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さあ、次は何が起きるのかな? [身の周りのこと]


「生きていればいろんなことがありますよね」ってほど大きなことがあったわけではありませんが、ここ十日ほどの間に普段あまりないことがいくつか続けて起こりました。

まずは年の始め、7日頃だったか知り合いのお宅で御不幸があり、葬儀に参列しました。その後、ご近所でおばあちゃんがお二人お亡くなりになりました。どちらも家族葬とのことで、時間を割く必要はなかったのですが、町内が少し寂しくなりました。ご冥福をお祈りします。

それから、普段、午前中にバイトをやっているのですが、四月以降の年度更新のための面接試験がありました。顔写真を貼って履歴とか志望の動機とか書いた個票を持って、ネクタイ締めて神妙に、継続審査を受けてきました。

何を聞かれるかわからないので、必ずしもうまくは答えられませんよね。あの質問にはああ答えればよかったな、なんてあとで思いつくものです。

こんなこともありました。
先日、普段使っていないクレジットカード会社から請求書が届きました。開けてみると、某家電販売店をオンラインで利用した7万円弱の請求でした。

当然、すぐカード会社に電話を入れます。事情を話すとまずは別のところに電話を入れるように言われました。「ただ今、電話が大変混み合っていますので、しばらく経ってからお掛け直しください」が続き、夜8時過ぎ、20回目ぐらいでやっと繋がり、クレジットカードの機能を停止してもらいました。

翌日再び最初に電話した窓口に電話をして、利用した覚えのない請求だから請求を取り消してくれということと、まったく使ったことのないカードなので、カード会社等からの情報漏れによる犯罪行為と思われるとの二点を伝えました。

取り敢えず請求は取り消して調査をするとのこと。「ご家族様等の利用によることが判明した場合には改めて請求します」ですと。「あり得ませんよ」とのやりとりで電話は終了。

まったく使っていないカードで、紛失もしていなかったので、こちらの負担になることなく解決するものと思います。まだ途中経過ではありますが。

便利なことが増えていますが、油断のならない時代ですね。改めて感じました。

先日、居間のテレビが突然点かなくなりました。通電を示す赤ランプは点いているのですが、どうやっても画面も音も出てきません。故障してしまったようです。

まだ直していません。買い換えてもいません。誰がそれをするかが決まっていないからです。日頃、水道光熱費から食費や日用品までほとんどを負担している者にしてみると、耐久消費財まで用意する必要はないだろうと思うのです。よって事態改善の見通しは立っていません。

食事が終わると、みな自分の部屋にそそくさと戻りテレビを見ているようです。お陰で、居間は静かになりました。でも、台所で食器洗いをするときや、朝、出かける時などは、ニュースや天気予報などの情報が入って来ないのは不便なものです。

こうしてみると、年が変わってからロクなことが起こっていませんね。そうそう、世界では、コロナウィルスによる新型肺炎の流行が懸念されでいます。マスクなんか店頭から消えてしまいましたねぇ。

今年は縁起が悪いのかなぁ?なんて気落ちしてしまいそうですが、私の場合は根が楽天家ですからね。悪いことばかりそうは続かないだろう、今度は何かきっといいことが起こるぞ、なんてネクスト ハプニングを楽しみにしています。

そういえば明日から2月ですね!
いいことがありますように、みなさまの身の周りにも!


