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ゆとり教育の正体は? [教育関連]

今日は教育のことを少々書こうと思います。

少々と言っても教育は大テーマです。教育と一口に言いますが、家庭での教育、学校での教育、その他地域社会やメディアでの教育などがあります。

教育が行われる場所が様々なうえ、胎教から始まって、幼少期、青少年期、生涯学習に至るまで年齢による違いもあります。

教育を問題として考察するときには、どの場所のどんな発達段階の、どんなことを取り上げようとしているのかを明確に意識して取り掛からなければいけません。

当然、あちこちに様々な問題があります。ですから、教育問題については、まずはマップが、地図が必要です。

ここの問題について考えますよ。この問題を解決するには、こういう対策を取る必要があるのではないでしょうか、と提案することが教育問題への正しいアプローチではないかと思います。

冒頭になぜこんなことを言わなければならないかというと「これは教育問題だ」と社会が感じると、目がすぐに学校教育に向けられる傾向があるからです。向けられた学校は、それは家庭や、地域、社会の問題だろうと突き返すことはしません。

教育を一手に引き受けているという自負があるからでしょうか、教育上の問題と指摘されると、文科省の指導のもと、学校教育の中で改善策が考えられ、実行されます。

例を挙げますと数年前まで実施されていた「ゆとり教育」です。Wiki に依りますと

ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは、日本において、1980年度(狭義では2002年度以降)から2010年代初期まで実施されていたゆとりある学校を目指した教育のことである。

とのこと。

内容は知識偏重、暗記重視の詰め込み教育をやめて、ゆとりを持って自分で感じ考え表現する力をもっと育んで行こうとするものでした。

具体的には学校で実施していた業者テストとそこで出される偏差値による進路指導をやめること、学習内容を減らすこと、総合学習の時間を設けるなどして生きる力の育成を図ることなどでした。

なぜこのような教育改革が行われたかというと、小・中学生の勉強が業者テストや入学試験対策に向かいがちで、塾通いが過熱していると思われたからでした。

生徒の学力を業者テストの偏差値で輪切りにし、それによって進路指導が行われていることは、学習指導の主導権が業者に握られていたようなものです。

これではいかんと気づいたのでしょう、改革が始まりました。まずは、業者テストと偏差値が悪者にされ、学校現場から追放されました。

安易に頼り過ぎた学校側の姿勢が悪かったということでもありそうですから、その姿勢を静かに改めれば良かっただけのこととも思われますが、とにかく連日新聞記事を賑わせながら、一大教育改革として、業者テストと偏差値の姿が学校現場から消されました。

ここには公立高校の入試問題のあり方、中学校の進路指導のあり方、進学を目指す普通高校への進路希望の集中=専門高校への志望の減少、塾に通わせる家庭の志向、社会や家庭、学校がもたらすべき価値観多様化の不足など、様々な問題があったのです。

学校が業者テストをしなくなり、偏差値を進路指導に用いなくなり、学習内容を減らせば問題が解決されるという問題ではありません。

業者テストは学校外で元気に生き残り、偏差値は元々便利で客観的な統計上のツールですから、合否の目安として活躍し続けました。

進路指導や高校入試の問題はなくなるはずもなく、依然として、十五の春を悩ませています。

学習内容の減少は、ゆとり世代の学力不足として懸念され、今はどんどん増やされています。

こういうことがあるので、教育問題マップを作り、個々の問題にきめ細かく対処法を検討していく必要があると思うのです。

さてその中で、理系不足、理科離れの一因として、中学校の理科を取り上げたいのですが、お固い話をくだくだと続けて来たので、今日はもうやめようと思います。続きはまたの機会と致します。

で、脱線します。
この頃、記事の更新が極めて少なくなりました。パソコンが故障してしまって起動しなくなり、スマホからの投稿になったことが第一の原因です。

パソコンについては「使っていないノートがあるのでどうぞ」とくださった奇特な方がいらっしゃるので、ほぼ使えるようになっています。しかし前のパソコンに入れてあったデータが取り出せないことに変わりはないので、まだ落胆が残っています。

暮には、家でスマホを使うことが多いので、家族のこともあり、光回線を入れることにしました。先日、外線工事も終わり、光が使えるようになりました。

パソコンは使えるし、光は入ったし、どんどん更新すれば良いのですが、実はもう一つ困ったことが起こっているのです。昨年末から愛用のコンパクトカメラが行方不明なのです。

これがあれば元気百倍なのですが、どこに潜ってしまったのかなかなか出て来ません。代わりのカメラはあるのですが、中身に未練があるのです。

というわけで珍しく鬱が晴れない momotaro ですが、ま、諦めればいいだけのことですから、遠からず元気が戻ってくるでしょう。

長々つまらぬことを書いてしまいましたねぇ
お付き合いいただいた方には心よりお礼を申し上げます。

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