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オリ・パラ2020どころではなくなってしまった! [日本考]

終息の決め手となると思われるワクチン接種がスムーズに進んでいませんね。量が少ないことが最大の問題ですが、接種のシステムにも構造上の問題があるんですね。gonntan さまのブログで学びました。以下拝借します。

AERAから【 ワクチン接種「システムハラスメント」と現場から悲鳴 河野大臣VS厚労省の縦割り弊害〈dot.〉

国のコロナ、ワクチンに関するシステムは主に3つある。厚生労働省が所管し、自治体や病院が利用するワクチン円滑化「V-SYS」、河野太郎ワクチン担当相率いる内閣官房が所管し、自治体や病院が利用している接種記録システム「VRS」、厚労省所管し、保健所、自治体などが利用する陽性者数把握システム「HER-SYS」だ。 】

国民の命に関わることでもシステム調整が柔軟に行われないのですね、この国の行政官は。また、政治家も何の指導もできないのですね。高い給料や歳費を取っているくせに。

ところで今日のメインテーマはオリンピック・パラリンピックです。

そもそも、日本はあの大震災の痛手から十分回復していません。事故原発の後始末を考えると、十分回復どころか、廃炉に向かって悪戦苦闘の連続です。

加えて、地震多発国で、特に東京湾直下型の発生さえ懸念されています。開催準備中に、あるいは開催期間中に勃発でもしたらどうするのでしょうか。その責任は誰が負うのでしょうか。主たる責任者は、地下のナマズ(プレートや断層)でしょうが、誘致した者に責任なしと言えますか?

さらに加えて、7月の終わりから8月にかけてという、日本の一番暑い時期です。住民すら熱中症対策が欠かせない時期に、世界中から賓客を多数招いて、アスリートに全力を出させるのです。無謀ですよね。

そもそも誘致に並外れた問題があったのですが、してしまった以上、やればそれなりのメリットもありますから、無事開催を祈るばかりでした。

そこに予期せぬコロナ禍が発生。一年延長したものの、未だ終息の兆しは見えません。「何が何でもやる」との決意で取り組んでいるので、水をかけても悪いから静観していました。やれるに越したことはありませんからね。

ですが、さすがに開催中止を決断する時期になりましたね。ワシントンポストなどの米国メディアが中止を提言しているとの報道がなされ波紋を呼んでいます。

聖火リレーは各地を回っているけれど、本当にできるのか?という疑問は、米紙に限らず誰しも持ちますよね。何も言わないでやる気一色なのは、我が国の関係者とその周辺だけです。

ここまで来た以上、やれれば幸いだけど、最早、その目は無くなりましたね。医療崩壊が起きています。感染しても手当が受けられず亡くなられる例が頻発しています。

あってはならないことです。国を挙げて全力で対策を講じなければならない事態です。このような状況下で世界のスポーツの祭典を行うなど、まったくあり得ないこと。それが世界の常識です。

見栄っ張りもいいところです。国民のケアをどう考えているのか?「どうするか」を通り越して「それどころではない」状況に陥っているんですよ。

さあ、いつどういう形で舵を切るのでしょう?誰が言い出すのか?言い出しっ屁がオリンピックと心中するのか、それとも中止を踏み台に出世してしまうのか?

いずれにしても、医療崩壊を全力で、脇目も振らず食い止めていただきたい。そうしないと、入院すらできない人が惨めすぎます。




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