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無理に引っ張り出していませんか、女性議員を! [時事問題]



河合案里氏の選挙違反騒動は、河合夫婦の選挙運動の違法性の裏に自民党本部の大掛かりなテコ入れがあったのですね。岸田派の国会議員よりもアベチルドレンが欲しかった。

河井案里氏と夫の克行前法相がそれぞれ代表を務める自民党支部に対し、自民党本部から計1億5千万円の入金があったのは、案里氏が初当選した昨年7月の参院選の公示前。

同じ選挙区(広島、定数2)から現職として立候補した溝手顕正元国家公安委員長が支部長の自民党支部には1500万円の入金しかなく、案里氏の10分の1。党本部が案里氏に肩入れしていた実態が明らかになりました。

いかにもって感じですよね、アベ一族いえ、あの政権のいかにもやりそうなことです。党がテコ入れした結果ですから、選挙違反といえども厳しくさばけませんわね。選挙運動はフェアにやらなければいけないにもかかわらず、一方に10倍も出しているのですから、活用しようとすれば、それは違反にもなりましょうねぇ。

桜見る会やモリ・カケ問題で税金の使い方がいい加減なことはよくわかりましたが、党の金の使い方もいい加減なんですねぇ。税金の使い方がいい加減なことについては国民として腹が立ちますが、自民党の金の使い方については、党員の方たちはいかがお感じなのでしょうね。腹は立たないのでしょうか、強い者勝ちで大人しく引っ込むのでしょうか?

党内の不公平は党員に任せるとしても、大金を使って選挙運動をして当選して国会議員になって、政権のイエスマンをやるというのは、よろしくないことですよね。その政権が国の予算を決めて税金を使うのですから、国民としては大いに腹が立ちます。

考えてみると党の金って言ってますけど、政党助成金が税金から出されているわけですから、この金も好きなように使われたのでは困りますよね。

腹立ちついでに杉田水脈らしき人の「だったら結婚しなくていい」というヤジ騒動。これもレベルが低いですね。問題意識がなさすぎます。結婚して苗字が変わることによって様々発生する不都合について、思いが至らな過ぎます。

名前が変わるだけで人物が変わらなければ支障がないことが多いと思いますが、名前で、仕事や研究や芸術活動などをされている人も沢山います。結婚しても名前を変えるわけにはいきません。そうなると活動名と戸籍名が違うことになります。証明が必要な時に支障が生じます。

銀行の口座やクレジットカードなども改名の手続きが必要です。こういう様々な不便は、名前が変わらないほうは感じないのです。でも、いつまでも当たり前のように強いていてはいけません。

ところで、最近、免許証に旧姓も記入できるようになったそうです。そうすることによって旧姓というか、子どもの時からの名前の証明に免許証が使えるようになりました。

男女同権を真に実践するなら、夫婦別姓も、制度として認めなければなりません。

このヤジについて、発したとされる杉田氏も、所属する自民党も、うやむやにしたままで、表に出て意見を述べたり責任をとったりしていません。彼らにとっては本音を言ったに過ぎないのでしょう。そういう共通認識があるから、発言者を特定したり批判したりしないのでしょう。

呆れた、また遅れた政権与党です。

本日はこんなところで!


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惑わされてはいけない呆れた演説二題 [人間考]



前の記事で、あの二つの他に触れようと思った話題の一つは、SUN FIRST さんがコメント欄に寄せてくれた
「二ヶ月雲隠れの河合夫妻に一千万円超えの歳費の支払い済み、おかしいと思います」です。

IR事業を巡る汚職事件や「桜を見る会」の公文書管理の問題、菅原一秀前経産相の雲隠れ事件など、政界は不祥事が多すぎます。

アベさん、国会で所信表明演説しましたね。こういうことには一切触れず、凄いなあ、大総理だなあと思わせるようなことばかり言ってましたねぇ。開いた口が塞がりませんよね〜

あと触れたかった話題はオーストラリアの燃え広がる森林火災です。何ヶ月も続いていて人の手ではどうやっても消すことができない気象災害です。アマゾンの熱帯雨林でも起きています。

雨を待つしかないと思っていたら、幸い雨が振り始めた。そうしたら、激しい雨が降り止まないで大洪水が起きた。降るところは大洪水、降らないところは森林火災がまだ続いています。

これ、大変なことですよね。オーストラリアはいま夏で、熱波が原因ですから、来年の、じゃない今年の日本の夏がどうなるか、そういったことにも繋がります。オリンピックどころではないかも知れない。

