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世界史のサプライズ?日本は? [日本考]

今日の記事は短いですよ。

今日は6月12日、米朝(順不同)会談開催の日です。メディアの関心も高まっています。

こんな形で歴史って大きく動くんですかねぇ?
こんな形とは、お騒がせのお二人が、どこか気が合って・・・

百余年前に日本に併合され、戦後起きた朝鮮戦争以来約70年も分断されいがみ合っていた国が融和に向かって、まずは終戦宣言が締結されるなんて事態が起きようとしているのですから、まさに歴史のサプライズですねぇ。

日本は、アベ外交は、最大限の圧力、圧力としか言っていませんでしたから、当然、蚊帳の外です。

話し合いが実現しそうになったら拉致問題の解決のことばかり唱えています。この問題が日朝間の棘になっています。

拉致問題は、拉致された当事者、家族のことを思えば罪深きことで許されることではありません。した国が悪いに決まっています。完全に解決しなければなりません。

しかし、日本政府に落ち度はなかったのでしょうか?
日本海側で多数の行方不明者が出ていたのに、何年もの間拉致を想定できず、沿岸警備が甘かったという点に非はなかったのでしょうか?

小泉外交で、拉致問題を北が認め解決の方向に動き出しました。そして一部の人たちの帰国が実現しました。その折、約束に反して、朝鮮に返すことなく完全帰国させました。

これで日朝間の融和の動きは遮断されました。

あの対応でよかったのでしょうか?
とにかく拉致された人を取り戻すことができたのだから前進だと見るのが一般的ですが、ニ十年以上長引いてしまった拉致の現状です。帰国の喜びは間違いないでしょうが、それきり今や生活の拠点である北朝鮮に帰れないことになった人たちにとっては、二度目の拉致に遭ったような、そんな気はしなかったでしょうか?

長い時間が経ってしまった拉致問題の解決は、ただ原状に戻せば良いというものではなくなってしまったような気がします。両国が国交を回復し、信頼を回復し、往来が自由になって、責任とか補償とかの問題を解決していくという方法しかないのではないかと思います。

拉致問題は人の人生をもてあそぶ、大変重大で深刻でデリケートな問題です。そんな火中の栗を拾うようなことですから、私もまったく拾いたくありません。でもなぜか北朝鮮というと「拉致、拉致」と叫んで(政府もマスコミも)この問題をまず解決せよという外交姿勢には疑問を感じざるを得ません。

拉致問題は重大ですが、アベ政権の外交姿勢や、頻発するヘイトスピーチ問題などを見ていると、拉致問題をことさら日朝間の棘にしておこうという意図のほうを感じてしまうのです。

世界史が、信頼が置けるのかどうかわかりませんが、大きく動こうとしている時に、この問題ばかり言っていていいのでしょうか、日本は?

結構長くなってしまいました、ごめんなさい。

写真が一つもないのも寂しいので、一枚。今朝のTBSより拝借します。

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