。
本日は以上です。
テレビ画面より資料映像を追加します。
6月17日、最高裁で判決が下されました。まずは事実確認のため、jiji.com様の記事を引用します。
jiji.comより
【 東京電力福島第1原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた集団訴訟の上告審判決が17日、最高裁第2小法廷であった。菅野博之裁判長は「東電に安全対策を命じても原発事故は防げなかった可能性が高い」として、国の責任を認めない判断を示した。裁判官4人中3人の多数意見。三浦守裁判官は反対意見を付けた。
福島、群馬、千葉、愛媛各県で住民計3663人が起こした4訴訟をめぐる初の統一判断で、全国約30件の同種訴訟に影響するとみられる。
判決はまず、事故前の原発の津波対策について「防潮堤などの設置によって原発敷地内への海水の浸入を防ぐことを基本としていた」と指摘した。
2002年7月に政府機関が巨大津波を伴う地震を予測した「長期評価」に基づき、東電が08年に実施した津波試算は合理性があると判断。国が対策を命じていれば、これに応じた防潮堤が設置された可能性が高いとした。
一方で、長期評価が予測した地震の規模は、津波の高さから地震の大きさを推定した津波マグニチュード(Mt)8.2前後だったが、東日本大震災はMt9.1で、はるかに大きかったと指摘。津波による主要建屋の浸水の深さが、試算では最大約2.6メートルとされたのに、実際は最大5.5メートルだったことにも言及した。津波の浸入方向も試算とは異なっていたことなどから「防潮堤で事故は防げなかった可能性が高い」とした。
原告側は非常用電源があるタービン建屋などを密閉する水密化などの措置も検討されていたと主張したが、「津波による原発敷地の浸水を前提にして定めた水密化措置などの法令やガイドラインはなかった」などとして退けた。
その上で、国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。
争点だった長期評価の信頼性や、津波を予測できたかについては判断が示されなかった。
原告らの国に対する敗訴が確定。東電については、4訴訟で総額約14億円の賠償が確定している。(2022/06/17-21:38) 】
長々引用しましたが、問題は判決理由です。
【 国が長期評価に基づき東電に対策を命じたとしても、「同様の事故が発生していた可能性が相当にあると言わざるを得ない」と指摘。「規制権限の不行使を理由に、国が賠償責任を負うとは言えない」と結論付けた。】
「東電に対策を命じていればこうだっただろう。だがしかし、起きた地震が想定以上に大きかったので、どっちにしても災害は防げなかっただろう。だから国の責任は問えない」
こんな理屈ってありですか?「規制権限は不行使だったが、行使していても防げなかったので責任はない」
「もう少し小さい地震と津波で事故が起きたのなら国の責任だが、あれは大き過ぎたので責任は問えない」?
どう考えても変です。国は認可して安全操業を指導する立場にあるのですから、長期評価に基づき東電に対策を命じなければいけません。それを怠るとはどういうことですか?
原発事故を心配する人に対し、安全対策を十分とっているから、これ以上心配する必要はないという態度だったのです。いわゆる安全神話を醸成し、自分達もその神話の上に乗っかっていたのです。
その結果とんでもない大事故が起きました。日頃から真剣に安全を担保しようとしていたら、操業者の安全対策も、国の地震津波の想定も当然違っていたと思われます。
「どっちにしてもあの事故は防げなかっただろう」という根拠もない安易な推定をもとに、国の不作為を問わないなどという判決を導き出すとは、そんな理屈が通ると思っているとは「アッタマおかしいんじゃないの、判事の皆さん(お三方)!」と言わざるを得ませんよね。
本日は以上です。
テレビ画面より資料映像を追加します。
堅実さ・誠実さが薄れたか、日本人! [日本考]
Y!ニュースの記事です
【 菊地幸夫弁護士(64)が14日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。相次ぐ持続化給付金詐取事件について言及した。
(中略)
持続化給付金詐欺事件をめぐっては約9・6億円を不正に詐取したとされる家族ぐるみの事件も起きるなど、5月末までに全国で3315件が摘発され、容疑者は3770人、立件額は約32億円にのぼるという。さらに、容疑者の62%が20代、6%が10代と若者が7割近くを占めている。
菊地弁護士は若者の逮捕の多さに「まだ日本の教育の中で金融教育とかお金にまつわる教育はこれからの分野。お金もこれからどんどん電子マネーになっちゃうし、そういう時代で生きていく若者をどう消費者教育していくのか課題」とした。