それから、もともと温室効果ガスによる地球温暖化が原因と言われていますから、森林がこんなに燃えてしまうということは即ち、二酸化炭素が大量に放出され、それを吸収する樹木が大量に減少することですから、この異常気象がますます加速されているということです。

地球人としては大変困ったことが起きています。

と感じるのが常識と思いきや、超大国アメリカの大統領トランプさん、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、のんきというかトンチンカンな演説をしてましたね。米国経済の好景気を宣伝して、ペシミストは不要、何の役にも立たないみたいなことを言ってました。

これも開いた口が塞がりませんよね。こういう楽天家が何の配慮もなくやりたい放題をやって、自分たちばかりが好きなように生きたのでは、他の大勢は迷惑なだけです。

地球という人類に与えられた環境を、皆で分かち合って、末永く人類の旅を続けるべきではないのでしょうかね!

私は自分を楽天家だと思っているのですが、彼らはその根本に利己主義とか作為とかがあるんですよね。騙されてはいけませんよね。

本日は以上です。





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高齢者ドライバーの受講義務! [時事問題]


人は己れ大事の幼児心理に戻っても、社会の問題は少しも解決しないということを4回にもわたって見てきました。今日は別の話題をいくつか。

話題1
昨日、三月に一度の定期診療に前橋まで行ってきました。悪い兆候はなく、無事・セーフが続いています。まだしばらく薬物と経過観察の現行治療は続くようです。(以下に証拠写真を)

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富弘さんのコーナーより
右の作品をトリミングします
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駐車場3Fより見る赤城山(雪がありません。もともと雪は少ない山ですが)
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話題2
先日、免許更新の前に高齢者講習を受ける必要があるという案内がきました。

内容
・講義30分
・運転適性検査機材による指導30分
・実車による指導60分
時間:2時間(休憩時間を除く)
手数料:5,100円

みなさんはいかがお感じでしょうか?
70歳を過ぎると、免許証の更新にこれだけの手間と金が余分にかかるようになりました。高齢者ドライバーが起こす事故が度々報告されていますから、この措置は当然でしょうかね?

でも、人口構成全体が高齢化してますからね、事故を起こすドライバーの高齢化も当然起こります。

確かに高齢による判断力や対応力の衰えが原因と見られる事故も起きています。ですが、高齢化による衰えは大変個人差があります。

運転者の自覚を待たず、また個人差をまったく考慮せず、一律にこのような義務を課すことは年齢による差別ではありませんか?法の下の平等に反していませんか?

まずは、簡単な運動能力や認知症検査を実施すれば良いのではありませんか、無料で。それから自動車自体をより安全なものに変えていくという施策も有効でしょうし。

更新手続き以外に2時間の講習を義務化し、その費用5,100円を負担しろという法令改正は、対象者からみるとまったく不当です。あり得ないことです。びっくりしました。

これは、何か問題が起こると、それをいかに利用して旨い汁を吸おうかと虎視眈々と狙っているずるい人たちのなせる業ではないかと思えてしまいます。

若い人が減っていますからね、年寄りから一律金をとって講習に通わせれば、自動車教習所の経営困難の解消には役立ちますよね。そうすればその業界から票や寄付金が得られ(ることが見込まれ)ますよね。

大学センター試験の改革もそうですよね。パターン化しているとか解答がマークシートだとか何か問題があるとそれにかこつけて仰々しく改革を叫びます。

そしてやることは、教材やテスト・採点業者に儲けさせることなんですよね。受験生のことなんかちっとも考えてなんかいやしない。

高齢者ドライバーの事故多発も、汗と知恵でいかに被害者をできるだけ少なくするかではなく、安直に政治利用したんですね。高齢者ドライバーのことなんかちっとも考えてなんかいやしない。

