SSブログ

子供虐待事件に思うことと近況少々 [時事問題]

子供の虐待事件が後を絶ちません。頼りにしている親から虐待を受け人生を儚くも閉ざされてしまうとは、耳にするだけでも心の痛むできごとです。
法整備を急いでいるようですが、法律が解決する問題とも思えません。

こうした事象の背景には、子供は自分の所有物、従属物、思い通りになるものという親の側の思い違いがあるのではないかと思います。

「泣く子と地頭には勝てぬ」という諺があるくらい、聞き分けもなく、ただ泣いて自己主張をすることから人の一生は始まるのです。子供は自分ファースト、他者の思い通りにはいかない存在なのです。にもかかわらず、親が主で子供は従という主従関係があるものと思い込んでしまっている親が少なからずいるのではないでしょうか。

躾に軽い体罰が必要か、全く用いるべきではないのかは意見の分かれるところですが、大声で恫喝するにしろ、身体に苦痛を与えるにしろ、食事を与えないなどの罰を課すにしろ、子供を親の意のままに動かそうとすることには、無理があるのです。自分の子といえど、意思を持った歴とした一個の人間、別の人格なのです。

それを構わず強行しようとすれば、それはすなわち虐待であり、嵩じれば命を奪ってしまうことにもなりかねない大罪なのです。

子供はダマしたりスカしたり、手間暇かけて誘導するしかない存在です。
親になるときにはそういう認識を持つ必要があります。

こんなことは、かつては社会の常識であったと思いますが、個人の意思が尊重される時代に生まれ育った人間が、我が子も自分の意思の範囲と勘違いをし、我意を通そうとしているのではないかと思われます。

法整備を検討する必要もあるでしょうが、即刻必要なことは、親と親になる人の意識形成ではないでしょうか。
それは教育の問題です。

かつては生きる過程で自然と身についていたことですから、家庭や社会の教育の範疇に属することです。まずは、親が子にしっかり伝えるべきです。社会も、書物や様々なメディアを通じて、子育ての難しさやそのやり甲斐を伝えるべきです。公共広告機構、現在のACジャパンの出番でもありましょう。

伝達が疎かにならないように、学校教育も関わる必要があるかもしれません。学校教育の目的は、一義的には、職業を持って自立する社会人の育成に置かれますので、親になった時の家庭での存在のあり方を教えるという課題は取り込まれていないと思います。

しかし、取り込む必要がありそうです。どの段階で?年齢的には高校以降でしょうが、義務教育ということを考えると、現状では中学三年でしょう。科目としては保健体育ということになるでしょう。

より正しい対応は、高校まで義務教育化し、そこで、より時間を割いて教えることではないでしょうか。家庭を持って子を育てることを想定した学習をすることにより、少子化の問題対策にもなるのではないでしょうか。

以上が子供虐待について思っていることです。

3月になり、一段と忙しい日々を過ごしています。
11日月曜日は、バイトの今年度分の勤務日数が終了したそうで、ありがたいことに花束をいただきました。気持ちのよい空間で仕事をさせていただいたことにお礼を申し上げ、置いてあった書類や荷物を持ち帰りました。
IMG_4987.jpg


その日の晩、学友に誘われ、浅草で鍋を囲みました。官僚OBが、現在の官界を嘆いていました。政界についても、昔の自民党には色々な人がいて常識があったのに、今は様変わりしてしまったと、憂いていました。アベ外交にもハラハラしていました。
ほぼ50年ぶりにお会いした人もいて、充実したひと時でしたが、撮ってきた証拠写真は、これ、ねぎま鍋だけでした。
IMG_4985.jpg


その後、遅まきながら確定申告対応。ネットで申告できるかと思ったら、ナンバーカードとカードリーダーが、ナンバーカードがない場合は、IDとパスワードが必要とのこと。いずれも事前に取得しておかなければならないことなので、ネットではできませんでした。

一昨日は8年ぶりかな、癌検診を受けました。
喉からの胃カメラを選んだら結構辛かった。胃癌はないとのことでひと安心。慢性胃炎の兆候はあるそうで、ピロリ菌の血液検査を頼みました。結果は後日とのこと。

今日はこれから高校の同窓会です。
明日以降は、いくらか暇になりそうです。

書き出したら長くなり失礼しました。


nice!(12)  コメント(8) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。