そして「遅れている面がこういうような簡単に話に乗っちゃって自分のやってることがいいのか悪いのか分からない若者が世の中にいっぱいいるとすると、成人年齢が18歳に下がっちゃったのは非常に不安。あるいは悪いと分かっててやった人間がかなりいるとすると、これまたゆゆしき問題」と語った。】
と菊池弁護士が指摘していますが、由々しきことですよね。まず件数が多すぎます。しかも若者が多数、安易に乗っかっちゃっています。公務員も公務員、内情を知り尽くしている税務署員が関わっています。
日本経済はもう30年以上停滞しています。20世紀末以来大型財政政策、金融緩和政策を取り続けています。最近でもやめられず、金融引き締めに転換した世界経済の潮流から外れていますから、急速な円安が起きています。
どうやっても経済が浮上して来ない状況が続いています。こうした状況と、詐欺件数の多さの間に何か関係がありそうな気がしてきました。オレオレ詐欺も後を絶ちません。
世の中の風潮が、地道に物作りに従事して経済価値を生み出し、自分の生計を立てることから「一等5億円、年1000万使っても50年・・・2000万使っても25年」こういう一攫千金の考えに変わってきてしまったのではないでしょうか。
宝くじにやましさはないでしょうが、確率が低すぎます。リスクはあるものの、詐欺事件の方がよほど成功率が高い。発覚するかしないかについてはゲーム感覚なのではないでしょうか。
オレオレ詐欺については、目の前が真っ暗になる高齢の被害者がいるわけですが「余分にある金を引き出して使ってやるだけ」程度の罪の意識なのでしょう。給付金詐欺については被害者は国ですから、罪悪感はないのかもしれません。
この正義感のなさは問題ですよね。日本人が劣化したと言わざるを得ないのでは・・・これだけ詐欺事件が多いと心配になりますね。
30年くらい前でしょうかね、過度の受験偏重教育から、興味関心や「生きる力」を重視する教育への転換が声高に行われました。
確かに、皆が皆、偏差値に拘って受験勉強を学校ですることはないのですが、行き過ぎを直し、他にも大切な要素があることを日々の教育の中で示して行けばよかったのだと思います。
あの教育改革の社会に与えた影響は大きかったと思います。日本人の人生観を変えた!受験・進学・学歴ばかりが人生ではない。
それはその通りで、良い面も勿論あるんですけどね。最近は、世界的なアスリートが様々な競技に登場し「日本人てすごいな」と思わせることもありますが、これも好きなスポーツで大出世を遂げようとする人間の割合が増えているからなのでしょう。
人生の幅が広がるということは決して悪いことではないけれど、堅実さとか誠実さとか、自律心を失わないこととか、人として大事なことが次の世代に伝わっていないとしたら、これは大きな落ち度ではないでしょうか。
教育界だけの問題ではありません。例えば宝くじの宣伝も、売上が増えればいいってものではありません。社会の産業競争力が落ちたら何にもならないのですからね。
政治家の政党助成金や歳費の使い方も問題ですよね。ろくな労働せずに口先だけで国の金を好きなように使っているように見える議員先生も多々見受けられます。
政治と言えば、日本の民主主義のど真ん中の国会で、誠意のない答弁を繰り返した総理大臣もいましたからね。ああいうのは、知らず若者の見習うところになってしまいますからね。
社会全体が襟を正すべき時なのでしょうね。日本の経済力の低迷は、金融政策と財政政策をいくらやっても、立ち直れないのではないか?そんな気がしてきました!
東電の福島原発の事故について、国に責任はないと、最高裁が判決を下しました。その理由が、アッタマ大丈夫かと思わせるものでしたが、これはまたの機会に!
憲法改正「変えたいのはここだけ」のウソ [日本考]
私、何を隠そう、実は憲法改正論者なんです。良いと思ってますよ、日本国憲法。国民主権で戦争放棄、人権尊重も謳っている。
でも、基本的には良くても、もっと良くすることはできる。これぞ完成品などというものはない。時が流れれば社会生活も変わるし、心すべきことも違ってくる。
憲法はどうあるべきか、どこをどう改正すべきかの議論は継続してあるべきで、そういうことを担当する機関もあって然るべきです。現憲法の基本的な良さをよく理解している学者様や市民団体が中心になると思いますが。
さて、憲法改正を実現しようとしている政党があります。自民党や日本維新の会です。その趣旨はどの辺にあるのかと思ってネットで検索してみました。
Yahooで「自民党の改憲草案」を検索すると「四つの変えたいこと自民党提案」というのが上位に出てきました。これを見ればその趣旨がわかるぞ!