年寄りの持ち金や年金を引き出したくて仕様がないんでしょうね、政府は。目の付け所が特殊詐欺犯と同じですよね。特殊詐欺犯が一向に減らず、悪びれた様子もないというのは、政権と相通じるものがあるからなんでしょうか。

同じ発想だから市民権を得ていると思っちゃっているのでしょうか?そんな風にも思えてきます。

こういう安易過ぎる施策を簡単に採るのもアベ政権になってからですよね。痛みを受ける人のことなど意に介さず強行に実施します。

そういえば教職の資格も更新が必要になったのですよね。確か第一次アベ政権の時ですよね。これも政権によるパワハラですよね。

でも、この高齢者ドライバーの扱いはちょっと楽しみです。運転免許証の更新時期が近づくとこれが届くわけですから、これをもらうと腹が立ちますよ〜!

高齢者は数が多いですからね、こんな制度を続けていれば政権の支持率はどんどん落ちますよ。楽しみです。

話題2が長すぎましたので、他の話題は後日とします。


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人は幼児化し社会は・・・その4 [人間考]



どうやら、今の時代の人々は他の時代の人々にも増して不安な状況に置かれていると言えそうです。

そこで、本来働くべき成長欲求が退行欲求に転じ、無意識のうちに幼児化し、
それが社会現象として様々な不和や紛争となって現れているという仮説は当を得ているように思われます。

でも事情を理解すればことが解決するわけでは勿論ありませんよね。不安から自己本位になり、人々が自己本位になることが事態をさらに悪化させ、そのため不安が一層募るのですから、これは負のスパイラルです。

この分析を踏まえて事態打開の方策を考えなければなりません。

まず初めに、幼児化が解決策にならないことを確認しておきましょう。幼児化欲求というのは、成長して周囲と相い和して願望を叶えていくことに失敗したときに起こる、自己本位に立ち返ろうとする無意識の心理です。

これは、生き抜く上で必要な保身のメカニズムと思われます。理想や向上心を捨てて己の欲求に立ち返って、それを満たそうとするのですから。

ですが、この保身のメカニズムがうまく働くのは、周囲に余裕があって安定している場合です。そういう条件が必要です。周囲に余裕があれば、幼児的欲求を満たしてくれるでしょう。

しかし周りの人間がみな幼児化して自己本位の欲求を主張している時には、この心理は、生存を懸けた闘争劇を産んでしまうことになります。

事態を真に解決するには、やはり理性的になって大人の振る舞いをしなければなりません。事態の真の原因を考えて、それを緩和する方策を考え実施しなければなりません。

事態の真の原因は何なのか?
何なのでしょうねぇ?
今の文明は、人々が自分の利益を遠慮することなく追求することを是とします。各人の利益追求の経済活動が神の見えざる手によって調整され、社会を合理的に前進させるという、自由主義の理念に基いています。

この理念が限界に達しているんですよね。欲しいものを買って、儲けが多そうなものを作って・・・経済合理主義を貫いていれば世の中はどんどん豊かになっていくという理念が壁にぶつかっているんですよね。

放っておくと、地球の資源がどんどん枯渇してしまう。あるいは人の活動のために地球環境が変わり、様々な災害が起こってしまう。富も片寄って、生活できない人が多数出てしまう。

本来、経済活動というのは、買い手がたくさんいないと成り立たないのですから、富が偏ると行き詰まります。儲けた企業は、従業員にたくさん給料を払わないと、売り上げが減るのは目に見えています。でもそれをやり渋ります。

なぜそうなるかと言えば、企業間の競争が激しいため、余剰利益を絶えず確保して、製品開発や宣伝活動、売り上げ減少に備えなければならないからです。あるいは、ゴーンさんのように、経営者が利益を自分の手中に収めたいからです。

ここで政治の役割が登場します。政治が富の再配分を真剣にやらないとこの仕組みは上手くいきません。富の多い人から税金をたくさん取り、少ない人のためにそれを使わなければ、この仕組みは成り立ちません。

