SSブログ

ジミン党時代は・・・? [日本考]


先週、岸田氏がジミン党第27代総裁に党内選挙で選出されました。そして今週、新内閣を発足させました。

選挙によって選ばれた新総理が顔ぶれを一新してスタートした内閣ですが、支持率は歴代内閣の発足時と比べると意外と低いそうです。

共同通信社が岸田内閣の発足を受けて4、5両日実施した全国緊急電話世論調査では、内閣支持率は55.7%。不支持率は23.7%だったそうです。

岸田氏は柔和で穏やかな顔立ちの割には、党内外で人気がイマイチのようです。しかし、ワタシ的には、と言っても、テレビやネットで知るしかない立場ですが、候補者4人の中では一番まともな人ではないかと思っています。

岸田氏は岸田派の領袖。岸田派は宏池会の流れを汲んでいて、党内では、経済重視、リベラル派、ハト派と言われています。思想的には、多分そういう人なのでしょう。

思想はどうあれ、政治家を志す者は政治権力を持たなければなりません。そういう人の集まりがジミン党です。政見や政策の違いで袂を分つようでは、政権を維持したり、その座に就くことはできません。

政治権力を握るためには、ひたすら敵を作らず、味方を増やすしかありません。岸田氏はそういう知的な忍耐力を持った人物なのではないかと思えるのです。

アベ院政内閣ではないかとの危惧もありますが、力関係を考慮しながら、次第にアベアソウ離れを起こすことも期待できます。

言語もアベ氏やスガ氏よりも遥かに明瞭ですから、お手並みを拝見してみないと真の価値はわかりません。

と、私は岸田氏には好意的なのですが、その政権を支えるジミン党には、既に、レッドカードを出しています。ジミン党は、ワタシ的には許せません。

俳諧の巨匠、故金子兜太氏が「アベ政治を許さない」と一筆書かれました。兜太氏は、アベ政治の改憲志向、自衛権の拡大解釈などの政治姿勢が許せなかったと思われます。

その後、モリトモ、カケ、桜見る会問題なども起こり、政治の出鱈目ぶりが一層明らかになりました。そんな政権を7年9ヶ月続け、その後、コロナ禍に適切な政策が採れず、体調を理由に辞任、スガ政権がこの路線を引き継ぎました。

何があっても、内部批判ができず、政権を維持することしか関心のない政治家集団であることが明らかになったのです。

そのアベ氏は、この度の総裁選では高市氏を擁立し、論戦に参加させたことで、ジミン党に本来の保守主義が健在であることを示すことが出来たと自負しています。

彼の言う本来の保守主義とは、戦前戦中の反省が適格にできない人たちの思いで、決して、日本全体を動かす思想ではありません。

ジミン党はもはや、政権を維持する資格を有する政党ではなくなったと私は思っています。政治を志す人は、他の政党に入り、多数派を形成し、政権を奪取すべきです。

野党には人材がないとか言う人もいますが、ジミン党は政権を任されているにも拘らず、まともな政治ができないのですから、こちらのほうが余程人材不足です。

ジミン時代は終わった、アベ政治が正せなかった時点で終わった、と私は思っています。

言うまでもなくこれは個人の感想ですから、皆さまのご感想もお聞かせください。

地震がありましたね、首都圏で。被害の出ないことを、少ないことを願っています。

nice!(11)  コメント(12) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。