【 憲法は制定・施行されてから70数年間、1回も改正が行われていません。
大きく変化した国内外の環境に合わせて、憲法にもアップデートが必要ではないでしょうか。
日本国憲法の3原則は変えません
・国民主権
・基本的人権の尊重
・平和主義
変えたいのは
1.安全保障にかかわる「自衛隊」の明記と「自衛の措置」の言及
2.大地震が発生した時などの緊急事態対応を強化
3.参議院の合区解消、各都道府県から1人以上選出
4.家庭の経済的事情に左右されない教育環境の充実
4項目の改正・追加を提案します
(以下省略)】
そうだな、そういう方向で変える必要があるかもしれないな、悪くないかも・・・って、正直思っちゃいました。
ふむふむふむ、で具体的な草案を当たってみました。前にも載せた覚えがありますが、同じ物が載ってました。ですが縦書きでコピペできません。
他を探すと横書きのがありました。
【 前文
日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。
我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。
日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。
我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。
日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。 】
な、な、なんと、前文がこれです。
「日本国は・・・天皇を戴く国家であって・・・統治される」
こういう発想を国家主義というのです。
「長い歴史と固有の文化を持ち」とか「国民統合の象徴である」とか「国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて」とかいう修飾語句をいくら用いても、それは体裁を好く見せているだけで、国家主義という本質に何ら変わりはないのです。
日本国憲法のキーワードを言葉面だけ引き継いでおいて、その中身を全く違うものに変えてしまおうというペテン、詐欺です。
自民党がネットで宣伝している、あの「四つの変えたいこと自民党提案」は何だったのでしょうか。「変えたいのはこれだけだ」と言っておいて、その改憲草案の中身は、国の在り方を180度変えてしまうものです。
そもそも憲法は国民が政治を付託する時の約束事を記すものです。「この国はこういう国家だから、日本国民は・・・国家を形成する」とか「国を成長させる」とか国民に要望を突きつけるものではないのです。
何を考え違いしているのでしょうね。末尾も驚きです。「国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。」とにかく何よりも国家が大事なのです。「わかったか、国民よ!」と言わんばかりです。
草案自体が酷いものですが、それをオブラートで包み隠して誤魔化して、憲法改正をやってしまおうという根性が、余りにもセコイ、ズルイ、キタナイ、アクドイ、卑劣極まりないではありませんか。
参院選に勝って、両院で必要数を確保するようなことが起きて、こんな憲法改正、いや改悪(壊憲!)が行われたら、日本は「民主主義陣営の一角」とは名ばかりの、実は自由も民主主義もない質の悪い先制主義国家に成り下がってしまいますよ。
自民党というのは、本当に、こんなに質の悪い人間ばかりの集まりなのでしょうか?なぜ、利点をきちんと挙げて、正々堂々の議論をして、憲法を変えたいなら変える努力をしないのでしょうか。
「羊頭を掲げて狗肉を売る」そんなことを政治家がやっていたら、いつになってもいい国はできませんよ!
でも、基本的には良くても、もっと良くすることはできる。これぞ完成品などというものはない。時が流れれば社会生活も変わるし、心すべきことも違ってくる。
憲法はどうあるべきか、どこをどう改正すべきかの議論は継続してあるべきで、そういうことを担当する機関もあって然るべきです。現憲法の基本的な良さをよく理解している学者様や市民団体が中心になると思いますが。
さて、憲法改正を実現しようとしている政党があります。自民党や日本維新の会です。その趣旨はどの辺にあるのかと思ってネットで検索してみました。
Yahooで「自民党の改憲草案」を検索すると「四つの変えたいこと自民党提案」というのが上位に出てきました。これを見ればその趣旨がわかるぞ!
【 憲法は制定・施行されてから70数年間、1回も改正が行われていません。
大きく変化した国内外の環境に合わせて、憲法にもアップデートが必要ではないでしょうか。
日本国憲法の3原則は変えません
・国民主権
・基本的人権の尊重
・平和主義
変えたいのは
1.安全保障にかかわる「自衛隊」の明記と「自衛の措置」の言及
2.大地震が発生した時などの緊急事態対応を強化
3.参議院の合区解消、各都道府県から1人以上選出
4.家庭の経済的事情に左右されない教育環境の充実
4項目の改正・追加を提案します
(以下省略)】
そうだな、そういう方向で変える必要があるかもしれないな、悪くないかも・・・って、正直思っちゃいました。
ふむふむふむ、で具体的な草案を当たってみました。前にも載せた覚えがありますが、同じ物が載ってました。ですが縦書きでコピペできません。
他を探すと横書きのがありました。
【 前文
日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。
我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。
日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。
我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。
日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。 】
な、な、なんと、前文がこれです。
「日本国は・・・天皇を戴く国家であって・・・統治される」
こういう発想を国家主義というのです。
「長い歴史と固有の文化を持ち」とか「国民統合の象徴である」とか「国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて」とかいう修飾語句をいくら用いても、それは体裁を好く見せているだけで、国家主義という本質に何ら変わりはないのです。
日本国憲法のキーワードを言葉面だけ引き継いでおいて、その中身を全く違うものに変えてしまおうというペテン、詐欺です。
自民党がネットで宣伝している、あの「四つの変えたいこと自民党提案」は何だったのでしょうか。「変えたいのはこれだけだ」と言っておいて、その改憲草案の中身は、国の在り方を180度変えてしまうものです。
そもそも憲法は国民が政治を付託する時の約束事を記すものです。「この国はこういう国家だから、日本国民は・・・国家を形成する」とか「国を成長させる」とか国民に要望を突きつけるものではないのです。
何を考え違いしているのでしょうね。末尾も驚きです。「国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。」とにかく何よりも国家が大事なのです。「わかったか、国民よ!」と言わんばかりです。
草案自体が酷いものですが、それをオブラートで包み隠して誤魔化して、憲法改正をやってしまおうという根性が、余りにもセコイ、ズルイ、キタナイ、アクドイ、卑劣極まりないではありませんか。
参院選に勝って、両院で必要数を確保するようなことが起きて、こんな憲法改正、いや改悪(壊憲!)が行われたら、日本は「民主主義陣営の一角」とは名ばかりの、実は自由も民主主義もない質の悪い先制主義国家に成り下がってしまいますよ。
自民党というのは、本当に、こんなに質の悪い人間ばかりの集まりなのでしょうか?なぜ、利点をきちんと挙げて、正々堂々の議論をして、憲法を変えたいなら変える努力をしないのでしょうか。
「羊頭を掲げて狗肉を売る」そんなことを政治家がやっていたら、いつになってもいい国はできませんよ!