すみません、こんな当たり前のことばかり書いていて。でも日本の政府を見ても明らかですが、持てる少数の者を優遇し、持たざる多数の者から税金を取ろうとするのです。例えば消費増税です。

これで上手くいくはずがありません。トリクルダウンとか言ってますが、それで上手くいく段階はとっくに過ぎているのです。

政治がなぜ本来の役割から逸脱してしまっているのかと言えば、政治も金で動いているからです。財力のある人の寄付金で動いているからです。本来の公平や公正を目指そうとする正義感を持ち合わせていません。金持ちに有利な政策をもっともそうな理屈をつけて実施しているだけです。そんな政治に成り下がっています。

余りにも当然のことが起きているだけです。パニックを起こして幼児化する以前に、そもそも大人の発想と思っている行動原理が、自己中心主義なのです。それが既に行き詰っているのです。

ここはしっかり見抜かないといけませんよね。自己保身の心理がさらに働いたら、世の中どうなっちゃうか?

事態の原因を冷静に見抜いて、理性的に対処しないと、地球温暖化も防げないし、国の対立を収めることもできないし、経済格差を縮めることもできません。

荒れ狂うばかりになりますよね。

公平・公正、人類の長期繁栄という価値観をまっすぐ掲げて歩み始めないと、最早どうにもなりません。

そんなことが言いたかったのでした。
長い話にお付き合いいただきありがとうございました。



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人は幼児化し社会は・・・その3 [人間考]


「人は時として幼児化し、社会は退行することがある。それが現代で、この現象に至った原因は人々の不安だ」とする加藤諦三氏の説が5日のサンデーモーニングで紹介されました。

この説は、いま世界で起こっている多くの混乱や混迷を理解し説明する上で有用と思われます。

人々の進歩への欲求が閉ざされ、無意識のうちに自己愛だけの幼児心理に戻ってしまうほど、現代の人々は異常な不安を感じているのでしょうか?
この点を考えてみましょう。

現代人の不安といえば、まず思いつくのが、地球温暖化に起因すると思われる自然災害の激甚化、頻発化ですよね。この漠然とした脅威が世界のあちこちの人々に覆い被さっているのは事実と思われます。

さらにもっと切実なのが、経済生活の立ち行きの難しさではないでしょうか。いつの時代も食っていくのは大変ですが、畑を耕せば、あるいは漁に出ればなんとかなる時代、つまり身の回りに生産手段がある時代は、本人の努力の問題でした。

今は、起業するか、労働者になるか、スポーツや芸能などで人々を感動させるか・・・しないと生きていく金が手に入りません。

かつての日本は一億中流社会と言われ、大勢の人が比較的楽に食っていました。家はウサギ小屋と揶揄されていましたからそれほど裕福ではありませんでしたが、糊口の道はあったと言えましょう。

今は、起業すると言っても、成功する割合は極めて低いと言わざるを得ません。

雇われて賃金を得る方法が一般的と思われますが、工場は機械化され、人手は極力省かれるようになりました。また、人手を要する企業の多くは、人件費の安い海外へと流出しました。

なぜこうなったか、それは、企業の間で生き残り競争が激しいからです。世界的な兆候です。

こんなことも思い出します。かつては、女性が結婚することを「私、永久就職することにしたの」と言ってました。結婚すれば一生食っていけたのです。いわゆる専業主婦です。企業は年功序列の終身雇用でした。

今は、仕事を持ちたくて主婦に専業しない人もいるでしょうが、夫の給料で安心して食っていけると見込める人は極めて限られています。

企業の体質が変わりましたね。昔は従業員の家庭のことまで視野に入っていたように思いますが、今はひたすら効率主義、必要な労働だけを切り取って買おうとしています。

人々の経済競争の激しさがこの事態を招いているのですね。

そんな中で大衆課税だけは増えているのです。

科学も技術も進歩し、美味しいもの、便利なもの、楽しいことが溢れているにもかかわらず、それらを手に入れる金銭を手に入れることは少しも楽になっていません。むしろどんどん困難になっているのです。

これは大きな不安材料です。人々は、世界は、豊かになったにもかかわらず、一人一人の生活は困難になっているのです。

軍拡競争も脅威です。核兵器だけではありません。ドローンやロボットを応用した無人の殺戮兵器の開発などは、人々の背筋を凍らせます。

寛ぎの場、安らぎの場であった家庭も脅かされていますね。専業主婦の減少により家の中の「おかあさん」の存在が薄くなりました。同時に一家を養っていた「おとうさん」の存在も薄くなりました。

代わりに入ってきたのがインターネットです。様々なSNSによって、個人が家庭を通してではなく、直接、社会の情報や人に接するようになりました。安心の場、情報共有の場としての家庭の存在が薄らいでいます。

こうして考えてみると、現代特有の不安材料は多々ありますね。そして、こうした不安材料を減らす方策が執られているようには思えません。

つまり、先々解決される見通しはありません。出口が見えないのですから未来に希望が持てません。ますます不安が募ります。

こうしたことから、無意識のうちに退行心理に陥るという事態が起きていることは充分考えられますね。

この心理を頭に入れて、この窮地を乗り越える方策をみなで考えないといけませんね。

本日は以上です。


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ゴーン氏脱出劇に思う [日本考]

今日から半日仕事再開です。元気のいい子どもたちのたくさんの顔を見るのは楽しいことですが、時間のゆとりは当然乏しくなります。そこをなんとか・・・

さて、人々が幼児化している原因の不安について考察するのが物の順ですが、ゴーン氏の日本脱出劇が世界の話題をさらっています。

保釈中の容疑者に国外に逃げられたのですから、司法当局のショックは隠せません。この脱出劇について、今日は少々思うところを述べたいと思います。

ゴーン氏、当たり前ですが、なかなかしたたかですね。これほどの人ですから、日産のCEO時代にも胡散臭いことを何かとやっていたのかもしれませんね。

しかしこれは裁判所が証拠に基づいて裁くことですから、予断は禁物です。

ゴーン氏、日本の司法制度を手厳しく批判してますね。裁判で有罪が確定するまでは、推定無罪で人権を尊重するというのが建前ですから、その点、日本の検察や警察の取り調べはいかにも封建的ですよね。罪を取り締まる側は、正しくなければなりません。

ここはゴーン氏の受け止めを参考にして、改めたほうがいいのではないかと思います。当事者を精神的に追い込んで自供を迫るというやり方は、世界標準と比較するとかなり野蛮なのではないでしょうか。

自供が得られないなら得られないまま、物証で裁判所の判断を仰ぐしかないのではないでしょうか。自供がないと罪を証明できないので、追い詰めて自供させるというやり方は、裁判所の判断以前に有罪と決めつけていることになります。

脱出の手口もかなり明らかになっていますね。厳しいはずの入出国管理のどこに抜け穴があったかというと、プライベートジェットの取り扱いにあったようですね。

世界の金持ちに気軽に来日してもらおうという政府の方針で、プライベートジェットの離発着に際しての検査が甘かったのですね。典型的な金持ち優遇政策をやっていた。法の下の平等などという理念はそこにはなかった。

その間隙を突かれ大事な容疑者に逃げられ、いま日本は恥をかいています。ゴーンさんのしたことが正しいなどと言うつもりは毛頭ありませんが、この「逃げられた事件」を反省材料にして、以上上げた二点、つまり容疑者の人権を尊重することと、金持ち優遇という卑しい行為を改めるきっかけにすることが賢い受け止め方ではないでしょうか。

本日は以上です。


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人は幼児化し社会は・・・その2 [人間考]



人々の幼児化が現代の特徴とのこと。
トランプ大統領のアメリカファーストなどは典型ですね。他国や世界のためなどという価値観はこれっぽっちも脳裏になく、ひたすらアメリカの得になる政策を遂行します。