ガソリン代は上がり年金は下がる! [日本考]
ガソリン代が上がってますね
金銭にまつわる不満を書いていると、毎日がこの話題になってしまいそうなので、普段はなるべく控えています。が、たまには言わせてもらいますよ。
ガソリン代が上がってますね。世界的な原油高が原因で、高騰を抑えるために政府が緊急策を講じるそうです。1/26 Yahooニュースに依りますと
【 2022年1月26日、資源エネルギー庁が公開した資料によると、レギュラーガソリンの全国平均価格が170.2円/L(1/24時点)と、170円を超過。これを受けて、日本政府は石油元売り会社へ、1Lあたり3.4円の補助金を27日より支給すると発表しました。高騰を続けるガソリン価格は、この措置を受けて安くなってゆくのでしょうか?】
で、その支給額は
【ガソリンの市況価格によって決定され、明日からの支給は、基準額となる「170円/L」からの超過分「0.2円」に今週影響を受ける見込みぶん「3.2円」を足した、「3.4円/L」となる(事後精算で支給される。最大5円/L)。】
だそうですよ。ショボイですよね、これは。
ガソリンには日頃少なからぬ税金がかかっているんですよね。1L当たり、揮発油税が48.6円、地方揮発油税が5.2円。合計53.8円ですよ。
しかもこれは、本来は揮発油税が24.3円、地方揮発油税が4.4円なのですよ。それが、昭和48年に始まった「道路整備五カ年計画」の財源不足を補うため、暫定的に現在の税額に増額されたんですよね。それが50年近く経過した現在でも「暫定処置」を行っているんですよ。
この暫定100%加算に加えて、消費税も今は上乗せされますからね。170円の場合15.5円の税金が入っていますから、約70円が税金です。約100円のガソリンに、その7割の税金を乗せているんですよね。
ガソリンて贅沢品ですか?ほぼ生活必需品じゃないですか。物品の輸送費が上がればそれはすぐ諸物価に転嫁されます。
何でも上がれば消費税収も上がりますからね。政府は困りません。が住民は大いに困りますよ。この寒いのに灯油も高いんですよ。1Lほぼ100円ですよね。灯油は石油税2.8円と消費税10%です。
ガソリンや灯油が生活を圧迫しているという認識があるなら、早急に、税金を減らすべきではないですか?石油元売業者に3.4円/L支給するなどという緊急策は「対策やってますよ」というアリバイ作りに過ぎないのでは?
それから、年金が減額になるというお話。1/21テレ朝ニュースに依りますと
【 4月から年金の支給額が引き下げられます。支給額の引き下げは2年連続です。
厚生労働省は来年度の年金の支給額を今年度よりも0.4%引き下げると発表しました。
平均的な収入で40年間働いた65歳の人が4月から年金を受け取る場合、国民年金は259円引き下げられて月額6万4816円となり、厚生年金は引き下げ額が903円で月額は21万9593円となります。
厚労省は保険料を納める現役世代の賃金が減ったためとしています。】
だそうですよ。
現役世代の賃金が減れば年金を引き下げる策を講じる必要もあるでしょう。しかし、それ以前に、国民年金の額の少なさです、問題は。月額6万5075円で生活できますか?そんな額から更に引き下げるのですか?
国民年金はここから健康保険や介護保険料も天引きされるんですよ。とんでもない無慈悲なことだと思っていたら、その年金額を更に引き下げるというのですから、お役人さんも政治家さんも、やりたい放題なんですねぇ、呆れました!