では彼がアメリカ思いの愛国者かと言えば、そうとは言い切れません。アメリカの利益を追求することを自分の売りにすれば、アメリカ国民の支持を得られるだろうと踏んでいるだけです。狙いは自分が大統領に再任されることです。

そのためには、世界平和や人類の繁栄などという高尚な目的は口にせず、ひたすらアメリカ国民の利益を実現することに邁進している姿勢を示すことが大事と考えているのです。実際、それで半数近い支持率を得ているのです。

日本のアベ総理も自分ファーストな人です。他人に厳しく自分に甘いところは、モリ・カケ問題や桜を見る会問題でも明らかで言うを待ちません。

日本の三権分立という権力の集中を避ける仕組みも少しも尊重しません。「閣議決定」をお墨付きにして国政を進めています。

法治国家と言いながら、その要の憲法を軽視し、憲法学者がこぞって憲法違反だという集団的自衛権を行使する法律を作ってしまいます。

その日本国憲法は変えたくて仕方がないのです。理由は、戦争に負け戦勝国アメリカの承認のもとに作られた憲法だからです。自前の憲法を作りたいのです。

そのくせ、その戦勝国アメリカ大統領の腰巾着かコバンザメかと評されるような擦り寄り方をしているのです。矛盾してますよね。

この方、そもそもあの戦争を必ずしも良くない選択だったとか、もっと早くやめるべきだったとかという後悔や反省をしているわけではないのです。当時の国民の支持を得た正統な政権が決めた政策だから批判するものではなく、国民はその結果を甘んじて受けるしかないと思っているのです。

戦後レジームからの脱却などと時代を前に進めるかのようなことを言っていますが、実は戦前回帰論者なのです。時代を退行させたいという欲望に動かされている人間と見ることができるでしょう。

この人の思考に幼児性や退行性があることは、加藤氏の説を待つまでもなく推測できることです。しかし、この人の独裁性や不公正さ、言葉の信ぴょう性のなさがいくら明らかになっても、支持率がある程度の水準を維持していることは不思議なことでした。

でもそれは、国民の相当程度の割合の人が、総理と同じ心理に陥っている、そういう時代にあるという認識を持つと、なるほどと思えてくるのです。

では、かなりの割合の人々が、なぜ内心に潜む幼児化欲求に、今、衝き動かされるようになっているのでしょうか?加藤氏はその答を「不安」としました。

現代人はどんなことに他の時代になかったほどの不安を感じているのでしょうか、その辺りのことをもう少し考えてみる必要がありそうです。

今日も終点まで行けそうにありませんので、この辺でアップすることにします。
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人は幼児化し社会は歴史を逆行することがある! [人間考]


今の時代は、ドローン登場、自動運転実用間近、AI利用、映像は4K→8K、通信は4G→5G、医学は遺伝子解析や再生医療などと目覚ましい勢いで進歩しています。

一方で、経済格差拡大、経済難民・政治難民増大、貿易戦争激化、武力紛争地域拡大、地球温暖化が原因と見られる災害頻発、等々問題が絶えません。

日本も北朝鮮の脅威は増すばかり、ロシアとの平和条約締結交渉は一歩も進まず、経済が低迷している折にもかかわらず、韓国と意地の張り合いを続けています。

内政面でも自然災害は年々激化し、少子高齢化に歯止めは見えず、賃金格差は拡大し、財政赤字は増え、政治家の失態は続き・・・そんな中で用もなく自衛隊の艦船を緊張高まる中東海域に派遣することを決めました。危険は増える一方です。

年の初めとはいえ、先の見通しが良くなる材料は一つもありません。

問題や困難は、人の世にあっては当然のことで、それが社会の進歩に繋がるものでもあります。しかし、今の混迷は収束の兆しが見えません。解決の方向ではなく、むしろ拡大の方向に向かっているように思えます。