金銭にまつわる不満を書いていると、毎日がこの話題になってしまいそうなので、普段はなるべく控えています。が、たまには言わせてもらいますよ。
ガソリン代が上がってますね。世界的な原油高が原因で、高騰を抑えるために政府が緊急策を講じるそうです。1/26 Yahooニュースに依りますと
【 2022年1月26日、資源エネルギー庁が公開した資料によると、レギュラーガソリンの全国平均価格が170.2円/L(1/24時点)と、170円を超過。これを受けて、日本政府は石油元売り会社へ、1Lあたり3.4円の補助金を27日より支給すると発表しました。高騰を続けるガソリン価格は、この措置を受けて安くなってゆくのでしょうか?】
で、その支給額は
【ガソリンの市況価格によって決定され、明日からの支給は、基準額となる「170円/L」からの超過分「0.2円」に今週影響を受ける見込みぶん「3.2円」を足した、「3.4円/L」となる(事後精算で支給される。最大5円/L)。】
だそうですよ。ショボイですよね、これは。
ガソリンには日頃少なからぬ税金がかかっているんですよね。1L当たり、揮発油税が48.6円、地方揮発油税が5.2円。合計53.8円ですよ。
しかもこれは、本来は揮発油税が24.3円、地方揮発油税が4.4円なのですよ。それが、昭和48年に始まった「道路整備五カ年計画」の財源不足を補うため、暫定的に現在の税額に増額されたんですよね。それが50年近く経過した現在でも「暫定処置」を行っているんですよ。
この暫定100%加算に加えて、消費税も今は上乗せされますからね。170円の場合15.5円の税金が入っていますから、約70円が税金です。約100円のガソリンに、その7割の税金を乗せているんですよね。
ガソリンて贅沢品ですか?ほぼ生活必需品じゃないですか。物品の輸送費が上がればそれはすぐ諸物価に転嫁されます。
何でも上がれば消費税収も上がりますからね。政府は困りません。が住民は大いに困りますよ。この寒いのに灯油も高いんですよ。1Lほぼ100円ですよね。灯油は石油税2.8円と消費税10%です。
ガソリンや灯油が生活を圧迫しているという認識があるなら、早急に、税金を減らすべきではないですか?石油元売業者に3.4円/L支給するなどという緊急策は「対策やってますよ」というアリバイ作りに過ぎないのでは?
それから、年金が減額になるというお話。1/21テレ朝ニュースに依りますと
【 4月から年金の支給額が引き下げられます。支給額の引き下げは2年連続です。
厚生労働省は来年度の年金の支給額を今年度よりも0.4%引き下げると発表しました。
平均的な収入で40年間働いた65歳の人が4月から年金を受け取る場合、国民年金は259円引き下げられて月額6万4816円となり、厚生年金は引き下げ額が903円で月額は21万9593円となります。
厚労省は保険料を納める現役世代の賃金が減ったためとしています。】
だそうですよ。
現役世代の賃金が減れば年金を引き下げる策を講じる必要もあるでしょう。しかし、それ以前に、国民年金の額の少なさです、問題は。月額6万5075円で生活できますか?そんな額から更に引き下げるのですか?
国民年金はここから健康保険や介護保険料も天引きされるんですよ。とんでもない無慈悲なことだと思っていたら、その年金額を更に引き下げるというのですから、お役人さんも政治家さんも、やりたい放題なんですねぇ、呆れました!
「衆院選なんであんな結果になったのか」のまたまた続き [日本考]
今夜の話題は、大谷翔平選手の記者会見と藤井聡太棋士の四冠・竜王奪取ですよね。桁外れの才能を持った人が違う世界に期せずして登場しましたね。こういう人のことを話題にしていると、なんとなく楽しくなりますよね。自分とはなんの関わりもないのに。
今日のもう一つの話題は、K.K.さんが元宮様と連れ立ってニューヨークに旅立たれたことですね。出立に先立って、御母君の元婚約者と直接会って解決金を渡すことで合意したことも視聴者の関心を集めているようです。
どういう人たちの間のどういうお付き合いだったのか全く知りませんので、外野がとやかくいう問題ではありませんが、「その節はお世話になりました。ありがとうございました」という爽やかな和解ではなかったようですね。ですから、こちらは奥歯に何か物が挟まったままの船出だったようですね。
さて、そんな話題多き夜ですが、「衆院選なんであんな結果になったのか」の続きを書かねばなりません。というのは「投票率の低さ」に未だ触れていないからです。
これに触れないわけにはいきません。最終投票率は55.93%で、前回・平成29年の選挙より2ポイント余り上回ったものの、戦後3番目に低い投票率だったとのこと。
投票率が低くなる理由が、妨害があったとか、天候が悪かったとかではないので、要は折角の参政権を44%の人が放棄しているということです。民主主義の良さがわかっていないと、まずは言えるでしょう。
だから、理不尽な独裁政治に対しても、ロクに腹も立たないのでしょう。
(すみません。眠気に襲われていますので、続きは後日書くとして、本日はこれにて、取り敢えずアップしておきます。)
(翌朝です)
投票率が低かったからあんな結果になったというふうに、低投票率を結果の言い訳にするつもりは毛頭ありません。投票率が低いこと自体が問題です。
確かに「オレの(私の)1票で結果が変わるわけではないからな」という思いは誰しも持ちます。ですが、それが集まって国政を担う人が、党が決まるのです。投票に行かないのは無責任です。同調気質で「みんなと同じ、みんなに任せておけばよい」は民主主義の下の人の態度ではないのです。
民主主義は民一人一人が政治を担うのです。確たる考えを持つ人が集まらないとよい政治はできないのです。
日本人は日頃から政治に無頓着な人が多過ぎます。政治は誰かの立身出世物語ではありません。皆の願いの集まりです。良いことを願えば政治が良くなり、何も願わなければ、国を動かしてやろうという野心家の思いのままの政治になります。
日常生活で、なぜ政治が話題にならないのか、これではダメなのです。民主主義を支える国民を育てる学校が、もっと政治に関心を持たせるように導かないといけませんね。
政治に触れないようにしているので、これがそのまま、国民の政治への関与の仕方になってしまっているのではないでしょうか。
教育の大事な要素の一つに、「主権者を育てる」という役割があることを、教育界が自覚する必要があります。中立で良いのですが、民主主義を逸脱している部分については、ちゃんと指摘し、関心を喚起しなければなりません。大事なことは誰もが政治に参加する姿勢です。
選挙権を18歳以上に拡大しても、投票率が低いのは、正に教育の問題です。
選挙制度にも問題がありますよ。立憲民主党と国民民主党が共に略称を「民主党」にして、混乱や不信感を招いたという出来事がありました。
それは招きますよね、当然です。両党とも「民主党」という投票があることを予見して、それを無効票にしたくなかったから、やむを得ずそうしたのでしょう。
ですが、そもそもなぜ略称を政党名とは別に定めなければならないのか?それは政党名をフルネームで書くのを面倒臭がる人のためでしょう。でしたら、初めから投票用紙に党名を印刷しておいて、一つ丸を付けさせれば良いのです。
投票所を増やすなど、もっと投票し易くすることも必要です。どなたかのご意見に「70%に達しない選挙は無効。やり直し」という案がありましたが、そのくらい投票行動は大事にすべきです。
民主主義、民主主義というなら、そのくらいの考えを持つべきです、政治家も国民も!
以上です。ご高覧に感謝します。
今日のもう一つの話題は、K.K.さんが元宮様と連れ立ってニューヨークに旅立たれたことですね。出立に先立って、御母君の元婚約者と直接会って解決金を渡すことで合意したことも視聴者の関心を集めているようです。
どういう人たちの間のどういうお付き合いだったのか全く知りませんので、外野がとやかくいう問題ではありませんが、「その節はお世話になりました。ありがとうございました」という爽やかな和解ではなかったようですね。ですから、こちらは奥歯に何か物が挟まったままの船出だったようですね。
さて、そんな話題多き夜ですが、「衆院選なんであんな結果になったのか」の続きを書かねばなりません。というのは「投票率の低さ」に未だ触れていないからです。
これに触れないわけにはいきません。最終投票率は55.93%で、前回・平成29年の選挙より2ポイント余り上回ったものの、戦後3番目に低い投票率だったとのこと。
投票率が低くなる理由が、妨害があったとか、天候が悪かったとかではないので、要は折角の参政権を44%の人が放棄しているということです。民主主義の良さがわかっていないと、まずは言えるでしょう。
だから、理不尽な独裁政治に対しても、ロクに腹も立たないのでしょう。
(すみません。眠気に襲われていますので、続きは後日書くとして、本日はこれにて、取り敢えずアップしておきます。)
(翌朝です)
投票率が低かったからあんな結果になったというふうに、低投票率を結果の言い訳にするつもりは毛頭ありません。投票率が低いこと自体が問題です。
確かに「オレの(私の)1票で結果が変わるわけではないからな」という思いは誰しも持ちます。ですが、それが集まって国政を担う人が、党が決まるのです。投票に行かないのは無責任です。同調気質で「みんなと同じ、みんなに任せておけばよい」は民主主義の下の人の態度ではないのです。
民主主義は民一人一人が政治を担うのです。確たる考えを持つ人が集まらないとよい政治はできないのです。
日本人は日頃から政治に無頓着な人が多過ぎます。政治は誰かの立身出世物語ではありません。皆の願いの集まりです。良いことを願えば政治が良くなり、何も願わなければ、国を動かしてやろうという野心家の思いのままの政治になります。
日常生活で、なぜ政治が話題にならないのか、これではダメなのです。民主主義を支える国民を育てる学校が、もっと政治に関心を持たせるように導かないといけませんね。
政治に触れないようにしているので、これがそのまま、国民の政治への関与の仕方になってしまっているのではないでしょうか。
教育の大事な要素の一つに、「主権者を育てる」という役割があることを、教育界が自覚する必要があります。中立で良いのですが、民主主義を逸脱している部分については、ちゃんと指摘し、関心を喚起しなければなりません。大事なことは誰もが政治に参加する姿勢です。
選挙権を18歳以上に拡大しても、投票率が低いのは、正に教育の問題です。
選挙制度にも問題がありますよ。立憲民主党と国民民主党が共に略称を「民主党」にして、混乱や不信感を招いたという出来事がありました。
それは招きますよね、当然です。両党とも「民主党」という投票があることを予見して、それを無効票にしたくなかったから、やむを得ずそうしたのでしょう。
ですが、そもそもなぜ略称を政党名とは別に定めなければならないのか?それは政党名をフルネームで書くのを面倒臭がる人のためでしょう。でしたら、初めから投票用紙に党名を印刷しておいて、一つ丸を付けさせれば良いのです。
投票所を増やすなど、もっと投票し易くすることも必要です。どなたかのご意見に「70%に達しない選挙は無効。やり直し」という案がありましたが、そのくらい投票行動は大事にすべきです。
民主主義、民主主義というなら、そのくらいの考えを持つべきです、政治家も国民も!