これは異常なことです。我々は文明の転換期にあるのかもしれません。それも、うまく転換できれば転換期ですが、それができないで混迷し続け、破滅する恐れもあります。

昨日のサンデーモーニングは「幸せになれない時代?」とのタイトルで、お正月企画をやっていました。その番組の終わりのほうで大変示唆に富んだ歴史観・人間観が紹介されました。

社会心理学者加藤諦三氏の幼児化論です。「このような世界的な現象を理解するには、時として、人は成長をやめ幼児化し、社会は歴史の進行を止め逆行する性質があるという認識を持つ必要がある」というものです。

「世界の人の心の内で起きていることを理解しないと、今の世界の混乱は絶対に理解できません」と仰っていました。世界中が怪しくなっていますからね、この説は説得力があります。

人の心理がどういうものかについては、フロイトとフロムの説を引用していました。

フロイト:欲求が満足させられないとき、欲求は退行現象を招く

フロム:人は成長への欲求と退行への欲求の葛藤の中で生きている

こう言われると確かにそうです。人は生きんとする意志を持って生まれてきます。その生きんとする欲求を満たすために、まずは泣き声をあげます。やがて周りの状況を認知し始め、周りと調和をとりながら、自分の欲求を満たして成長していきます。

確かに二面を持っていますよね。
自分の欲求を満たすことと、周囲と調和すること。

通常の大人は周囲との調和を重視するものですが、時として自分の欲求をむき出しにすることがある。今はその時代?

まだ書き足りていませんが、長くなりそうなので、取り敢えず、これにてアップします。


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お正月散歩 [身の周りのこと]

昨日は1月1日、新しい年を迎えました。

年の初めの写真はやはりこれでしょう

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片瀬海岸からの富士山、孫が年末に送ってきました。

昨日は小春日和の穏やかな日でした、関東は。珍しく一人で暇だったので、午後、荒川の土手に散歩に行きました。
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1キロほどで土手に着きます。

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土手の上から下、東を撮りました。

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同じ所から河原に下りる道を撮りました。

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川上、西を写しました。遠くに見える大橋まで行くつもりです。

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対岸の山の彼方に富士山の山頂がちょこっと見えるはずなのですが・・・

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西のほうに雪を頂いた浅間山が見えました。
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オヤ、鳥かなと思ったら、凧でした。
本物の鳥も空高く舞っていました。
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空は真っ青です。

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雀が群れをなして桜の木にいました。

下にも目を向けました。
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ホトケノザ、ペンペン草、イヌフグリが咲いていました。

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橋の袂まで来るとこんな像が

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川守地蔵とあります。この地蔵さまのおかげで去年の台風のとき決壊を免れたのかも・・・

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隣にこの石碑もありましたが、無学がわざわいして理解できませんでした。

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肝心の荒川大橋を写すのを忘れました。<(_ _)>

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後ろの木にヒヨドリがたくさん来て飛び回っていました。
散歩は以上でした。

ところでこんな年賀状をいただきました。

【 「災害は忘れた頃にくる」は昔のこと。今は忘れる暇がないほどやってきます。

昨年、東日本を襲った台風19号で、堤防決壊は71の河川140カ所にのぼり、15号と合わせると被災家屋は約10万戸という大変な被害でした。

超高層ビルや海底トンネルなど、日本の土木・建築技術は世界でも優れているのに、なぜ堤防が簡単に決壊してしまうのでしょうか?

昨年度の治水、防災対策費は約1兆2千億円、防衛費は戦後最大の5兆3千億円、昨年から始まった中期防は5年間で27兆円も米国言いなりの兵器購入に投与します。

治水・防災に金をかけない結果が表面化してきたといえます。

2020年元旦 I.H. 】

実に要領よく書かれているので拝借しちゃいました。
今年こそ良い年にしたいものですね、しなきゃいけませんね。

I.H.さんありがとうございました。

皆さま今年もどうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m


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