以上です。ご高覧に感謝します。
「衆院選なんであんな結果になったのか」の続きです [日本考]
本日、第101代総理大臣が決まり、第二次岸田内閣が発足しました。よかったですねぇ、岸田さん、短命に終わらなくて。おめでとうございます(クッソー)
そこで何が良かったのか(まずかったのか)何かと反省しております。拙ブログの「衆院選なんでつまんない結果に終わったのか?」
にもたくさんコメントをいただきました。中でも、アヨアン・イゴカーさまのコメントが、他のコメンテーター氏の多くが賛同するところでしたので、ここに引用させていただきます。
【 野党共闘は確実に機能していました。(CDPは連合からは独立すべきだと考えますが)あたかも、機能しない、無駄であるという報道は、野党共闘に危機感を抱いた人々による妨害、予防的戦略と考えなければならないと思います。
野党には「政権担当能力がない」「人材がいない」と言う主張も、あまり政治に関心のない国民の多くに野党に対する先入観、偏見、を持つように刷り込みしているにすぎません。現与党が少数派の自己利益誘導しているのは、「政権担当能力がある」とは言いません。我田引水しているだけです。
国民みんなの方に水を引いてくれる政権が望ましいー少々省略ー野党共闘は続行しなければならない、そうしなければ、今の政治を変えられないと思います^^; 】
共産党を含む野党共闘が何かと批判されていることへの反論が簡潔に述べられていて、大変参考になります。
野党第一党のこの戦略が間違っていたとは私も思いません。今後とも模索すべきです。主義主張に多かれ少なかれ差があるのは当然のことですから、政権を奪取するためには必要な妥協であり忍耐でしょう。(自・公の選挙協力と政権連立の方が余程無節操な野合です)
しかし、計算通りの結果に至らなかったのは事実ですから、そこにどんな問題があったのか、真摯に反省・検討する必要があります。「野党共闘に危機感を抱いた人々による妨害、予防的戦略」が作用していることは事実ですが、何事も敵はあるものですから、妨害に負けるようではいけません。
また、マスコミやジャーナリズムの責任論も無論あります。彼らが日本を適格にリードしていない点は誠に残念ですが、彼らの奮起だけを待っていたら、この権力集団の談合政治はいつになっても直りません。
???・・・
立民党の弱点はなんなのでしょう?
地方組織や活動が各地に根を下ろしていないことにあるのではないでしょうか。にわかに野党第一党になったので、この点が弱いことは無理もないことですが、どれだけ強化に力が入れられているのでしょうか?
連合の組織頼りで市民活動に及んでいないところが、肝心の無党派層を取り込めない原因になっているのではないでしょうか。議員数では遥かに少なくなってしまった社民党の方が、余程、地域に根を張った活動をしていますよ。
地方組織を、地方での活動を、早急に強化しないといけないのではないでしょうか?
共産党の弱点はなんなのでしょう?
理論政党ですから、その点の理詰めはできているのでしょうが、いくら正しさに自信があっても、支持率が上がらないのはどうしてでしょうか?
「正しさが解る人は、所詮5%ぐらいしかいないのだ」と思っているのかも知れません。それもそうかも知れませんが、それでは政治を行う力は手に入りません。
一般人が「共産党」に持つイメージは、中国やロシアなどに見られる独裁政治です。民主主義を認め、民主主義下で共産主義を掲げるのはどういうことなのか、その周知活動ができていないのではないでしょうか。
場合によったら、党名を変える必要すらあるのでは?(変えても反共主義者がいますから、効果は薄いのかも知れません)
共産党は地方の組織と活動は立派なものですが、やや排他的なところがあるのではないでしょうか?仲間内だけで、緩やかに浸透し広がって行かない点を反省する必要があるのでは・・・
など拙い考えをいろいろ巡らせています。
gonntan さまよりいただいた次のコメントも、日本の政治の課題を改めて思い起こさせます。
【 全体に右より安定を選ぶ世論がある限り変化しないのではないかと思います。
ジミンがやっている政策はアメリカべったりと追随、グローバル企業最優先であり、国民の生活も健康も家計への助けもない、厳しい
ものです。なんでそれを追認する投票を行うのか?マスコミの責任は大きいですね。】
オー、課題多き日本ですね。
衆院選なんでつまんない結果に終わったのか? [日本考]
先日の衆院選
つまんない結果でしたけれど、そういう感情論で済ませる訳にはいきませんよね。もう少し頭で受け止めないと・・・と何かと反省しています。
私は10月7日の記事で「ジミン党時代は・・・?」というのを書きました。その主旨は
【 ジミン党はもはや、政権を維持する資格を有する政党ではなくなったと私は思っています。政治を志す人は、他の政党に入り、多数派を形成し、政権を奪取すべきです。
野党には人材がないとか言う人もいますが、ジミン党は政権を任されているにも拘らず、まともな政治ができないのですから、こちらのほうが余程人材不足です。
ジミン時代は終わった、アベ政治が正せなかった時点で終わった、と私は思っています。】
つまり「ジミン党時代は終わった」というのが私の時代認識でした。現実は、どっこい、ちっとも終わっていなかった。まだまだ続くのですね。
日本人の多くは、あんな公平性も論理性も無視した理不尽な政治を容認しちゃうんですね。悔い改めることよりも継続を望んじゃうんですね。
あの乱暴で悲劇的結末に至ったアジア・太平洋戦争の後の態度も同じなんですよね。きちんと反省して悔い改めることはしない。だからいつまでもわだかまりと再発の心配が残る!
善くないものは善くないとしないと、社会に進歩がありませんよ。また同じ過ちを繰り返します。
野党連合は思いの外、弱かったですね。政権を奪取するか、そうでなくてもジコウ政権を脅かす存在になるかと思っていたのですが、見事に読みが外れました。
この問題はまた改めて考えてみたいと思います。今宵はこれまでとさせていただきます。
ジミン党時代は・・・? [日本考]
先週、岸田氏がジミン党第27代総裁に党内選挙で選出されました。そして今週、新内閣を発足させました。
選挙によって選ばれた新総理が顔ぶれを一新してスタートした内閣ですが、支持率は歴代内閣の発足時と比べると意外と低いそうです。
共同通信社が岸田内閣の発足を受けて4、5両日実施した全国緊急電話世論調査では、内閣支持率は55.7%。不支持率は23.7%だったそうです。
岸田氏は柔和で穏やかな顔立ちの割には、党内外で人気がイマイチのようです。しかし、ワタシ的には、と言っても、テレビやネットで知るしかない立場ですが、候補者4人の中では一番まともな人ではないかと思っています。
岸田氏は岸田派の領袖。岸田派は宏池会の流れを汲んでいて、党内では、経済重視、リベラル派、ハト派と言われています。思想的には、多分そういう人なのでしょう。
思想はどうあれ、政治家を志す者は政治権力を持たなければなりません。そういう人の集まりがジミン党です。政見や政策の違いで袂を分つようでは、政権を維持したり、その座に就くことはできません。
政治権力を握るためには、ひたすら敵を作らず、味方を増やすしかありません。岸田氏はそういう知的な忍耐力を持った人物なのではないかと思えるのです。
アベ院政内閣ではないかとの危惧もありますが、力関係を考慮しながら、次第にアベアソウ離れを起こすことも期待できます。
言語もアベ氏やスガ氏よりも遥かに明瞭ですから、お手並みを拝見してみないと真の価値はわかりません。
と、私は岸田氏には好意的なのですが、その政権を支えるジミン党には、既に、レッドカードを出しています。ジミン党は、ワタシ的には許せません。
俳諧の巨匠、故金子兜太氏が「アベ政治を許さない」と一筆書かれました。兜太氏は、アベ政治の改憲志向、自衛権の拡大解釈などの政治姿勢が許せなかったと思われます。
その後、モリトモ、カケ、桜見る会問題なども起こり、政治の出鱈目ぶりが一層明らかになりました。そんな政権を7年9ヶ月続け、その後、コロナ禍に適切な政策が採れず、体調を理由に辞任、スガ政権がこの路線を引き継ぎました。
何があっても、内部批判ができず、政権を維持することしか関心のない政治家集団であることが明らかになったのです。
そのアベ氏は、この度の総裁選では高市氏を擁立し、論戦に参加させたことで、ジミン党に本来の保守主義が健在であることを示すことが出来たと自負しています。
彼の言う本来の保守主義とは、戦前戦中の反省が適格にできない人たちの思いで、決して、日本全体を動かす思想ではありません。
ジミン党はもはや、政権を維持する資格を有する政党ではなくなったと私は思っています。政治を志す人は、他の政党に入り、多数派を形成し、政権を奪取すべきです。
野党には人材がないとか言う人もいますが、ジミン党は政権を任されているにも拘らず、まともな政治ができないのですから、こちらのほうが余程人材不足です。
ジミン時代は終わった、アベ政治が正せなかった時点で終わった、と私は思っています。
言うまでもなくこれは個人の感想ですから、皆さまのご感想もお聞かせください。
地震がありましたね、首都圏で。被害の出ないことを、少ないことを願っています。